先を見た行動

 

先日のブログでもお伝えしたように,高2生の集団指導コースは早々に定員に達し,募集を停止しております。

この学年はどの生徒も志望校が確定しており,受験に向けての学習を日々進めています。

 

当塾では高2生に対し,毎週火曜日に数学演習の授業を実施しております。

高2生の11月までは繰り返し数学 IA のセンター形式の演習・解説を行ない,12月以降は数学 IIB と数学 IA を 3 : 1 の割合で実施し,来るべき本番に備えるというものです。

 

数学 IA は高2生にとって現時点でも取り組める入試科目ですし,理系・文系を問わずセンター試験で 90% 超を狙うことができる科目です。

「志望校が〇〇大学だから 75% でよい」などという考えは私にはありませんし,生徒にギリギリを狙わせるのは私の考えに反します。

そうならないようにするためにも,数学 IA に関しては早い段階から毎週にわたって良質な問題を時間を計って解き,その解説の講義を受け,振り返りをさせることに意味があると私は考えます。

多くの高2生が目の前のことに必死 (数学であれば IIB を熟すことだけで精一杯) で,数学 IA は疎かになってしまうケースがほとんどですからね。

 

高2生のこの時期から繰り返し数学 IA に取り組むというのは,常に先を見た行動をするという当塾のポリシーに沿ったものであり,漢字検定の取り組みも同様の考えから行なっています。

長い目で見て生徒たちに何が必要なのかを考えると,私たちの出す結論は目先の定期テストや各種模試に向けた急場凌ぎの短絡的な対策ではなくなるというわけです。

 

さらには,恰も簡単に得点が上がるといった方法論やメソッドが書籍や様々な媒体で紹介されていますが,傾向が変わったらアウトというような “当て物の指導” を当塾は行ないません。

数学だけに限った話ではありませんが,受験対策において安易な近道ほど危険なものはないのです。

 

常に先を見て行動し,日々努力を積み重ねることで成績向上や志望校合格を実現するとともに,生徒たちが将来の夢へ一歩ずつ近づいていく。

これが私たちの実践する教育であり,目指す姿なのです。