『大学で何を学ぶのか』

 

文科省が発表した平成26年度の学校基本調査によると,過年度生を含む高等学校卒業者に占める大学進学率 (短大を除く) が51.5%に達し,統計上初めて過半数に達したとのことです。

 

私の頃のそれは約25%でしたから,倍増していることがわかります。

当時はおよそ 4人に 1人だった『大卒』の資格が,これからは 2人に 1人の時代に突入することになります。

 

『大学で何を学ぶのか』

 

何を学びたいのかを明確にすることなく,ただ大学に入学したに過ぎないという学生が数多くいると聞きます。

もちろん,私が大学生だった頃にもそのような学生は一定数存在しました。

しかし,これだけ大学進学率が上がってくると,そのような学生の数は当時とは比較にならないほどに多くなっていると考えられます。

 

一般教養が不足している大学生,入学して専門科目を学んでいくにあたり求められる基礎学力が欠落している大学生。

そのような学生が最高学府である大学で学ぶ資格があるのか,また,そもそも大学に通う必要があるのか甚だ疑問です。

基礎学力と一般教養はもちろんのこと,受験という試練を通じて身につけた論理的思考力と忍耐力が,子どもたちが将来活躍していくうえで不可欠なのです。

 

進路探究塾 Mirai では,子どもたちに『大学で何を学ぶのか』を明確にしたうえで志望校・学部 (・学科) を選定させています。

これは,当塾の将来設計指導取り組みの一環でもあります。

 

私は18年間の塾教員のキャリアにおいても,とにかく拘ってこのことを子どもたちに指導してきました。

「〇〇大学ならどの学部でもよい」というような安易な選定は絶対にいけません。就職の際に躓く典型的なケースと言えるからです。

 

高校入試はもちろん,大学入試さえもゴールではない。

同時に,志望校合格に向けた準備を徹底的に行なって学力・教養を獲得するのはもちろんだが,それは志望校合格だけを目的としたものであってはならない。

これは進路探究塾 Mirai の拘りであり決意でもあり,私が塾教員として貫いてきた信念でもあります。

 

社会人となった私の教え子たちは様々な分野で活躍してくれています。

医師や公立病院の薬剤師,または看護師として医療に携わる者,エンジニアとして企業で研究に携わる者,小学校・中学校・高校の公立学校および大学で教育に携わる者。

上記はほんの一例に過ぎませんが,明確な夢や目標を持ち,その達成に向かって弛まぬ努力を重ねてきたからこその結果だと考えます。

 

彼らが私の元で学んでくれていた頃から随分と時間は経ちましたが,いまだに交流が続いています。

昔話に花が咲くだけでなく,彼らの仕事上の相談に乗ることもあります。

 

なお,彼らとの交流を通じて私が得た情報 (仕事のやりがいやいわゆる現場の声) は生徒たちに還元しています。

これを進路探究塾 Mirai で学んでくれている生徒たちにとっての将来に向けた指針の一つとして心に刻ませ,夢を単なる憧れだけで済ませることのないようにという願いからです。