本日,高3生の入塾受付を打ち切りました。現在の集団指導コース16名と個別指導コース 4名で大学入試へ向かいます。
今後は欠員が出ても,追加募集を行なわない予定です。
当塾の高校部各学年の定員は集団指導コースが16名,個別指導コースが 4名の “少人数定員制” としています。
これを私を含めた各科 8名の教員で指導にあたっておりますが,私はこれ以上の生徒数になると正直厳しいと考えております。
中には高3生だけで 50名や100名の生徒数を抱える塾もあると思います。
しかし,良好な自習環境の提供,質問受付ならびに二次の添削指導のことを考えれば,生徒数が増加すればするほどその質は確実に下がります。
講義をするだけとかテレビを見せるだけなら生徒数は多くてもいいのですけどね。当塾は全科目とも対面指導ですからそうはいきません。
先日のブログでも触れましたが,塾の教育を “商業ベース” で考えるかそうでないかによって,こういった定員というのは決まってくるものだと思います。
以前のブログでも紹介したように,当塾の今年度の高3生には突出して学力の高い生徒はいません。
全体を見渡しても,表現は良くありませんが学力的には「平凡」という言葉がぴたりと当てはまります。しかし,コツコツ取り組むという観点ではどの生徒も「非凡」寄りです。
私は今年で塾教員としてのキャリアが20年目となりますが,歴代の学年の中でも,いろいろな意味で非常に楽しみな学年になりました。
話は変わりますが,入試が落ち着くまでの間,基本的にこのブログ上において高3生の模試結果等の成績情報を開示しません。なお,当塾は昨年度もこのようにしておりました。
来春に結果が出ててから,高3生諸君の頑張りならびに当塾の 2年目の成果を皆様にご覧いただこうと考えております。
上記のように考えるのはいろいろと理由がありますが,その最たるものは以下の理由からです。
ブログ上で「○○模試で □□大学 A判定!」などと顔出しで掲載しているのに,その塾の翌春の合格実績にその大学の名前が見当たらない。
残念なことではありますが,こういうことを平気でする塾があります。仮に宣伝目的だとしたら,“出汁” にされた生徒が不憫でなりません。
数ヶ月後に控えた入試での合格を確実なものにするべく,その生徒を鼓舞する目的で掲載したものなのか。または,本番はたまたま実力が発揮できず,残念ながら不合格となってしまったのか。
真相はわかりませんが,いずれにしてもその生徒が可哀想です。変なプレッシャーに押しつぶされた可能性もあるわけですし。
私は塾の教員としてだけでなく,受験生の子を持つ親でもありますから,この件に関しては懐疑的というか否定的な見方をしております。
あくまで模試は模試。以前のブログでも紹介したように,模試の結果や志望校判定は “合格保証” ではありませんから,一喜一憂すること自体が時間の無駄です。
模試結果は途中経過に過ぎないわけですし,模試で得点できても本番で得点できなければ合格を勝ち取ることはできないのです。
スポーツで言えば,練習試合で勝てても公式戦で勝てなければ意味がないのと同じです。
来春の大学入試ならびに社会に出てからも非常に楽しみな高3生たち,そして私のほか 7名の教員とともに,ここからの 8ヶ月を有意義なものにするべく指導に専念したいと思います。