日本史の学習

2015.06.03_for blog_001

 

当塾の高2生集団指導コースに在籍する生徒16名のうち,8名が日本史選択です。

理系が 3名,文系が 5名という内訳で,理系で日本史という “渋い選択” をする生徒が多いことが嬉しいです。理系なら地理とか誰が決めたのでしょうねぇ。

 

かくいう私も理系の日本史選択でありました。

学んだ量がダイレクトに得点に反映される日本史は私の得意科目であり,各種模試やセンター試験本番においても15分とかかりませんでした。

日本史の指導を担当しておりませんが,センター直前期には毎年受験生諸君とセンターパックの日本史の問題で得点を競い合っています (負けたのは一度だけ)。

 

受験生時代,私は日本史をかなりやり込んだと記憶しています。

昼食をとりながら,友人たちと “高校生クイズ” ばりの難問奇問をぶつけ合っていました。

 

今回,多くの高2生たちのテスト範囲であった 7世紀までの範囲でいうと以下のような出題になります。

 

1. 磐井の乱を鎮めたのは誰か。

2. 崇峻天皇を暗殺したとされるのは誰か。

3. 日本において条坊制が初めて採用されたのはどこか。

※ 4. 『岩宿の発見』を著した相沢忠洋の本業は何か。

※ 5. 1784年,志賀島で金印を発見したとされる農夫の名を答えよ。

 

A.  1. 物部麁鹿火 2. 東漢直駒 3. 大宰府 (都に限定すると藤原京)  4. 豆腐屋 5. 甚兵衛

 

どれも教科書範囲を逸した,いわば “趣味の領域” であり,だからどうしたいう類のものです。

当然ながら定期テストや入試には出題されないものばかりでしょうし,出題されたところで得点差にはならない部分ですから,ここに時間をかけるくらいなら本流の部分をしっかり学ぶべきです。

先日の日曜日,自習室で日本史の学習に取り組んでいた当塾の日本史好きの生徒たちに上記の問題 (上記は一部) をふっかけると,知的好奇心に火がついたのか目を輝かせまくっていました。

 

私が受験生時代に取り組んだものは,山川出版社の教科書と用語集・図録の読み込み,そして『書き込み教科書』くらいのもので,あとは高校のワークをしっかりやるという感じです。

日頃はもちろん定期テスト前に流れや用語に関してしっかり把握しておりましたから,受験前だからといってバタバタしませんでした。

受験対策という観点では,高3生の夏に軽く自分で予習した近現代史の確認と苦手だった文化史の確認のために Z会の問題集 2冊に取り組んだのみです。

 

社会の各科目は,教科書をしっかり究めればセンター試験で 9割とることはなんてことありません。二次にも十分対応できると文系の友人たちも言っていました。

もちろん “究める” というのは上っ面の用語のみ暗記しまくるということではなく,流れや背景をもしっかり理解しつつということです。

日本史に限ったことではありませんが,基礎知識 (各種用語・背景) と流れが欠落した状態で無暗に問題集をやり込んでも点数には結びつかないのです。

 

日頃の学習を大切にし,あれこれ手を出さずにとにかく基礎を徹底的に固める。

これと決めた 1冊を究める《続編》』の回にも申し上げましたが,このことはあらゆる科目の学習に通じていることです。