中学生・定期テスト ⑤

2015.06.26_for blog_001

 

中学生の前期中間テスト結果が出揃い,公立中に通う中1生から中3生の集団指導コース在籍生25名の平均点は401.7点となりました。

これまでのブログでもお伝えしている通りで当塾は定期テストで得点を取らせる指導に拘っていないものの,平均して400点の突破は最低ラインと考えておりましたので少し安心しました。

 

今回は開塾して初めての定期テストでしたが,予想問題や過去問といった “お膳立て” がなくとも結果を残すことは可能だということを,多くの生徒たちが証明してくれたことを嬉しく思います。

しかし,今回は残念ながら結果を残せなかった生徒もおりますから,取り組みを振り返って原因の分析をきっちりと行ない,次回は自己ベストを更新させるべく共に頑張っていきます。

 

当塾は定期テストの得点で入塾をお断りすることはありません。

なぜなら,定期テスト得点は共通の指標には成り得ませんし,その生徒の “真の学力” を反映するものではないからです。

ただし,基礎学力に関しては入塾テストで見させていただいております。ここが著しく欠落した状態では上積みが難しいという判断からです。

 

定期テストはコツさえ掴めば得点を上げることができるものですから,“真の学力” と比例しないことが多々あります。

生徒を予想問題や過去問で雁字搦めにして見せかけの得点を取らせたところで,仮に高校受験はうまくいっても高校進学後や大学入試で破綻する可能性が高まるだけです。

 

うまく “お膳立て” を使い熟し,それを実力へ変えていく生徒もいるでしょうが,おそらくそれは少数派でしょう。

当塾では予想問題や過去問を通じて子どもたちが定期テスト得点を上げても,それは一過性のもの,つまりバブルに過ぎないと考えております。

 

私のキャリアにおいて,定期テスト得点を 1年間で290点上げた生徒がおります。

この生徒は入塾前に164点だった合計点が 1年後 (中3生の前期期末) には454点にまで達し,当然ながら実力もつけ,9科内申も18から35に上げて加納高に合格しました。

これだけでは終わらず,この生徒は大学受験まで私のもとで学び,センター試験においても結果を残して名古屋工業大 (もちろん二部ではありません) に合格しました。

現在は大学4年生になっており,来春からは大学院に進むとのことです。TOEIC もかなりの得点に達しているとのことで,これも私には非常に嬉しいことです。

付き合いは間もなく 8年になりますが,先日も二人で食事に行くなど私との交流が今も続いており,将来を熱く語るその姿に頼もしさを感じました。

 

上記は非常に稀なケースではあるものの,ポイントはこの生徒が “お膳立て” を使って成績を向上させたわけではないというところにあります。

共に悩み,模索しながら “真の学力” を掴み,高校入試を乗り越えて,高校に進学後も弛まぬ努力を重ねた結果として今の彼があるわけです。

目先の成績を向上させたいからと安易な近道を模索しなかったところ,そして “お膳立て” を欲しなかったところに彼の成長があったのだと思います。

 

私は生徒たちが予想問題や過去問に縋らなければ成績を維持できないという状態にしたくありません。

入試でも同じことが言えますが,予想問題や過去問に頼りきった学習をしてしまうと出題傾向が大きく変わった際に対応できなくなります。

 

定期テストでさえも決まった範囲をきっちり取り組む習慣をつけ,徹底的に理解したうえでテストに臨むことを繰り返す。先日のブログでも申し上げた “やり抜く姿勢” の醸成です。

生徒たちには,そこでの成功体験を受験および将来に役立ててもらいたいと考えております。