貪欲に学んで吸収し続ける

 

写真は数学の『赤チャート』に励んでいる高1生です。

彼は学校で購入したものでは飽き足らず,書店で『赤チャート』を購入して自習室でそれに励んでいるというわけです。

 

当塾にはこういった生徒が結構おり,中2生から『Focus Gold』に取り組んでいる中3生なんてのもいます (数IIIまで所有・数IAは修了)。

もちろん,学校で扱っている内容がほぼ完全に理解できている (校内順位が常に 1桁とか) 生徒に限った話ではありますが,貪欲に学んで吸収し続けることは大切なことです。

 

目標とするところがあり,“愉しみながら学ぶ” 姿勢でなければこんなことはできません。

どんどん質問してくださいね!

 

早め早めの準備とコツコツ取り組むことは大切!

 

先日,定員に達したために募集を終了した高2生の集団指導コース

英語・数学IA・化学 (文系は生物基礎) の集団指導に加えての数学IIBの系統別個別指導,どの科目も順調に進んでいます。

 

9月からはここに国語,そして 1月からは物理 or 生物 (文系は化学基礎) の集団指導が加わります。

どの生徒も志望校が学部・学科まで確定しているからこそ気合いも違います。早め早めの準備で志望校合格を勝ち取らせる決意です。

 

以前にも簡単に紹介しましたが,英語は毎週単語テストを実施しています。

単語テストといっても単なる単語の羅列だけではなく,イディオムや文の穴埋め形式での出題です。生徒たちはこの単語テストの準備に 1週間あたり 3時間から 4時間を費やします。

 

高2生の12月までにセンター試験レベルの英単語を一通り終え,その後は自分で昇華させる。

これを素直に実践した生徒はセンター試験で必ず結果を出していますし,大学進学後の TOEIC や TOEFL でも結果を残しています。

地味な作業ではありますが,基礎を疎かにして結果など望めるはずもないのです。

 

この 3月から実施しているセンター試験の過去問をもとに私が作成している英文法・語法のテキストが落ち着いたので,この 5月からは短文の解釈に移行しています。

今回も,主要大学の入試問題をもとにして私が作成しているオリジナルテキストです。

いわゆる長文はこれが終了してから。焦る必要はありません。高3生になる前に,どれだけ基礎をしっかり取り組んできたかが後の伸びにつながるのです。

 

英文法・語法の理解を通じて培った基礎力を活かし,やや複雑と言える構造の英文に取り組むことを通じて構文を把握する力を養うことがこの数ヶ月のテーマです。

この積み重ねが,将来の読解力と英文和訳力を形づくります。

生徒には予習を課しており,私の提示する各英文の解析 (S・V・O・C の分類および句・節の分類) および訳文の作成をしたうえで授業に臨んでもらっております。

表面的に仕上げてきても何の意味もありませんから,辞書を使いながらじっくり時間をかけて取り組むよう指示しています。

 

あたかも近道があるかのような学習法がまことしやかに囁かれていますが,そんなものに振り回されることなく当塾の生徒たちにはコツコツと取り組む姿勢を身につけさせたいと考えております。

大学受験レベルの英語・数学の習得は時間がかかるものです。

前述したように,スッと視界が開ける域に到達するには,高1生・高2生の 2年間にどれだけ基礎をしっかり取り組み,耐え,そして向き合ってきたかが重要なのです。

 

※ 写真は本文とは何の関係もありませんが,私が撮影した『瀬戸大橋と朝焼け』です。私のお気に入りの一枚です。

 

漢字検定

 

本日,漢字検定の受検申し込みを締め切りました。

前回の 1月実施分で受検して合格している生徒が多いために今回は在籍の約半数に留まりましたが,受検する生徒たちには合格を目指して頑張ってもらいます。

 

とは言っても,当塾における漢字検定の位置づけはその級の合格を目的としたものではありません。

当塾では各ステージ(小学部・中学部・高校部)において,以下のような位置づけで生徒に漢字検定に取り組ませております。

 

小学部は該当学年の範囲の級(小5生なら 6級)をその学年の 1月に受検する段取りで指導しています。

当塾の小学部では11月末に該当学年の漢字をすべて修了し,1月の検定に備えるカリキュラムを組んでおります。

単に合格するだけでは意味がありませんから,目標は満点に設定しています。私はこれまでのキャリアにおいても同様の取り組みをさせて,多くの生徒に満点をとらせてきました。

 

11月までの毎回の小テストで音訓・部首・画数などは網羅できておりますから,2ヶ月かけて演習を繰り返し,間違えたところは徹底的に復習することを繰り返します。

この過程で徐々に高得点が取れるようになり,以降はゲーム感覚で取り組ませます。

 

1ヶ月経った頃には95%超は当たり前で,これを機に漢字が好きになるという生徒も多くいました。おそらく自信がつくからでしょうね。

全員が満点とはいきませんが,本番の結果が198点で悔しがる姿は成長した証と言えます。

 

中学部は中2生の 1月までに 3級を,上位高を受験する生徒は中3生の10月までに準2級の合格を目指します。

中1生で準2級に,中3生で 2級に合格する生徒もおり,意識の高さにただただ驚くばかりです。

 

漢字は数学や英語と違って横並びの知識ですから,“早い段階で取り組める受験対策” という位置づけで取り組ませています。

当塾の生徒が受験・進学する高校では関係なさそうですので,内申書に書いてもらえるからとか,入試の際に優遇してもらえるからとかというレベルの話はしません。

 

さらに,漢検の対策を通じて,国語辞典を引いてそれを読み込むことによる言葉の知識の積み上げも狙っています。

新聞や論説文を読む際,ここで身につけた言葉の知識が活きてくることは間違いありません。

 

高校部は高1生の11月までに準2級を,高2生の 1月までに 2級の合格を目指します。

あくまで中学部の延長線上と考えており,“早い段階で取り組める受験対策” および “言葉の知識の積み上げ” という観点から,当塾では必修の位置づけとしております。

 

センター試験の10点分,二次の数点分ではあるものの,漢字は大学入試において出題されることが確実なわけですから侮るわけにはいきません。

論説文の読解においても言葉の知識は必要ですし,小論文を書く際にもそれは活かせるはずです。

後回しにしがちなこういったことを早い段階で取り組み,きっちりと仕上げて万全を期す。どの科目においても私たちが大切にしていることです。

 

どのステージにおいても,目標とするところは単なる合格ではなく『高得点で』というところが共通項です。

この経験を積み重ねることによって,別の場面においてもそのこだわりは活かされてくるのです。

 

当塾の小学生指導

 

写真は,自習に来た小学生の質問受付を実施しているところを撮影したものです。

 

中学生・高校生はもちろんのこと,当塾では小学生もけっこう自習に来るのです (ブログでは高校生の話が多いですが)。

学校や塾の宿題をしたり,こちらで用意した演習プリントに取り組んだりとさまざまですが,お迎え待ちの時に教員とのおしゃべりを楽しんだりもしています。

 

小学生のうちに,“愉しみながら学ぶ” 姿勢をつくる。

これが進路探究塾 Mirai の考える小学生指導なのです。

 

将来設計指導《 4月度》

 

本日,進路探究塾 Mirai の塾名の由来である指導の将来設計講座『みらい』を実施しました。

 

当講座を実施する目的は,子どもたち自身が小中学校や高校,ひいては大学で学ぶことの意味を理解し,17歳までに自分の取り組みたい分野や夢と出会う機会を創出することにあります。

 

“将来設計講座 みらい” は月に 1回のペースで実施し,以下の 3つの項目を柱としています。

① 夢を実現する考え方と行動力を身につける, ② プロフェッショナルから学ぶ, ③ 教養を身につける

 

夢を持ち,その実現を強く願い,自分を信じて日々努力を重ねる。

好きなことやわくわくすることに没頭しつつも,広い視野を持って多種多様な知識を追及し,それを吸収していくこと,そして素直な気持ちを持つことは本当に大切です。

 

私たちが 『17歳までに』 と設定していることには意味があります。

先日のブログでも紹介した公益財団法人が実施した調査で,『いつ進路や就職先の志望を考え始めたか』 と2014年卒の大学生に問うたものです。

・『どんな業種で働きたいか』 1. 大学入学前 13.9% 2. 入学後から大学3年生の 5月まで 12.9% 3. 大学3年生 6月から大学4年生 68.0% 4. 考えたことなし 5.2%

・『どんな職種で働きたいか』 1. 大学入学前 8.9% 2. 入学後から大学3年生の 5月まで 11.8% 3. 大学3年生 6月から大学4年生 74.5% 4. 考えたことなし 4.8%

 

進学校と言われる高校に進学しても大学受験で思うような成果が残せない高校生や,難関と言われる大学に進学しても就職で失敗する大学生。

こういうケースが後を絶たないのは,つまるところ受験が最終目標になってしまっている学生が多いという現状があります。

 

さらには,厚生労働省発表の統計データに目をやると,就職からわずか 3年で大卒の32.4% が離職してしまっているとのことで,長く仕事が続かないという現状も見逃せません。

景気や雇用形態・処遇等さまざまな要因はあるのでしょうが,彼らが進路について深く考えてこなかった (上記統計) ことも影響していると見ております。

 

単に偏差値により志望校合格を目指すのではなく,生徒自身が自分の将来を真剣に考えてもらいたい。

そして,将来は日本や世界に貢献できる人材となってもらいたいとの想いから将来設計講座『みらい』を実施しています。

 

当講座を通じ,子どもたちの未来の可能性を最大化できる指導を実践します。

 

自習室での 1コマ ②

 

先日のブログ『自習室での 1コマ』に続く第2弾です。

 

岐阜高に通う高2生が単語の学習に励んでいます。

毎週末に私の授業で実施している単語テストの準備なのですが,生徒たちにはとにかく書いて覚えるよう指示しており,彼はそれを実践しているのです。

 

センター試験レベルだけでも約4,000語から4,500語にのぼる量の単語を覚えきるには,筆記具を用いて書くという作業からは逃れられないと私は考えております。

初動の段階から見て覚えるとか,ましてやスマートフォンのアプリで覚えるなどということは愚の骨頂です。

2周目・3周目の段階に至ってから見て確認するのは効果的ですが.それは 1周目をきっちりと熟したうえでの話です。

 

テスト範囲は『速読英単語』の 8ページ分から12ページ分と設定しており,生徒たちには毎週のテストに向けて最低 3時間を確保するよう指示しています。

私の考えるこの 3時間というのは 6日間30分ずつ,または前半 3日間40分ずつと後半 3日間20分ずつのイメージです。

これがテスト前日や当日にまとめて 3時間を確保するというのは単なる “その場凌ぎ” であって効果性は薄れてしまいますから,生徒には 6分割を納得してもらったうえで徹底させています。

 

これまでのキャリアにおいても,私は同様の取り組みを生徒たちに実践させてきました。

素直な気持ちでこれをきっちりと熟した生徒たちは,理系・文系を問わずセンター試験の英語科で 8割を切ることはありませんでした。

何より単語・連語をひたすら書いて覚えているために二次の記述でも活きてくるのです。

 

個別CT ④

 

『個別CT』連載 4回目です。

 

小中学生に『個別CT』を実施する目的は,疑問点を翌日以降に持ち越さない姿勢を身に付けさせることに加え,“自習の習慣づけ” と “質問の練習” です。

開始から 1ヶ月半が経過し,成果が随所に表れてきています。

 

授業のない日に自習室に来ることが習慣付いてきているとともに,授業後の時間帯に教員へ質問をしている姿を頻繁に見かけるようになりました。

中学生は週3日の授業に加えて週2日の自習,小学生は週2日の授業に加えて週1日の自習に来るというスタイルが定着しつつあります。

 

個別CT ③

 

『個別CT』連載第3回です。

 

70分の指導枠はいつも白熱した雰囲気の中で終了します。

22時の終了としていますが,時間が過ぎても生徒たちはもっと知りたい,もっと教えてもらいたいと,22時30分,23時を過ぎても多くが積極的に学んでいます。

この時間帯で各教科の質問をしている生徒の姿も見られます。

 

授業のない曜日,中1生で言うと火曜日と木曜日,中2生・中3生で言うと水曜日と金曜日がそれにあたりますが,進路探究塾 Mirai の生徒たちは本当によく頑張ります。

先日のブログでも紹介したように,間近で高校生が頑張っている姿を見ているからというのもあるのでしょう。

 

個別CT ②

 

『個別CT』の連載第2回目です。

 

中2生の今週のテーマは,現在学校の授業でも取り組み始めているであろう数学の『式と計算 (全般)』でした。

非常に多くの問題をスラスラと解く生徒もいれば,まだ定着させきれていない生徒もおり,ここでしっかりと素地をつくるべく取り組ませています。

 

写真のように,『個別CT』では教員が生徒の横について躓きを取り除いていきます。

答えを教えるのではなく解法プロセスをしっかりと理解・定着させ,現単元だけでなく他の単元にも波及させることを狙いとしています。

 

今日の『個別CT』も,どの生徒も積極的に取り組んでいる姿が非常に印象的でした。

 

個別CT ①

 

『個別コーチングタイム (個別CT)』の様子を 4回にわたって連載します ( 4月16日4月18日4月19日の各ブログも併せてご覧ください)。

 

以前にも紹介しましたが,写真のように『個別CT』は 3名から 4名の生徒で 1つのグループをつくり,1グループにつき 1名の教員が指導を担当します。

集団指導コースに在籍している小5生から中3生が対象で,授業の一環として時間割に組み込んでいます。

例えば中2生の時間割は19時30分から22時の週3回で,火曜日が英語と国語,木曜日が数学と個別CT,土曜日が理科と社会といった具合です。

 

『個別CT』は数学の計算や図形といった共通テーマに沿って実施します。

生徒ごと,グループごとにカスタマイズしたプリントを演習させ,それを添削・質問受付するという形式です。

 

教員は単に添削 (〇つけ) をするだけでなく,生徒の演習中にプロセスも見ていますので,それを質問受付の際に反映させます。

自分から教員に声をかけることができる生徒もそうでない生徒も,生徒一人ひとりに合った対応を心がけています。

 

写真は13名の生徒を対象に実施している様子で,4名の教員が指導にあたっています。