進路探究塾 Mirai 塾長のブログです。
塾長ブログ
進路探究塾 Mirai 塾長のブログです。
書店
私は 2日から 3日に 1度のペースで書店へ行きます。
写真は県営名古屋空港の『紀伊國屋書店』です。出勤前によく訪れており,本日も行ってきました。
あれこれと考え事を巡らせながら 1時間程度車を走らせ,書店に着くと何冊かの書籍に目を通して自分用・生徒用など数冊購入する。
車中での考え事をする時間は私にとって大切な時間であり,仕事上のいろいろなアイデアや打開策が得られる絶好の機会です。
その上,書店に着けば “宝探し” に没頭できるとあって,出勤前のこの時間は私にとって不可欠なものなのです。
話は変わりますが,岐阜市のマーサ21内に『丸善』が 7月にオープンするとのことで,日頃から頻繁に書店に行く私にとっては嬉しいニュースであります。
売り場面積が700坪を超えるらしく,ジェイアール名古屋高島屋の『三省堂書店』の550坪を上回る広さということで非常に楽しみです。
※ 名古屋の『三省堂』は来年に移転でおよそ倍の広さになるらしいです。
私は,書籍はネットではなく専ら書店で購入します。
書籍の購入は軽くまたは一通り目を通してからにしており,これを確立させたのは学生時代に遡ります。
私は学生時代にも足繁く書店へ通っていました。中でもよく通ったのは大阪難波・千日前の『ジュンク堂書店』です (ローカルネタで申し訳ありません)。
新喜劇で有名な『なんばグランド花月』の正面という立地で,難波が私の通学経路上の乗り換え駅であったことも関係しています。
『ジュンク堂』はその圧倒的な売り場面積に売れ筋から専門書まで豊富な在庫と洋書のラインナップが魅力的で,神戸三宮の本店や京都四条店にもよく行きました。
他の書店には在庫がなくても『ジュンク堂』に行けばあるという安心感もありました。
千日前の『ジュンク堂』は900坪という広い店内のあちこちに椅子が設置されており,時間を忘れて読書に没頭なんてことが多々ありました。
書店でのいわゆる “座り読み” は今でこそ一般的になっておりますが,90年代の当時では革新的なスタイルでした。
じっくりと読み込んで購入,先日読み込んだものがやっぱり欲しくなって購入ということを繰り返していたと回顧します。
私は学生時代から書籍に惜しみなく投資してきました。
今後もこれは継続していくつもりですし,知識や教養を得る手段としてだけでなく,知見を広げて深める手段として読書を継続していきたいと考えております。
先日のブログ『読書の効用』でも取り上げましたが,当塾では生徒たちに読書を推奨しており,小中学生だけでなく高校生にも月に 1冊以上の読書を課しております (小説を除く)。
探究コーナーの設置は読書推奨の一環であり,子どもたちには読書を通じて人生を豊かなものにしてもらいたいと願っております。
中学生・定期テスト ③
本日は中央中・蘇原中・桜丘中の前期中間テスト直前期のため,該当する中学校に通う生徒たちを対象に『 8時間コース』を実施しました。
どの生徒も仕上げの段階に入っておりますから,各科目の教員が順番について演習をしたり質問をしたりと充実した時間を過ごしているようでした。
写真の生徒は前学年の 4回の定期テストが478点・487点・480点・480点と推移しており,今回は490点を目標に自己ベスト更新を狙っています。
すべきことを淡々と熟し,理解を重ねるという習慣はすでに身についていますから,いかにミスなく解ききれるかが目標達成のポイントになってきます。
この生徒の中学校での順位はわかりません。公表されていないようですし,先日のブログでも取り上げましたが公立中における内輪の順位にあまり興味がありません。
ちなみに,彼女は岐阜県内の高校を受験しませんから,今後目を向けるべきは中学履修内容の早期完成と高1内容の理解となります。
私たちはそれをサポートすることはもちろん,彼女が目標に向かって頑張っていける環境をつくることに注力します。
とは言え,定期テストは通過点に過ぎませんが,目標を持って取り組むことは決して悪いことではありません。
これまでのブログでもたびたびお伝えしている通り,当塾では定期テストの過去問や予想問題の類を扱いませんから,こういったものを用いずに結果を残せることは価値があると考えます。
入試に向けても,この生徒自身も課題としている “ミスなく解ききれるか” を実践する良い機会となるはずです。
しっかり頑張ってくださいね。
中学生・定期テスト ②
今回も定期テストで学年総合 1位をとったのですね。恐れ入りました。
定期テストは決められた狭い範囲での出題ですし,何より内輪での順位であるため当塾としてはあまり重要視しておりません。
とは言っても,この生徒の場合は昨年もすべての定期テストや実力テストで総合 1位に君臨し続けているということですから話が違います。
先日のブログでも紹介したように,彼女が小4生だったころからずっと指導してきておりますので喜びも一入です。本当に頑張り屋さんだと思います。
彼女には大きな夢がありますから,その夢の実現に向けてこれからも一緒に頑張っていこうと思います。
併せまして,忘れずにお伝えしておきたいのは,彼女がこれだけの結果を残し続けるのは “本人の頑張り” に他なりません。
私たちはテスト前には各科の質問は受けますが,基本的に私たちは定期テストのことには関与しておりませんから彼女が自分で掴み取った結果なのです。
全国規模の模試(高校生の全統模試や駿台模試,進研模試など)であれば校内のものも含めて順位を見ますし,信頼性のあるデータとして活用することができます。
しかし,定期テストは出題範囲が異なる,時期が異なる,生徒が異なるなど指標が揃いませんから,中学校間や高校間での比較をすること自体が非常にナンセンスです。
同じく,定期テストの校内順位もあまり意味がないと私は考えます (特に公立中学校は)。
そもそも公立中学校は校内順位を公表しないところが多いですし,成績表や書面で提示されていないにもかかわらず生徒が言う校内順位やクラス順位は信憑性が乏しいものですからね。
定期テストで高得点,例えば公立中の 5科で470点とか,これに価値があるかと言えば難しいところです。
それが本人の頑張りで勝ち取ったものであれば価値があると言えますが,過去問や予想問題等の “お膳立て” をうまく活用して獲得した得点であればその価値は変わってきます。
後者の場合でも,その経験を踏み台にして “お膳立て” がなくとも生徒自身がもっと学びたい,もっと知りたいと考えるようになれば話は別ですが。
高校で扱う内容は中学で扱う内容のように平易なものではありませんから,問題を数多くこなしてクリアできるほど生易しくありません。
以前のブログでも紹介しましたが,学習スタイルそのものが中学と高校では異なるのです。
“お膳立て” は永遠には続きませんし,子どもたちがそれに縋って学ぶというのは私の教育観と相反するものです。
高校に進学して成績が伸び悩む生徒は大半がここに当てはまります。
しかし,最近は高校生向けでも様々な “お膳立て” を用意・駆使しているところがあるようで,それを通じて獲得した得点に果たして意味があるのかと首を傾げたくなります。
その場凌ぎ,または急場凌ぎを続けるだけに過ぎず,思考する力の成長を阻害する結果になるでしょうからね。
校内での順位と大学受験結果がリンクしないことや,先日のブログでも紹介したようにここ数年で公立上位高の合格実績が下降傾向になっていることとも関連性があるのかもしれません。
“安易な近道” は本当に恐ろしいですし,将来を見据えると心配でなりません。
決められた出題範囲をしっかりと理解し,その学びを結果 (テストの得点など) に反映させる。これがあるべき姿であり,小中学生のうちからこれを習慣付かせることが当塾の教育の目指すところです。
先日のブログ『やり抜く姿勢』でも取り上げましたが,“お膳立て” がなくとも結果を出していくことは可能なのです。
生徒自身が夢や目標をしっかりと持ち,“安易な近道” を模索したり欲したりすることなくまっすぐに突き進む。
私たちはこういう前向きな生徒たちを育成することと,彼らがまっすぐに突き進める環境を与えることに今後も力を注いでいきます。
高校生の頑張り
昨日のブログで『中学生の頑張り』を紹介しましたので,本日は『高校生の頑張り』ということで綴ります。
以前のブログ『授業後の様子 ①』と『授業後の様子 ②』でも紹介しましたが,当塾では多くの高校生が日頃から23時頃まで学習に励んでいます。
黙々と自習する生徒,教員に質問する生徒。さまざまではありますが,ダラダラと時間を過ごしたり喋ったりという生徒はおりません。
これは中学生も同様で,兄姉が高校生で当塾に通っているというケースだと,中学生の弟妹も同じ時間まで自習に励みます。
当塾はほとんどの生徒が保護者様の車での送迎で通塾してくれていますから,迎えを 1回でまとめて実施という形です。
よく「今日は23時までね」とか「今,22時45分に迎えに来てもらうよう電話しておいたから」と兄弟姉妹間でやり取りしている光景を目にします。
テスト前だけ頑張っても結果は出ません。日頃からどれだけやり込んでいるかが重要なのです。
日頃は真剣に取り組んでいないのに,テスト直前だけ自習室に来て血眼で取り組み,質問も的を得ていない。挙句の果てにはテストで問われそうなところをピックアップしてほしいと言い出す始末。
これで結果の出せる生徒もいないわけではありませんが,長い目で見た成長はありませんし,いずれどこかで破綻することでしょう。
上記は端的な例ではありますが,私はこれまでのキャリアにおいてもこういった生徒を目にしてきました。
それを踏まえ,当塾では生徒たちに予想問題などの “お膳立て” に安易に頼らせない指導を実践しているのです。
私たちが目指すのは,長期的な目標と広い視野を持って取り組める生徒の育成です。
決まったものや決められた範囲をきっちりと漏れなくやり抜く。この姿勢が子どもたちの将来へつながる成長を促していくのです。
公立高は前期中間テストが終了したというのに,今日も高校生用の自習室は満席になりました。もちろんですが,ここには追試があるから自習室に来たという生徒は 1名たりともおりません。
中学生の頑張り
多くの中学校が定期テスト直前期ではありますが,13日(土) の漢検に向けて並行して取り組んでいます。
写真は那加中の生徒で,前期中間テスト前 1週間は止めていた漢検対策を,テスト終了当日からすぐに切り替えて取り組んでいました。
先日のブログでも紹介したように,当塾では受験対策の一環として漢字検定に取り組ませています。
よって,各級の取得を目的とした受検ではなく,“いかに高得点で合格できるか” に力点を置いているのです。
直前のこの時期は,多くの生徒が日本漢字検定能力協会発行の『過去問題集』に取り組んでいます。
間違えたものは漢字辞典・国語辞典を引いて理解した上で,繰り返し丁寧に書いて覚える。この作業の繰り返しで 2回目は満点が取れるレベルにまで落とし込みます。
定期テストと異なり,私は漢検に関しては一貫して “過去問主義” なんです (もちろん,復習をきっちりやるという前提ですが)。
いよいよ明後日が漢検の本番となりましたが,生徒たちは楽しそうに取り組んでいます。
2級を受ける生徒などは過去問を当塾の教員と一緒に取り組んで得点対決をしたりと,これまた楽しそうです。
英単語の習得
私は英単語の暗記がどちらかというと苦手で,暗記する作業はもちろんのこと,多義語や派生語には苦労しましたし,幾度となく辞書と格闘しました。
今回は私が高校生だった頃に,どのようにして英単語の習得に取り組んだかを紹介したいと思います。
私は当時発売して間もなかった『速読英単語 必修編』 (増進会出版社 (現 Z会出版)) を選び,英単語の暗記に取り掛かりました。
本気で英単語に取り組もうと思ったきっかけは,高1生の 1月に受験した駿台模試において目を覆いたくなるほど出来が悪かったことに起因しています。
数ある単語集の中から私が『速読英単語』を選んだのは,単語を無機的に羅列した形式ではなく,列記された単語を含めた200語程度の英文が併記されているところに惹かれたからです。
2つ分のセクション (類義語・対義語および派生語を含めて約60語) を書いて暗記し,そして覚えた英単語が実際に登場する英文を読んでみるという作業を繰り返しました。
具体的には 1日あたり30分から40分を 3日間,予備日を含めた 1週間で 4つのセクションを熟していくペースでした。
取り組みの開始から 5ヶ月で 1周目が終わり,以降は同様の手法をセクション数を増やしながら数周り繰り返しました。
かかる時間は徐々に短縮され,確実に英単語が定着しつつあることを実感できるようになったと記憶しています。
『速読英単語 必修編』を終えて自信を深めた私は,先日のブログで紹介した『英文解釈教室』と『速読英単語 上級編』に取り掛かりました。
自身の経験からも,本格的な受験対策に入る前にある程度の語彙力がついていればその後の展開がしやすくなると考えております。
逆に,語彙力が不足しているのに各種試験で高得点を叩き出すことはまずもって不可能であり,小学校に入学したばかりの子どもが新聞を読めない,それを理解できないのと同じ理屈です。
私は4,000語レベルの英単語を遅くとも高2生の 1月 (センター試験の 1年前) までに仕上げておくことが望ましいと考えております。
これに合わせる形で,私の高校生集団指導コースの授業では毎週の単語テストを実施しています。
ちなみに,私立中高一貫生を指導している個別指導コースでも毎週の単語テストを実施しており,上記のさらにもう 1年速いペース,つまり高1生の終わりまでに仕上げる形になります。
彼らの目指すところは東京大・京都大などの難関大が多いですから,足元をしっかり固めつつもそれなりの訓練をする時間を確保したいという考えからです。
英単語がなかなか覚えられないという方のために,以下に私の暗記法に関して綴ります。
私は英単語をとにかく “書いて,声に出す” ことを繰り返しました。
第一義さえ暗記すればよい英単語ならある程度はこれでなんとかなりますが,多義語は第三義,第四義が抜け落ちてしまったり,派生語は混同してしまったりで手を焼きました。
私は多義語は単文でを暗記,派生語 (特に形容詞) は句および短文を暗記することで克服していました。もちろん,これらも “書いて,声に出す”。
非常にオーソドックスな手法ではあるものの,このやり方が最も身につく “正攻法” だと言えるでしょう (見て覚えるとか無理だと思います)。
以下に示すのは形容詞の派生語が区別しづらい代表的な単語です。
私の指導を受けている生徒には「またこの話か」と思われるほど,授業でもたびたび登場させています。
imagine ~ vt.「~を想像する」
respect ~ vt.「~を尊敬する」,n.「尊敬・点」
history n.「歴史」
industry n.「産業・勤勉」
imagine を例にとると,代表的な派生語の形容詞に imaginary「想像上の」,imaginable「想像できる・考えられる」,imaginative「想像力に富む」の 3つがあります。
私はこれらを 3つの名詞句を暗記することで訳出の違いを区別していました。
imaginary creature 「想像上の生き物」 (竜や河童)
imaginable means 「考えられる手段」 (問題解決のための)
imaginative writer 「想像力に富んだ作家」 (星新一先生)
非常にありきたりではありますが,接尾辞の知識が乏しかった当時の私には仕方のない方法だったと回顧します。
イメージングを促すために,( ) 内のフレーズもセットで暗記していました。
上記はあくまで一例ですが,こういった句および短文を辞書から引っ張ってくる手法は言語の習得に欠かすことができないものと考えます。
ただ羅列された英単語を覚えることには限界があるからです。
繰り返し書いたり声に出したりすることで意識の底に落とし込む手法は,幼い子どもが母国語を習得し,新しい単語を獲得していくプロセスに酷似しています。
日常的に英語を用いる環境にいないからこそ,自発的にそういう環境にすることが大切なのです。
以前にも申し上げましたが,語彙力なくして読解力もなければ表現力もありません。当然ながら,リスニング力もつくはずもありません。
これまでの私の教え子で結果を残してきた生徒たち,例えば京都大に進学した私の教え子などは,この部分を非常に大切にしてきたと言っても過言ではないのです。
英単語の暗記はとにかく根気が必要です。一朝一夕には身につきません。
繰り返しになりますが,4,000語レベルの英単語は高2生の 1月が習得のリミットです。
英語の学習のみならず,他教科も周到な準備を進めていかなければならない。もちろん,高校から課される課題や予習も熟さなければならない,部活もある。
どの科目もバランスよく,かつ,計画的に熟すか。それが受験生には求められているのです。
ただし,効率性は常に追求しなければならないものの,安易に近道を探す,求めることはしてはいけないと生徒たちに伝えています。
最後に,どの単語集が合う (良い),合わない (良くない) というのは,生徒それぞれに好みもありますから不毛な議論です。
伝統ある単語集 (書店にたくさん積まれているものとか) なら行き着くところは基本的にどれも同じですから,これと決めた 1冊を究めることが何より重要と考えます。
当塾では単語テスト用の教材として Z会出版の『速読英単語』シリーズを採択しておりますが,テスト終了後は「他に合う単語集があれば差し替えてもよい」と生徒たちに伝えています。
これと決めた 1冊を徹底的にやり抜く。もちろん精選されたもので。
英単語の習得においても重要なことですが,これはどの科目にも共通する学習法です。
写真は今回の本文とは関係ありませんが,当塾の高2生集団指導コースに在籍する生徒の進研スタディサポートの結果帳表です。
私はこういった 1回 1回の模試や実力テストの結果は『単なる通過点』と捉えておりますので,どちらかと言うとあまり興味がありません。
しかし,この生徒は高校に入学してから写真のような結果を連発しているものの,慢心せず直向きに頑張れているところが本当に素晴らしく,いつも感心しています。
いつも自習室で黙々と取り組み (今日は珍しく自習に来ませんでしたが… ),質問もきっちりとできる。
私とはこの生徒が小5生だった時からの間柄ですが,学業面は言うまでもなく,人として成長できていることが何より嬉しいです。頑張れる理由は明確な目標があるからですよね。
これからも目標に向かい,共に頑張っていこう。
それと,定期テストと同様に塾では何の対策もしませんが,7月の進研模試でも 1年次の流れでもって引き続き “大暴れ” してくださいね!
中学生・定期テスト ①
那加中を皮切りに,各務原市内の中学校の前期中間テストが始まりました。
今週が稲羽中・鵜沼中,来週が桜丘中・中央中・蘇原中と続いていきます。
当塾の那加中の中3生が前期中間テストの英語で100点をとってきました。速報値ではあるものの平均点が64点くらいということですから,よく頑張ったと思います。
私から見て,この生徒は特段に英語が得意ということはありません。紛れもなく彼の努力の証です。
以前のブログでもお伝えした通り,当塾では生徒たちに定期テストの予想問題も過去問も与えておりません。
そういったお膳立てに頼る習慣がついてしまうと,彼らが高校や大学に進学した際,または社会に出てから困ることになるという考えから,私たちはこのようにしているのです。
そんな中で100点は価値ある結果です。
よく頑張りましたね。おめでとう!
※ 写真は,当塾の入り口から見えた本日の夕陽です。美しい情景に思わずパシャリ。
当塾で大切にしていること
当塾では以下の 5点を,各科の学習指導と併せて大切にしています。
・授業中や自習中に姿勢を正すこと (背筋を伸ばす,肘をつかない等)
・字を丁寧に書くこと (講義ノートはもちろん,各種テスト答案や提出の必要のあるワークや書類等)
・時間を効率よく使うこと (無駄を排除する等)
・適切な言葉づかいと挨拶をすること
・感謝の気持ちを持つこと
この 5点は,将来設計指導の一環としても当塾が非常に重要視している点です。
彼らにはあまり「勉強しなさい」とは言いません。私から彼らに様々な形で気合いを入れることもないわけではありませんが,ここは当然のようにクリアできている生徒がほとんどです。
よって,各科の指導を通じて彼らの学習面をサポートすることに加え,彼らを人として成長させる,いろいろな意味で次のステージに上げることが私たちの役目と考えております。
今回のブログでは上記 5点のうち,最初の 3点に関して思うところを綴ります。
まずは姿勢に関してです。
写真は先日のブログでも紹介した自習室の様子ですが,ご覧の通りで姿勢の悪い生徒は 1名もいません。もちろん,この日だけに限ったことでもありません。
姿勢が悪い状態で学習に臨んでも効率が下がるだけですからね。彼らも納得の上でこれを心がけてくれておりますから,口酸っぱく注意する必要もないのです。
続きまして,字に関してです。
綺麗な字でなくとも,丁寧な字,または読みやすい字を書くよう心がけなさいと伝えています。
写真は岐阜高に通う生徒の週末課題プリントで,まさにお手本のような字です。この綺麗さで,かつ速く書けることにいつも感心しています。
字が乱雑で得なことは何一つありません。読む側の立場に立ち,心を込めて書くよう生徒に指導しています。
ただし時間はかけずに,というのもポイントです。字を書くスピードが遅いと効率が下がり,損失がどんどん膨らんでしまいますからね。
最後に,時間に関してです。
どれだけ計画的に,かつ効率よくタスクを消化していけるかは非常に重要です。あとは先述した字を書くスピード。遅いのは致命的です。
時間は有限的なものですから,限られた時間を有効に使い,徹底的に無駄を省き,そして常に計画性を持って動く。
この訓練を積んでおけば,社会人になって以降も有用な能力と成り得ることは間違いありません。
併せて,効率性を追求しつつも,学習には可能な限りで時間をかけなければなりません。私が受験生だった頃,休日には少なくとも16時間は学習に充てていました。
当時の高校生の家での娯楽と言えばテレビ・ゲーム・漫画だと思いますが,私の部屋にはテレビもゲームもありませんでしたし,漫画も高1生からはほとんど読まなくなりました。
テレビを長時間見るのは正月くらいのもので,もはや修行僧のような暮らしだったと回顧しています。
上記した 3大娯楽で多くの受験生がその戦いに負けてきましたが,現代はそれに加えてスマートフォンとの戦いに負けてしまう高校生が数多くいると耳にします。
学習に臨む傍らにスマートフォンを置いている,学習そっちのけでスマートフォンの各種アプリに没頭している…。日本はどうなっていくのでしょうか。
そう思うと,当塾の生徒たちは自習室へ来て自発的にそこから切り離そうとしている。今日もテスト中の高校生のみならず,テスト明けの高校生も自習に来ています。いいことだと思います。
個人的な意見を述べると,高校生にスマートフォンなんて不要ですし,携帯電話さえも不要と考えています。
百歩譲って家庭との連絡用に携帯電話が必要だとしても,通話とメールができれば十分でしょう。スマートフォンでゲームだの SNS だのと,あれこれ遊んでいる時間はとにかく無駄です。
所有するならするで,節度を持った使い方をする必要があるのです。
長くなりましたが,思うところを綴らせていただきました。お読みいただきましてありがとうございます。
近いうちに残りの 2点に関しても綴らせていただきます。
今月の新刊《探究コーナー》
以前も紹介した通り,進路探究塾 Mirai には小説を除く各種書籍を並べた探究コーナーを設けています。
私たち進路探究塾 Mirai の教員が読み終えた書籍,あるいは私が書店で立ち読みして生徒たちにぜひ読んでもらいたいという書籍がここに並んでいます。
中間テストが終わる時期を見計らい,数冊の “新刊” を入れました。
まず『Newton』別冊は,発売されたばかりの『航空機のテクノロジー』です。
これで『Newton』別冊の蔵書は50冊となりました。生徒たちの人気も高いですし,今後もどんどん増やしていきます。
他のはまあ,理系が圧倒的に多い当塾の生徒たちが喜びそうな書籍と,私が読み終えた書籍です。
私は評論家ではありませんから,ここでは書評をしません (生徒たちや保護者の方の前ではしますけどね)。
先日のブログでも申し上げましたが,生徒たちには読書を通じて多種多様な学問や考え方に触れ,一つひとつの達成と日々の自己成長を重ね続けてほしいと願っております。
彼女は先日のブログでも紹介した加納高の高2生 (理系) で,本日は13時にやって来ました。昼食をとり,すぐさま自習を開始しました。
世の中には,定期テスト期間テスト中ではあるけれど明日・明後日は土日の連休だし時間がたっぷりあるからと余裕綽々の高校生が多くいることでしょう。
この姿勢が後々に差となって表れてくると思いますし,彼女はテスト前やテスト中でなくても土曜日と当塾の開いている日曜日はほぼいつもこんな感じです。
この生徒も午後の早い時間帯から自習室に来ました。今日からテストが始まった岐山高の高2生 (普通科・理系) です。
彼女はこの学年で最も英語の質問をしてくる生徒で,私の授業で実施している単語テストも頑張ってくれています。実力は着実に上がり続けています。
1月の進研模試結果は自己ベストを更新して頑張ったと思いますが,これに満足することなく更なる結果を目指して日々努力を重ねてほしいものです。
明確な目標があるからこそ
この生徒は長良高の高1生で,数学をよく頑張っている生徒です。
火曜日からの 3日間,自習室で13時から23時まで食事休憩の30分を除いてひたすら自習と質問に明け暮れています。先週の土曜日・日曜日も同様でした。
日頃から相当やり込んでいるのに,テスト前・テスト中にもこれだけやり込む。
目指すところが明確に固まっているからこそ頑張れるのですよね。
明日は数学A のテストがあるということで,今日も大好物の『赤チャート』の問題にかじりついています。学校の『黄チャート』と傍用問題集はとっくの昔に完遂したとのことです。
先日返却された入学直後の進研スタディーサポートでは,数学が学年 2位,英数では 3位という結果でした (いずれも400名中)。
当塾にはまだまだ上の生徒もたくさんいますからそれほど顕著な結果だとは言えませんが,“大いなる野望” を抱いて日々コツコツ頑張っており,いつも感心しています。
とは言っても,まずは長良高で 1位をとらないと話になりません。彼もわかっているとは思いますが,目標からすれば戦うべき相手はもっと高いステージにいるのですからね。
高校の合格発表当日から自習室で高校数学に取り組み,学校の進度はもちろんのこと,かなり速い当塾の進度さえも上回るペースで独学にて数学を究めるべく日々取り組んでいます。
本人も中3生の頃より明らかに勉強していると言っており,この姿勢が大切なのだと思います。すべきことをきちんとこなしていれば,過去問やら予想問題なんて不要なのです。
ただ,先述したくらいの結果で満足することなく,“大いなる野望” に向かってまずは 3年間しっかり邁進してもらえるように私たちは彼の背中を押し続けたいと考えています。
中学校では那加中は明日が中間テスト,高校では岐山高が明日から,加納高と長良高がテスト中ということで,本日も科目を問わず多くの生徒の質問を受け付けました。
みんな頑張っています!