塾長ブログ


進路探究塾 Mirai 塾長のブログです。

教え子との再会 Vol. 024

 

当塾の卒塾生 ( 2期生) で,名古屋大に通う教え子が就職の報告で Mirai を訪れてくれました。

 

先日のブログで紹介した京都大の教え子に続き,彼女も誰もが知る大手企業への就職を勝ち取りました。

Mirai の卒塾生が続々と社会へ出て行くことが嬉しいですし,卒塾生諸君には日本のみならず世界を豊かにするべく頑張ってほしいものです。

 

私が彼女を指導するようになったのは,彼女がまだ中学生だった頃です。

岐阜高の合格の際は現地で喜びを分かち合いましたが,あれからもう 7年近い月日が流れたことに時の流れの早さを感じずにはいられません。

 

 

私は彼女の名古屋大の合格発表も現地で見ており,高校受験・大学受験ともに合格発表の場で喜びを分かち合った数少ない教え子の 1人です。

 

なお,高校の合格発表はもう何年も行っておらず,彼女たちの代が最後になります。

今春は大学の合格発表も新型コロナウィルスの影響で多くが Web 上での実施となり,現地で喜びを分かち合うことができず残念な思いをしました。

 

もしかすると,近いうちに高校入試の合格発表も Web での実施が主流となるかもしれません。

例年通り,来春も掲示での実施があるようであれば,久々に高校入試の合格発表を見に行こうかなあと考えています。

 

大学入試に記述式問題を課すことの是非

 

先日のブログでも申し上げたように,私は大学入試で記述式の問題を課すことに賛成の立場ですが,共通テストで記述式を導入するということになると反対の立場です。

 

一部の報道でも見られた採点者に関する懸案,何より採点基準が不明瞭であること,そして受験生が自己採点ができない等,問題は山積しています。

記述式は各大学にて実施する個別試験 (二次試験) で課せばよいというのが私の考えです。

 

採点を簡素化するために解答が固定されるような記述式,例えば国語科の書き抜きの出題等になってしまうのであれば,あえて記述式の出題にする必要はありません。

共通一次,そしてセンター試験から脈々と続いてきた系譜,なぜマーク式なのかということを考えれば,夥しい数の受験生が挑むテストで記述式を導入することがいかに愚策であるかわかります。

 

実際,共通テストで記述式を導入すべきと考える大学はわずか 15% に過ぎず,国公立大にいたっては 6% しか肯定的な回答がなかったと新聞記事でも紹介されていました。

共通テストにおける記述式の導入は,開始時期を明記しない “無期限延期” の扱いのため,このままお蔵入りになるものと思われます。

 

2020年10月28日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : ito

教え子との再会 Vol. 023

 

先日,教え子とゴルフへ行ってきました。

 

私が彼と知り合った頃,彼はまだ小5生でした。

彼は大学合格まで生徒として 8年,大学入学後はアルバイト講師として院 (修士) 卒まで 6年を共に過ごし,現在は大手電子部品メーカーのエンジニア (研究開発職) として活躍しています。

 

生徒の頃から彼は非常に模範的な存在で,アルバイト講師として力を貸してくれていた頃も多くの塾生から慕われていました。

 

 

私との付き合いは今年で16年目となりますが,社会人となった今もこうして交流があることが非常に嬉しいです。

先日のブログでもお伝えしたように,長きにわたって成長を目の当たりにしつつ,関わっていけるところが塾教員の醍醐味だと私は考えます。

 

少人数制だからこそ

 

当塾は開塾時より “少人数定員制” にて指導を行なっております。

 

中学生・高校生の各学年の定員は集団指導コースが16名,個別指導専科コースが 2名の計18名に設定しています。

集団指導コースにおいては複数クラスの設定はせず,各学年とも 1クラスの設定です。

 

現在,中1生と中3生の集団指導コースがそれぞれ上限の16名に達しており,募集を停止している状況です。

募集を停止してからも入塾を希望されるご家庭から数件お電話をいただいたものの,心苦しい限りではありましたがお断りさせていただきました。

 

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当塾が少人数指導にこだわる理由は,毎週の懇談や質問受付を含む授業外指導,さらには添削指導を円滑に進めるためです。

もちろん,授業中に全生徒へ目が行き届くようにすることは当然ながら,自習室の席数を確保する目的もあります。

 

日々の授業指導に加え,懇談や質問受付対応,そして自習室をうまく活用した子どもたちの頑張りの積み重ねの成果が当塾の合格実績なのだろうと思います。

 

教え子との再会 Vol. 022

 

当塾の卒塾生 ( 2期生) で,京都大に通う教え子が就職先内定の報告を兼ねて Mirai を訪問してくれました。

 

彼は来春より,誰もが知る IT 最大手の企業に就職します。

日本,そして世界を豊かにするべく頑張ってほしいですし,利他の精神にあふれる彼なら素晴らしい仕事をやり遂げてくれるだろうと期待してやみません。

 

今回は久しぶりの再会でしたが,10年後のビジョンを語るその姿に彼のさらなる成長を感じました。

 

初めての通知表《中1生》

 

中学校の前期が終わり,当塾に通う中学生から通知表の提出が相次ぎました。

今回のブログは,中学生になって初めて通知表を受け取った中1生にスポットを当てて話をさせていただきます。

 

当塾には 5科でオール 5を達成する生徒は多数おりますが,中1生は今回 4名が 5科でオール 5を達成してくれました。

 

当塾の中1生は16名の在籍ですから,実に 4名に 1名が 5科でオール 5を達成している計算で,率でいうと 25.0% です。

定期テストの頑張りはもちろん,日々の授業態度や学習に対する姿勢,そして提出物がきっちりとなされているからこその結果なのでしょう。

 

しかし,残念ながら,今回は 9科でオール 5の達成者はいませんでした。

44が 2名,43が 1名と非常に惜しい結果の生徒もいましたので,後期・学年は達成できるよう奮起してほしいものです。

 

 

先日のブログでもお伝えしたように,この学年は小学部から当塾で学んでくれている生徒たちを中心によく頑張ってくれています。

やはり,小学生のうちに確たる学習習慣を身につけて中学校に進学すると,良好な結果が出やすいのだと改めて確信しました。

 

なお,中1生の通知表平均は 5科が 21.8,9科が 36.4 という結果でした。

いずれも当塾の中2生・中3生の平均結果にはおよばなかったものの,初めてにしてはよく頑張ったと思います。

 

大学入学共通テスト

 

『大学入学共通テスト』がおよそ100日後に迫り,受験生の緊張感は日を追うごとに高まってきています。

 

『大学入試センター試験』では平均正答率が 6割になることを目安に作問がなされていたそうですが,『大学入学共通テスト』は平均正答率が 5割になるように作問する方針だそうです。

つまり,各大学のボーダーラインも変動 (下振れ) することが想定され,大手予備校のボーダーライン予想を見ても昨年までのものとは様相が大きく異なります。

 

 

とは言っても,作問ポリシーが変更になろうと,出題形式が変更になろうと,得点が取れる受験生は変わらず得点できます。

作問ポリシーが変更になると言っても教科書レベルを超える出題が連発するわけではありませんから,長い時間をかけ,基礎をしっかりと築いておけば恐れるに足りません。

 

『大学入学共通テスト』では英語・国語だけでなく,数学でも読解力が求められています。

しかし,幼い頃から読書に勤しみ,論理的思考力を築いてきた受験生にとっては,『大学入学共通テスト』で求められる読解力は苦になるものではありません。

 

読書を敬遠してきた受験生や,いわゆる “テクニック” で解答することに慣れている受験生は『大学入学共通テスト』で苦戦を強いられることでしょう。

また,『大学入学共通テスト』は来春に初めて実施されることから過去問が存在しませんので,事あるごとに “過去問ありき” の学習だった受験生も同様に苦戦することでしょう。

 

やはり基礎をしっかりという考え方は普遍的なものであり,幼い頃から読書習慣を構築することは重要だと改めて感じました。

 

「なぜ勉強するのか」という問いに対して

 

子どもたちが持つ疑問,それは「なぜ勉強するのか」という問い。

 

多かれ少なかれ,子どもたちはこの疑問と日々格闘し,葛藤しながらも目の前にある “すべきこと” を淡々と熟しています。

これは当塾へ通う生徒たちも例外ではありません。

 

昨今は経済格差が深刻化し,その影響が子ども世代にも波及して完全に勉強を放棄する子どもさえ出てきてしまっている現状もあると耳にします。

さらに,受験という一発勝負の試験を行なうことを批判・揶揄する声や,受験勉強は「単なる知識の詰め込みに過ぎない」という声まで聞こえてきます。

 

果たしてこれらは正論なのでしょうか。

 

 

私たちは「なぜ勉強するのか」に対する答えと,受験勉強の意義を次のように考えています。

 

まず,“正解のある閉じた世界” で,持つ知識を駆使して “必ずあるはずの正解” を探し出す訓練は,将来の論理的思考力を鍛える絶好の機会となります。

その途中経過に『志望校合格』があり,その先にある将来の『夢の実現』があるのです。

 

上記した “持つ知識” の定義は,高校卒業程度の 5教科各科目の基礎知識であり,いわゆる一般教養と呼ばれる類のものです。

最低限の暗記は避けて通れないところがあり,字が読めなければ本を読めないのと同じで,一般教養がなければ論理的に思考することは難しいのではないかと考えます。

 

仕事を進めていくうえで “未知の問い” に遭遇することがありますが,そういう問いに対処する能力は,一定レベルの教養をもって行なう受験勉強を通じ,論理的思考力を磨いてきた者に備わります。

語弊があるかもしれませんが,これは難関と言える大学受験や各種資格試験に向けた渾身の受験勉強を経験していない者には備わり難い能力ではないでしょうか。

 

論理的思考力を鍛えることそのものが,まさに人生の準備としての『勉強』であると言えます。

併せて,受験勉強を通じて忍耐力も養われますから,子どもたちが志望校合格という目標を持ち,あれこれ悩みながら勉強に励むことが彼らの成長を促し,将来の夢を実現する第一歩となるのです。

 

来春の高校入試日程に関して

 

来春の岐阜県公立高校入試日程が固まりました。

 

[出願期間] 2021年 2月10日(水) から 2月16日(火) ※ 2月11日(祝)・13日(土)・14日(日) は除く

[変更期間] 2021年 2月17日(水) から 2月22日(月) ※ 2月20日(土)・21日(日) は除く

[検査期日] 2021年 3月 3日(水) ※ 一部の学校では 3月 4日(木) にも実施

[合格発表] 2021年 3月21日(日)

 

当初,検査期日は 2021年 3月 9日(火) で予定されていましたが「追検査」の設定を受けて 1週間近く繰り上がることとなりました。

合格発表は 2021年 3月21日(日) で検査日から 2週間以上とかなりの日数があり,これは異例とも言える長さです。

 

受験生が新型コロナウィルスに感染または濃厚接触者となった場合,「追検査」として後日に検査日程が変更となります。

「追検査」は 2021年 3月18日(木) に実施で,合格発表は「追検査」の結果も踏まえてなされる形で決着しました。

 

また,検査日の繰り上がりに併せて,出題範囲が削減されることも決定しました。

詳細はこちらをご確認ください (岐阜県公立高等学校入学者選抜「新型コロナウィルス感染症への対応について」のページへリンクします)。

 

 

来春の新型コロナウィルス感染拡大状況は全く予想できませんが,どのような状況であっても入試が実施されないということは考えられません。

受験生は感染予防に努めつつ,来るべきその日に向けて “すべきことを淡々と熟す” ことが求められます。

 

2020年9月17日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : ito

前期期末テスト《中学生》

 

先週に実施された,中学生の前期期末テスト結果返却が始まっています。

本日時点で 5科すべてが返却されている生徒のうち,自己ベストを更新した生徒を紹介します。

 

486点《蘇原中・中1生 (通塾歴 2年 6ヶ月) 》〔前回より 6点アップ! (自己ベスト更新) 〕

474点《蘇原中・中1生 (通塾歴 0年 7ヶ月) 》〔前回より 1点アップ! (自己ベスト更新) 〕

473点《中央中・中1生 (通塾歴 3年10ヶ月) 》〔前回より21点アップ! (自己ベスト更新) 〕

464点《稲羽中・中3生 (通塾歴 2年 7ヶ月) 》〔前回より12点アップ! (自己ベスト更新) 〕

409点《中央中・中3生 (通塾歴 1年 7ヶ月) 》〔前回より 5点アップ! (自己ベスト更新) 〕

391点《桜丘中・中3生 (通塾歴 1年 2ヶ月) 》〔前回より21点アップ! (自己ベスト更新) 〕

 

 

これまでのブログでもお伝えしているように,当塾では定期テストや実力テストに向け,過去問や予想問題を演習させるといった指導を行なっておりません。

過去問や予想問題に勤しんで得た結果に価値を見出せないというのが私たちの考えで,それらは長い目で見て子どもたちの成長を阻害する可能性があると考えています。

 

 

前期中間テストに続き,多くの生徒がなかなかの結果を残してくれました。

私たちは,過去問や予想問題といった安易なものに頼ることなく自己ベストを更新した彼らを誇りに思います。