付け焼刃ではない,真の実力育成

 

先日,『塾生たちの頑張り』のページにて,今年になってから入塾した中3生の成績向上に関して紹介致しました。

 

今回のブログは,入塾から 1年あまりを経て大きく成績を向上させた生徒を紹介します。

なお,彼は以前のブログでも紹介したことがあり,2015年 7月の入塾から 1年で定期テスト 5科得点を 3倍に引き上げる (136点 → 408点) など大きく成績向上を果たしています。

 

5月は 5科で268点に過ぎなかった実力テストの得点が,8月には375点,11月には416点に達しました。

英語は45点,81点,90点と推移し,数学は68点,86点,100点と推移するなど,目を見張るレベルで成績を向上させました。

彼はこちらが提示してきた課題をきっちりと熟し続けてきましたし,質問も頻繁にしてくれます。長期間にわたる積み重ねがこの成果を生んだと言えます。

 

彼の成績向上の推移や,先日紹介した生徒たちの成績向上の推移を見て,改めて成績向上は時間がかかるものだと思いました。

過去問や予想問題に勤しむなどして,短期間で育成した付け焼刃の得点力では,その先,つまり高校進学後に大きな大きな “負の遺産” を残すことになってしまいます。

 

公立高受験まで間もなく100日を切る現状において,当塾の塾生に限らず,全国に散らばる公立中の中3生は誰もが志望校合格に向けて日々努力していることでしょう。

しかし,高校受験合格および高校進学が,大学受験や就職など “次の進路” へ向けた第一歩に過ぎないのであれば,中3生にとっての今の努力は次を見据えたものでなければなりません。

進路探究塾 Mirai は高校受験を直前に控えた中3生に対しても,常に彼らに “次” を意識してもらえる指導を展開しています。

 

高校受験を乗り越えることだけを目的とした “付け焼き刃” の指導に,果たして意味があるのか。

これは,私が以前から警鐘を鳴らしてきた事柄です。