自習室での 1コマ ②

 

先日のブログ『自習室での 1コマ』に続く第2弾です。

 

岐阜高に通う高2生が単語の学習に励んでいます。

毎週末に私の授業で実施している単語テストの準備なのですが,生徒たちにはとにかく書いて覚えるよう指示しており,彼はそれを実践しているのです。

 

センター試験レベルだけでも約4,000語から4,500語にのぼる量の単語を覚えきるには,筆記具を用いて書くという作業からは逃れられないと私は考えております。

初動の段階から見て覚えるとか,ましてやスマートフォンのアプリで覚えるなどということは愚の骨頂です。

2周目・3周目の段階に至ってから見て確認するのは効果的ですが.それは 1周目をきっちりと熟したうえでの話です。

 

テスト範囲は『速読英単語』の 8ページ分から12ページ分と設定しており,生徒たちには毎週のテストに向けて最低 3時間を確保するよう指示しています。

私の考えるこの 3時間というのは 6日間30分ずつ,または前半 3日間40分ずつと後半 3日間20分ずつのイメージです。

これがテスト前日や当日にまとめて 3時間を確保するというのは単なる “その場凌ぎ” であって効果性は薄れてしまいますから,生徒には 6分割を納得してもらったうえで徹底させています。

 

これまでのキャリアにおいても,私は同様の取り組みを生徒たちに実践させてきました。

素直な気持ちでこれをきっちりと熟した生徒たちは,理系・文系を問わずセンター試験の英語科で 8割を切ることはありませんでした。

何より単語・連語をひたすら書いて覚えているために二次の記述でも活きてくるのです。