教え子が結婚式の招待状を持って挨拶に来てくれました。
私はこの仕事を始めて19年目を迎えました。
教え子が立派に成長していく姿を見れることもこの仕事の醍醐味だと考えております。
小・中・高または中・高という多感な時期である子どもたちの成長に携わり,一緒に大笑いすることもあれば叱りつけることもあり,悔し涙はもちろん嬉し涙を共に流すこともあります。
彼らが塾内で過ごす時間は決して短くありません。授業だけでなく自習にも来て,塾の開いている日にはほぼ必ずやって来る。
そんな日々を 5年ないし 6年,あるいはそれ以上を目標を持って共に過ごすわけですから,塾を巣立ってからも大学生活や就職の相談に乗ったり,時には食事に行ったりと交流が続きます。
これまでも教え子の結婚式には度々出席してきました。
どうしても仕事の都合が合わずに出席できなかったものもありますが,招いてもらえること自体が幸せです。本当にありがとう。
教え子の晴れ姿を見れることが嬉しいのはもちろんのこと,その教え子のご両親や兄弟姉妹にも久々に会えるということも楽しみの一つです。
また,教え子の勤め先の上司の方や同僚とお話させていただくことも楽しみの一つです。
その話から,立派に歩むことができている,成長できている,そして職場でも大切に育ててもらっているということを強く実感します。
披露宴で新郎・新婦の生い立ちをスライドショーで振り返るというのがありますが,その中で塾内で撮った写真が登場するとほぼ毎回泣いてしまいます。
ですから,私が教え子の結婚式に出席するときはハンカチは必携です。
共に歩んだ日々を思い出し,その教え子の今後の成長と幸せを祈念しつつ,私は分けてもらった幸せを明日からの活力にする。
教え子の結婚式への出席は,私の活力源であると言っても過言ではありません。