本日は『冬特講 2015』の 2日目です。
本日も昨日のブログに引き続き,当塾の『冬特講』の指導概要や位置付けを紹介します。
今回のブログは高1生から高3生の指導概要の紹介です。
高3生は12月27日(日) から一足早く『冬特講』に突入しており,31日(木) までの 5日間と 1月 4日(月) の計 6日間の実施で,演習も含めた指導時間数で言うと約60時間に上ります。
26日(土) までは通常授業期間で二次試験対策指導とセンター試験対策指導を並行実施していましたが,『冬特講』期間の 6日間はセンター試験対策指導に絞っています。
開講科目は英語・数学・国語はもちろんのこと,理科は化学・物理・生物 (基礎科目も含む),社会科は日本史・地理・倫理政経・現代社会まで対応しています。
世界史と公民の各科目,地学を除いては日頃から二次対策指導ならびに質問受付も行なっており,ほぼすべての大学が入試において求めてくる科目をカバーしている形です。
当塾は “全科指導” が特徴ですから,運営の都合で例えば理科は化学だけしか開講していないとか,さらには理科そのものが指導できないなどということはありません。
この『冬特講』においても,それぞれの生徒にとって必要なすべての科目の “演習 → 解説・講義 → 質問受付” を繰り返し,来るべきセンター試験本番に向けて調整を行ないました。
写真は物理の演習後に質問受付をしている際の様子で,電磁気の単元のコンデンサーの話で盛り上がっていました。
高1生と高2生は科目とテーマを絞って講義および演習を行ないます。
高1生は古典文法のまとめと数学 IA のセンター試験型演習を 2セット,高2生は英語と数学 IA のセンター試験型演習,日本史選択生は中世の講義,それ以外は古典の講義を実施します。
この『冬特講』においても,先日のブログでも紹介した『学年を縦断して数学 IA の対決』を実施しました。
使用したのは河合出版の『センター試験対策問題パック 2016』で,この日のために該当全生徒分を用意したものです。
学年を問わず時間は本番と同様に60分とし,『冬特講』を受講している高校生と,先日も数学 IA のセンター試験型演習で90点を獲得した中3生が 1名の計30名が参加しました。
河合出版の『センター試験対策問題パック』は精選された良質な演習用問題であるうえに,数あるセンターパックの中で最も本番に近い難易度で作成されていると思います。
私はこれまでにも,京都大に進学した教え子や名古屋大に進学した教え子をはじめ,歴代の教え子たちにも同様に取り組ませてきました。
毎年にわたって良質な演習用問題をご提供いただけることに感謝です。ありがとうございます。
『センター試験対策問題パック 2016』を使用した,本日の『学年を縦断して数学 IA の対決』の学年別結果は以下の通りです。
高3生の平均点は89.2点と,本番に向けてなかなかの仕上がりとなっています。
なお,最高点は100点 (岐阜北高・理系) で,彼は同パックの数学 IIB の結果が80点でしたから,合算して 9割到達となりました。
彼に限らず,どの生徒も他の科目においても得点力がついてきていますから,1月16日(土)・17日(日) のセンター試験本番でそれぞれが望む結果を残してくれるものと確信しています。
高2生15名の平均点は70.9点と,この10ヶ月間,毎週にわたって数学 IA のセンター試験型演習に取り組んできた成果が確実に出てきています。
最高点は100点 (岐阜高・理系) で,以降は88点 (長良高・理系),86点 (岐阜高・理系),84点 (岐阜東高・文系),80点 (岐山高・理系),80点 (長良高・理系) と続きます。
どの科目も順調に力をつけているうえに,来月から集団指導において数学 IIB のセンター試験型演習に入っていきますし,今後が本当に楽しみな生徒たちです。
高1生の平均点は57.3点と,まだ数学 IA が学校でも終了したばかりという生徒が大半でしたし,力量の点でも,時間管理の点でもまだまだというのが率直な感想です。
高2生たちが取り組んできたように,今後は彼らも通常授業で毎週にわたって演習を繰り返していきますから,1年後の時点でどう成長しているかが見ものです。
なお,最高点は84点 (長良高・理系) でした。
最後に中3生の 1名です。
結果はなんと100点でした。先日のブログでもお伝えした,Z会模試に続くパーフェクト。本当に末恐ろしいです。
まだ中3生でありながら,驚愕の結果とその仕上がり具合に,『学年を縦断して数学 IA の対決』に参加した高校生の諸君も,私たち教員も脱帽といった感じでした。すごい…。
中3生から高3生まで30名の平均点は72.1点となりました。問題が易しめだったのか,それとも当塾の生徒たちの得点力があるからの結果なのか。
当塾には日頃から模試や授業時の一斉演習等で数学 IA において 9割を超える生徒が多く在籍していますし,比べる指標がありませんから何とも言えません。
学年を問わず,得点が良かった生徒も芳しくなかった生徒も復習に取り組み,“来るべき時” に向けてどの生徒もそれぞれ自身の課題を見つけているようでした。
これが “安易なもの” を用いて残した結果ではなく,彼らの努力の積み重ねにより残した結果であることが私には何より嬉しいです。
最後に,『対決』などと銘打っておりますが,多くの生徒が笑顔でこのイベントに臨んでいました。
高3生は笑顔で「負けるわけにはいかない!」,下級生は「先輩に勝ちたい!」などと,多くの生徒が “愉しみながら” 取り組んでくれていたことが微笑ましくもありました。
もちろん下級生たちは日頃の自習室等での高3生たちの頑張りを見て敬意を払っていますが,当塾の生徒たちは学年の垣根を越えて称え合い,認め合える間柄でもあるというわけです。