合格実績および数値の表記に関して

2016.02.23_001

 

来週より学年末テストということもあり,本日は高校生用に開放した32席の自習室は満席になりました。

この中には国公立大の前期二次試験を明後日に控えた高3生の姿もあり,緊張感の漂う中でそれぞれがすべき課題に取り組み,学年を問わず教員に疑問点を質問する姿が見られました。

 

進路探究塾 Mirai にとって 1期生にあたる今年度の高3生は 6名で,このうち国公立大を受験するのは愛知県内の私大への進学が確定した 1名を除く 5名。

この 5名は近畿地方に 3名など,4名が東海地区外の国立大を受験しますので,明日の24日にはこの 4名全員が現地へ出発します。

センター試験以降,塾の開いている日は連日昼から23時頃まで自習室に籠り,自習はもちろん各科の質問や添削依頼に明け暮れた日々。これもここで一段落となります。

本日,帰り際に笑顔で私と固い握手を交わし,彼らは健闘を誓って当塾をあとにしました。これまでの頑張りの成果を遺憾なく発揮してきてくれることを祈るばかりです。

 

1期生の高3生のメンバーは私大入試でもなかなかの結果を残しましたが,当塾は大学受験合格実績公表は国公立大前期の結果が判明してから行なうことにします。

実進学先と併願合格校のみの記載とし,合格数のダブル・トリプル等のカウントを防ぐために人数での表記は行なわないことに決めました。

これは,在籍数が今年度と比べて倍以上になる次年度以降も同様です。

 

よく,チラシや Web で『〇〇大学□□名合格!』などという表記を見かけますが,こういう書き方は誤解を招きかねません。

それが何名の在籍があってのものなのか,私大で言えば重複合格がどの程度あるのか。

例えば塾のチラシ等で『名古屋大学 10名合格!』と謳っていても,例えばその塾の高3生の全在籍数が500名であれば構成比はわずか 2% に過ぎません。

50名の在籍で10名合格と,500名の在籍で10名,1000名の在籍で10名合格とは価値が全く異なります。

 

さらに,受験方式が複数用意されている私立大に 1人の受験生が 3合格を勝ち取って『△△大学 3名合格!』と表記するのはどうかと思います。

これは厳密には「合格 “者” 数」と呼べるものではなく,「合格 “のべ” 数」です。

さも,大勢が合格しているように見せる表記が横行している実態があり,このあたりはルールがかなり曖昧ですから,その数を鵜呑みにするのは本当に危険です。

 

慶應義塾大のようにセンター利用入試もなければ同一学部での複数回受験の機会がない大学なら話は別ですが,今は 1人の受験生が 1つの大学・学部で 5合格なんてことも可能な時代です。

ですから,数を躍らせるだけでなく『〇〇大学□□名合格 (実人数は△△人)』と注意書きが必要ではないかと私は考えます。

 

そういった注意書きはなく,あくまでも数値だけが躍る表記というのは本当に多いですよね。根拠が乏しく,裏付けのない公立中の校内順位なんかも同様です。

中学生の定期テストで『30点アップ!』とは表記するものの,元の得点と向上後の得点の表記がない。

20点が50点になるのと,50点が80点になるのとでは同じ『30点アップ』でも全く違います。ここは重要だと思うのですが…。

 

公立高校の合格実績なんかでも,躍る数値の下に「複数年分の合算」と本当に小さな字で表記されていたり,数日通っただけの生徒を合格実績に混ぜていたり。

さらには,岐阜 5高の合計かと思いきや小さな表記を添えて “準ずるところ” も混ぜた表記であったり,別ブランドで運営しているグループ内の他塾や提携先の合格実績も混ぜてしまったり…。

私も中2生の娘,小5生の息子がいる人の親ですから,わが子にもという思いからこういった数値は気にはなるものの,何を信じてよいのかさっぱりわかりません。

 

やや批判めいた内容となってしまいましたが,明確な基準がきちんと整備され,各種数値が見る側にとって「わかりやすい」ものになることを切に願います。