小5生から高3生まで同じ教員が指導

 

2015年の開塾以来,当塾は小5生から高3生を対象に『大学合格までの一貫した指導』を行ない,卒塾生の諸君の頑張りで素晴らしい大学合格実績が積み上がっています。

 

当塾は真の意味での小中高一貫指導を行なうべく,英語は指導歴28年の塾長,数学は指導歴18年の専任教員が小5生から高3生の集団指導を受け持っており,開塾時から担当が変わっていません。

さらに,当塾は複数校舎を展開する塾ではないので兼務 (日により別の校舎で授業) で不在ということもなく,塾の開いている日はこの 2名が常駐している状態です。

 

また,複数校舎を展開する塾でありがちな異動 (転勤) も,当塾のように 1校舎のみで運営している塾ではあり得ないことです。

 

 

当塾と同じ中学校区内にある塾さんで校舎長をされている方が,先日 Threads にて「岐阜で小中高生を同じ先生が見る塾、たぶんうちだけ」と発信しておられました (原文をそのまま引用)。

なお,各務原市内だけを見渡しても当塾を含むいくつかの塾で同様の形で指導を行なっており,その校舎長さんが何をもって「うちだけ」と仰られているのかということに非常に興味があります。

 

その塾さんのホームページを拝見したところ,各務原市内にも複数の校舎を展開し,岐阜県内の他所にも校舎を展開する大手塾で,塾以外の他分野のビジネスにも熱心な企業さんのようです。

また,各校舎で授業を担当しているのは “一流の講師陣” らしく,自らを一流と評するなんて指導に余程の自信がおありなのでしょう。

 

単純に当塾のことをご存知なかった可能性も否定できませんが,当塾のような小規模塾は眼中にないという意味で「小中高生を通しで指導できるのはうちだけ」と言い切られたのかもしれません。

あるいは,自らを一流と評されるような方々の視座からすれば,その大手塾さんのように “点ではなく線での戦略” を描けるものではないので当塾の指導は認めないということなのかもしれません。

 

当塾のような小規模塾は同じ中学校区内にあっても認知してもらえない存在であり,強い広報力・影響力をもつ一流の大手塾さんと比べるとあらゆる面でその足元にも及ばない。

開塾から10年半が経過しましたが,件の塾さんをはじめ地域の方々にも当塾の存在を知っていただけるよう,もっと頑張らないといけないなと改めて感じた次第です。

 

2025年10月24日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : ito

指導関連費

 

当塾は月額受講料と併せ,集団指導コースは年 3回 ( 4月・9月・1月),個別指導専科コースは年 2回 ( 4月・9月) のスケジュールにてご家庭より指導関連費を申し受けています。

指導関連費は指導の充実や施設維持,お子さまの安心・安全の目的でご家庭にお支払いいただいているもので,主な項目は以下の通りです。

 

・テキスト代 (授業で使用する各種教材・プリント類のほか,中3生の長期課題や高校生の自習用に渡す問題集,閲覧用の大学別過年度問題集を含む)

・補習代 (中学生の定期テスト前実施の復習講座,中3生の公立高入試対策講座,高3生の共通テスト対策講座,全学年対象の将来設計指導を含む)

・集団指導コース在籍生の学力テスト代 (中学部は年 3回実施 ( 4月・9月・1月),小学部は年 2回実施 ( 9月・1月) )

自習室利用料

・施設維持費 (冷暖房費・SECOM を含む) ※ 当塾サイト内『安心・安全のために』ページも併せてご覧ください

・塾総合保険代

・ご家庭への連絡費

 

学年およびコースごとの月額受講料と指導関連費の詳細はこちらをご確認ください。

 

2025年10月14日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : ito

国公立大学の入学辞退に関して

 

国公立大学は全国に180あり,一般入試で見ると競争倍率は例年 4倍前後で推移 (約10万人の定員に対して約40万人の受験生が志願) する状況となっています。

 

ただ,ご存じの方も多いと思いますが,国公立大学は合格したら必ず入学しなければならないということはなく,国公立大学全体でも例年合格者の10%前後が入学を辞退しています。

辞退に至る要因は志望度の高い大学 (国公立大に中後期とも合格のケースや私立大) に合格した,海外大へ進学する等が考えられますが,中には合格者の半数以上が入学を辞退する公立大もあります。

 

以下の16大学は直近の 3ヶ年の入学辞退率の平均が25%を超える国公立大学で,左から2022年度・2023年度・2024年度の入学辞退率,( ) 内は2024年度の合格者数と辞退者数を表記しました。

数値は文部科学省『国公私立大学入学者選抜実施状況』の令和4年度令和5年度令和6年度の報道発表資料より抽出しました。

 

釧路公立大 [公・北海道] 59.95%・58.50%・67.39% (926名の合格者のうち624名が入学辞退)

――― 入学辞退率が 3ヶ年平均で60%超 ―――

新潟県立大 [公・新潟県] 55.70%・56.49%・56.24% (866名の合格者のうち487名が入学辞退)

――― 入学辞退率が 3ヶ年平均で50%超 ―――

下関市立大 [公・山口県] 41.47%・45.63%・40.31% (851名の合格者のうち343名が入学辞退)

――― 入学辞退率が 3ヶ年平均で40%超 ―――

都留文科大 [公・山梨県] 35.54%・34.89%・30.55% (1,280名の合格者のうち391名が入学辞退)

三条市立大 [公・新潟県] 47.44%・27.12%・26.19% (126名の合格者のうち33名が入学辞退)

岐阜薬科大 [公・岐阜県] 33.70%・28.87%・35.47% (172名の合格者うち61名が入学辞退)

北見工業大 [国・北海道] 31.85%・31.32%・33.98% (668名の合格者のうち227名が入学辞退)

国際教養大 [公・秋田県] 28.33%・31.62%・33.46% (272名の合格者のうち91名が入学辞退)

高崎経済大 [公・群馬県] 31.43%・30.45%・30.33% (1,378名の合格者うち418名が入学辞退)

奈良県立大 [公・奈良県] 27.43%・34.26%・29.96% (237名の合格者うち71名が入学辞退)

――― 入学辞退率が 3ヶ年平均で30%超 ―――

長野大 [公・長野県] 29.70%・26.88%・32.83% (527名の合格者うち173名が入学辞退)

兵庫県立大 [公・兵庫県] 30.76%・27.51%・25.38% (1,718名の合格者うち436名が入学辞退)

岡山県立大 [公・岡山県] 30.70%・28.65%・22.82% (517名の合格者うち118名が入学辞退)

山陽小野田市立山口東京理科大学 [公・山口県] 31.63%・24.44%・24.87% (595名の合格者うち148名が入学辞退)

公立諏訪東京理科大 [公・長野県] 29.77% 22.31%・27.77% (443名の合格者うち123名が入学辞退)

室蘭工業大 [国・北海道] 22.85%・28.14%・25.03% (855名の合格者うち214名が入学辞退)

 

辞退者がかなり出ることを見越して多めに合格者を出しているとはいえ,国公立大学でありながら合格者の 4人に 1人以上が入学を辞退する状況は決して好ましくない状況です。

 

中期日程での実施等,辞退者数が多いのは日程が影響しているという声もありそうですが,私は中期日程と一部の公立大学で採用されている特別日程は廃止すべきと考えています。

入試が多様化している昨今,そもそも中期日程は時代に合っていると言えませんし,もし前期日程に切り替えて受験生が集まらなくなるのであれば,そこまでの大学ということでしょう。

 

なお,上記16大学の中には国公立大学にもかかわらず,前期日程で共通テストは 3科目であるうえボーダーが40%台,さらには二次試験を実施しないという大学まであります。

共通テストは 6教科 8科目で二次試験は記述式という,多くの方が国公立大学の入試で一般的と考える選抜方法とは大きくかけ離れたやり方で選抜を行なっている大学があることに驚かされます。

 

どういう受験生がどういう意図でもって受験し,入学辞退率がここまで高い状態になっているのか。

以前のブログでも取り上げたことがありますが,これが国公立大の合格者数を 1名でも多く見せることを目論む方々によって “つくられた” ものであれば非常に残念です。

 

2025年5月10日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : ito

岐阜県内各学区トップ高の競争倍率《2025年》

 

本日,変更期間を経て出願が締め切られ,各高校の競争倍率が出揃いました。

 

当塾中学部の塾生の受験先は昨年が岐阜高と岐阜北高の 2高校,一昨年が岐阜高・岐阜北高・加納高 (普)・岐山高 (普)・長良高の 5高校のみで,今春もこれら以外の高校を受験する塾生はいません。

当塾は高校受験対策指導をメインで行なう塾ではありませんが,公立高入試は中3生にとって大きな舞台ですから,塾生諸君の合格に向けてできる限りのサポートをしたいと思います。

 

岐阜県内の各学区におけるトップ高の競争倍率は以下の通りです。

 

[岐阜高 (岐阜学区) ]

出願 392名/定員 360名 (1.09倍) ※ 昨年度の競争倍率は1.14倍

[大垣北高 (西濃学区) ]

出願 328名/定員 320名 (1.03倍) ※ 昨年度の競争倍率は1.08倍

[多治見北高 (東濃学区) ]

出願 256名/定員 240名 (1.07倍) ※ 昨年度の競争倍率は0.95倍

[関高 (美濃学区) ]

出願 271名/定員 280名 (0.97倍) ※ 昨年度の競争倍率は0.99倍

[可児高 (加茂学区) ]

出願 232名/定員 240名 (0.97倍) ※ 昨年度の競争倍率は0.92倍

[斐太高 (飛騨学区) ]

出願 239名/定員 240名 (1.00倍) ※ 昨年度の競争倍率は1.03倍

 

ご覧の通り,関高・可児高・斐太高の 3高が定員割れを起こしており,関高は 3年連続して定員割れ,可児高は定員割れが何年も常態化しています。

個人的な意見ではありますが,学区トップ高に関しては1.25倍 ( 5名に 1名が不合格) から1.33倍 ( 4名に 1名が不合格) くらいの倍率で健全と言えるのではないでしょうか。

 

そういう意味では岐阜高と大垣北高も倍率的には物足りませんし,昨年のブログでも申し上げたように,3年後の大学受験を見据えると個人的にはもっと高くなってほしいと考えています。

 

2025年2月18日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : ito

岐阜学区内主要公立高と県内外私立高の大学合格実績《2024年春》

 

岐阜市内の 5高および各務原市内の 2高の,今春の大学合格実績が各高校のホームページ上で公表されています。

 

それらに加え,当塾の生徒が併願で受験する可能性がある愛知県・岐阜県の私立 5高の主要大学の合格実績と,岐阜県内で国公立大学医学医学科の合格実績があるところを一覧にまとめました。

上記の画像をクリックすると PDF ファイルが開きますので,よろしければご覧ください。

 

2024年6月18日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : ito

次の 6年後

 

以前のブログで紹介した『スーパーカミオカンデ』のパズル。

 

東大へ進んだ卒塾生 (当塾 4期生) が高2生だった当時に完成させてくれたものを,長らく応接室に飾っていました。

飾り始めてから 6年以上が経過し,日焼けでずいぶんと色褪せてしまったことを受けて先日新しいものに交換しました。

 

 

今回入れ替えた『スーパーカミオカンデ』のパズルを完成させてくれたのは滝中に通う中1生 (当塾15期生) で,自習に来た際などに少しずつ取り組み,数日に分けて完成に漕ぎつけました。

 

6年前,当時はまだ高校生だった 4期生が東大へ進む未来は見えていましたが,昨年のブログでも取り上げたように東大の工学部航空宇宙工学科を首席で卒業する未来は見えませんでした。

15期生が大学に進学する頃には今は真新しいのパズルも色褪せてしまっているでしょうが,次の 6年後には卒塾生の諸君がどんな驚くべき成果を出してくれているかを考えるとわくわくします。

 

2024年6月1日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : ito

岐阜県内各学区トップ高の競争倍率《2024年》

 

本日,変更期間を経て出願が締め切られ,各高校の競争倍率が出揃いました。

当塾は高校受験対策指導をメインで行なう塾ではありませんが,公立高入試は中3生にとって大きな舞台ですから,合格に向けてできる限りのサポートをしたいと思います。

 

岐阜県内の各学区におけるトップ高の競争倍率は以下の通りです。

 

[岐阜高 (岐阜学区) ]

出願 410名/定員 360名 (1.14倍) ※ 昨年度の競争倍率は1.07倍

[大垣北高 (西濃学区) ]

出願 345名/定員 320名 (1.08倍) ※ 昨年度の競争倍率は1.03倍

[多治見北高 (東濃学区) ]

出願 229名/定員 240名 (0.95倍) ※ 昨年度の競争倍率は0.95倍

[関高 (美濃学区) ]

出願 277名/定員 280名 (0.99倍) ※ 昨年度の競争倍率は0.99倍

[可児高 (加茂学区) ]

出願 221名/定員 240名 (0.92倍) ※ 昨年度の競争倍率は0.97倍

[斐太高 (飛騨学区) ]

出願 248名/定員 240名 (1.03倍) ※ 昨年度の競争倍率は0.96倍

 

多治見北高は昨年に続いての定員割れで,今年度は40名の定員減があったにも関わらず定員割れの状況が常態化しています。

併せて,関高も多治見北高と同様に昨年に続いての定員割れですから,思い切った定員減を検討すべき状況と言えます。

 

余談ではありますが,一部の都道府県では定員割れでも高校側が定める既定のラインに到達しなければ不合格となることがあるそうです。

岐阜県も同様にそうすべきと思いますし,少なくとも学区トップ高に関しては1.25倍 ( 5名に 1名が不合格) から1.33倍 ( 4名に 1名が不合格) くらいの倍率で健全と言えるのではないでしょうか。

 

そういう意味では岐阜高の1.14倍でもまだまだと言わざるを得ませんし,3年後の大学受験を見据えると個人的にはもっと高くなってほしいと考えています。

ぜひ,公立高が “元気な” 都道府県のトップ高の競争倍率と比較してみてください。

 

2024年2月20日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : ito

Focus Gold の最新版が到着

 

先日,Focus Gold 数学3 の最新版 ( 5th Edition) が届き,生徒貸出用にと各科の参考書・問題集を取り揃えた書架に並べました。

 

現在の高3生までが使用している Focus Gold の 4th Edition は書架に設置してから 6年が経過し,志望校合格を勝ち取った塾生諸君に使い込まれてへたりかけていました。

Focus Gold の 5th Edition も,1年もすれば良い感じに使い込まれていくと思いますし,また次の版が発売される頃には良い意味でボロボロになっていてほしいと願います。

 

 

現在の高2生は新課程入試の初年度にあたる学年であり,共通テストにおいても多くの変更が予告されています。

 

共通テストの数学・国語は試験時間が延長されることに加え,地歴公民の各科目もリニューアルされ,さらには情報の追加で 6教科体制となるなど国公立大の志願者はかなりの負担増です。

現在の高2生は複数の科目で “過去問がない” 中で共通テストに挑むことになるわけですから,各科とも早い段階で基礎を仕上げ,深く理解して共通テスト本番に臨めるようにしたいものです。

 

よく「高3生になったら頑張る」とか「部活を引退したら本気を出す」などという戯言を耳にしますが,実際は高3生になる前にどういう取り組みをしていたかで決着はついています。

難関大やそれらの受験生の第2志望・第3志望先を受験するのであれば,それ以前に大した努力もしてこなかった受験生に奇跡が起きるはずもないということは冷静に考えればわかることです。

 

2023年10月5日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : ito

岐阜学区内主要公立高と県内外私立高の大学合格実績《2023年春》

 

岐阜市内の 5高および各務原市内の 2高の,今春の大学合格実績が各高校のホームページ上で公表されています。

 

それらに加え,当塾の生徒が併願で受験する可能性がある愛知県・岐阜県の私立 5高の主要大学の合格実績と,岐阜県内で国公立大学医学医学科の合格実績があるところを一覧にまとめました。

上記の画像をクリックすると PDF ファイルが開きますので,よろしければご覧ください。

 

2023年6月15日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : ito

大学教授として活躍している友人

 

彼とは学生時代からの間柄で,現在は京都大学の教授として活躍しています。

 

大学の合格発表を一緒に見に行き,アメフト部の先輩方に胴上げしてもらったことがまるで昨日のことのように思い出されます。

あれからもう何十年も経ちましたが,彼が壮大なステージで活躍していることは大いに刺激になりますし,互いに歳を取った今もこうして関わりがあることが嬉しいです。

 

 

この休日に京大を訪れ,彼の研究室へお邪魔してきました。

 

会って話すのは久しぶりで,現在の互いの近況報告から昔話まで 3時間を超えて話し込みましたが,大学教授のオーラを纏いつつも,昔と変わらない “良い奴” のままでした。

彼が取り組んでいる研究の話をしてくれた際,将来設計指導の一環で塾生にも聞かせたい旨を伝えたところ快諾してくれたので,次回は数名の塾生を連れて彼の研究室を訪れたいと考えています。

 

立場は全く異なるものの “学生への教育” という観点では私の仕事と共通項があり,子どもたちの将来を明るく,より良いものにするという使命は何ら変わりません。

私は彼のように世界に影響を与える仕事はできませんが,塾での子どもたちへの教育を通じて “地域への貢献” を果たし,彼らが世界へ羽ばたいていけるお手伝いをしたいと考えています。

 

先日のブログでも紹介したように当塾は理系生が多いので,いつか彼のもとで研究に励む卒塾生が輩出できたら嬉しいですし,彼もそんな日が来るといいねと話してくれました。

 

2023年5月9日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : ito