次に向けた取り組み

 

高校生は定期テストが終わり,次に向けた取り組みを開始しています。

一例を紹介すると,理系の地理選択の生徒と文系の公民科目 (倫理政経・現代社会) のセンター対策として,多くの高2生が Z会出版の『解決!センター』シリーズに取り組み始めました。

 

写真は自習室で撮影したもので,この生徒は昨日から取り組み始めたとのこと。

『解決!センター』シリーズはまだ買ったばかりですからピカピカであるのに対し,『速読英単語』は既に良い感じで使い込んでいますね。まだ高2生ですが。

 

彼らは来年の 4月までに『解決!センター』シリーズを 2周取り組みます。それらの科目に早い時点で目途をつけ,メイン科目の学習に時間を充てるための,まさに “長い目で見た取り組み” です。

教科書や用語集と向き合いながら『解決!センター』シリーズで基礎力や着眼点を身につけ,それでもって高3生の夏以降は総合問題演習に取り組むという算段です。

 

「高3生の夏から挽回!」または「部活を引退してからが勝負!」などと謳い,短期間で結果を出そうという “付け焼刃的な” 手法を当塾は真っ向から完全否定します。

これらは,根拠の乏しい「短期間で確実に痩せる!」等の謳い文句と何ら変わりありません。幸運にも “うまくいく人がいる (かもしれない)” というレベルに過ぎず,もはや当て物に等しいのです。

学力は一朝一夕に身につくものではありません。長い時間をかけて熟成させるもの,それが学力であると私たちは考えます。

 

以前にもブログで紹介したように,高2生の当塾の授業では数学 IA国語のセンター対策はすでに始まっていますから,ここも抜かりなく仕上がります。

高3生の夏前に二次対策を開始するべく,当塾の高2生たちは着々と準備を進めているのです。

高2生といえば『進研模試』も近いですが,これまでのブログでもたびたび紹介しているように,当塾ではその対策や過去問の類は一切行ないません。はっきり言って時間の無駄です。

そんなものを使って獲得した点数は虚像に過ぎませんからね。根拠のない自信はつくかもしれませんが。

 

彼らは来年 5月・8月の『全統マーク模試』,『全統記述模試』,そして11月の『全統マーク模試』,『全統記述模試』,大学別模試で大暴れすることでしょう。

もちろん,『進研模試』と同様にそれらの過去問や予想問題は一切行ないません。早い段階から細かな準備に取り組んでいますから,直前にバタバタする必要もないわけです。

センター試験や入試本番で結果を残すための取り組みを長期間にわたって行なう。先日のブログでも申し上げたように,これが進路探究塾 Mirai の指導なのです。

 

付け焼刃的な対策を繰り返し続けて,模試では結果や判定が出せても実際の入試で結果が出せなければ意味はありません。

真の実力をつけるためには時間がかかるものです。中学生にも当てはまることですが,楽をして結果を出すことに味を占めた学生は,その先の人生において必ずどこかで躓きます。