『冬特講 2015』 3日目

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『冬特講』が最終日である 3日目を迎えました。

本日は受験学年である中3生と高3生に絞り,15時までは授業を,以降は自習対応および質問受付を行ないました。

 

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高校受験,大学受験を問わず,この時期は講義を聞くだけでなく,授業や自習の中で生じた疑問点をいかに解決していくかが重要です。

当塾が “集団指導 + 個別指導” にこだわるのはここにも理由があり,単に授業を聞き流しているだけ,または授業を垂れ流しているだけでは真の実力はつかないと考えております。

これまでのブログでも申し上げているように,対面教育ならびに授業内外の対話が当塾の強みなのです。

 

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中3生には 3名の教員が,高3生にはそれぞれ化学・物理・生物を担当している理系教員 3名が自習対応および質問受付に入りました。

どの教員も日頃から彼らに授業を行なっている教員ですから生徒たちも気兼ねなく質問することができますし,教員から声をかけて授業時や演習時に気付いたことのアドバイスを行ないました。

彼らはこの時間を使い,この 3日間で学んだことの振り返りを行なったり,教員に質問して自習中に生じた疑問点を解決したりと有意義な時間を過ごしました。

 

当塾の『冬特講』のような集中講義の最後に,中学生などはまとめの位置づけでテストを行なうものもありますが,当塾は『冬特講』においてはそういったものは行ないません。

受験生にとって,この時期に学習に励むのは言わば当然のことですし,受験直前のこの期に及んで「まとめのテストがあるから頑張る」という考え方そのものが間違っています。

 

最終日にまとめのテストがあるからと,指示された事項をわずかな期間で暗記したり,授業で取り扱った問題そのものを暗記したりというのは後にはつながりません。

そのテストで得点が取れたことで達成感は残るかもしれませんし,根拠のない自信もつくかもしれませんが,正月が明けるころにはその暗記した事項がまるっと抜け落ちる可能性さえあります。

つまるところ,これも私がこれまでのブログでも申し上げてきた “その場凌ぎ” や “急場凌ぎ” に過ぎないというわけです。

中学校の間や高校入試はこれで乗り切ることができても,高校に進学後はそうはいきません。高校への進学は決して最終目標ではありませんからね。

 

暗記というものは教科を問わず必要ですが,“時間をかけて熟成した暗記” と “短期で無理に詰め込んだ暗記” のどちらに価値があり,後に残るか。その答えは明白です。

当塾は学習意欲の高い生徒が多いことからも,そのようなテストを実施するくらいなら,その時間を自習対応や質問受付に充てて,生徒たちの理解を深めるサポートをすべきと考えております。

 

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先日のブログでも紹介したように,『夏特講』のかき氷に続いて,この『冬特講』ではカップ麺を生徒たちに振る舞いました。

授業中や自習中は当然ながら,授業と授業の間の休憩時さえもピシッと過ごしてくれる当塾の塾生たちですが,カップ麺を食べた夕食時は非常に賑やかでした。

 

しかし,夕食後から授業開始までは私たちから指示されるまでもなく,中3生から高3生までの全生徒が自習を開始。

トイレに行くために離席する生徒はいるものの,私語をしている生徒や携帯電話に触れる生徒は皆無でしたし,居眠りをしている生徒も皆無でした。

当塾の生徒たちはけじめをつけられる子ばかりですし,何より目的意識を持って受講してくれていますから,私たちから敢えて注意する必要さえないというわけです。

 

体調不良等による欠席もなく,『冬特講』は滞りなく終了しました。

11月下旬で定員となった学年もあり,12月になってからは『冬特講』の受講生の追加はあったものの,キャンセルは 1名たりとも出ませんでした。

ここにも,当塾の塾生ならびに保護者様各位の意識の高さを感じます。

 

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生徒たちが帰宅した後,大掃除を行ないました。

教室やホワイトボード,そして机・椅子があるからこそ,私たちは授業をすることができます。掃除はこれらに対する感謝の心の表れでもあります。

当塾は日頃も掃除はマメに行なっている方だと思いますが,本日は大掃除ということで教員 6名で分担して教室や廊下,トイレなど隈なく 2時間にわたって実施しました。

塾生のみんなに整った環境で気持ちよく学んでほしい,私たちはそうも願っています。

 

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本日で当塾の2015年の指導がすべて終了となりました。

開塾からちょうど10ヶ月が経ち,素晴らしい生徒たちと共に新年を迎えられることを非常に嬉しく思います。

2016年には私の塾教員としてのキャリアが20年目となりますから,進路探究塾 Mirai にとっても更なる飛躍の 1年とするべく教員一同頑張っていく決意です。