高校合格は小さな通過点

 

高校合格は小さな通過点であり,大切なのは大学合格とその先であると私たちは日頃から塾生諸君に説いています。

 

先日のブログでもお伝えしたように,当塾の中学部集団指導コースは在籍の半数以上が岐阜高へ進学し,現在の中学部で学んでいる塾生諸君の取り組みからも同様の傾向が当面続く見込みです。

また,直近 2ヶ年は全員が公立高 (岐阜高・岐阜北高・加納高・長良高) に合格を勝ち取りましたが,それ以前は公立高に合格できず不本意ながら併願先の私立高へ入学する塾生もいたのは事実です。

 

当塾には開塾からの10期で,公立中から県内の私立高に進み,かつ高校卒業までの間を当塾の高校部で学んだ卒塾生が累計で16名おります。

そのうち14名が国立大の現役合格を勝ち取っており,以下にその詳細を列記します。

 

[2016年 春] 1期生

岐阜東高 → 岐阜大学 教育学部 (一般選抜・前期日程)

 

[2017年 春] 2期生

岐阜東高 → 名古屋大学 文学部 (一般選抜・前期日程)

 

[2019年 春] 4期生

岐阜東高 → 岐阜大学 地域科学部 (一般選抜・前期日程)

 

[2020年 春] 5期生

鶯谷高 → 名古屋大学 教育学部 (学校推薦型選抜)

岐阜東高 → 名古屋大学 工学部 物理工学科 (一般選抜・前期日程)

岐阜東高 → 岐阜大学 教育学部 (学校推薦型選抜)

 

[2022年 春] 7期生

岐阜東高 → 奈良女子大学 生活環境学部 食物栄養学科 (学校推薦型選抜)

岐阜東高 → 岐阜大学 応用生物科学部 生産環境科学科 (一般選抜・前期日程)

 

[2023年 春] 8期生

岐阜東高 → 岐阜大学 社会システム経営学環 (一般選抜・前期日程)

 

[2024年 春] 9期生

岐阜東高 → 名古屋工業大学 工学部 情報工学科 (一般選抜・前期日程)

岐阜東高 → 岐阜大学 地域科学部 (一般選抜・前期日程)

岐阜東高 → 岐阜大学 地域科学部 (一般選抜・後期日程)

 

[2025年 春] 10期生

岐阜東高 → 東京科学大学 物質理工学院 (一般選抜・前期日程)

岐阜東高 → 名古屋工業大学 工学部 社会工学科 (総合型選抜)

 

14名の内訳は,東京科学大が 1名と近隣の国公立大では学ぶことができない分野を学べる奈良女子大が 1名,自宅から通学可能な国立大が12名 (名大 3名・名工大 2名・岐大 7名) となっています。

 

上記の14名の進学先には,先日のブログで紹介したような入学辞退率の高い国公立大が一切含まれていないというところもポイントで,例年から多くの志願者を集める大学ばかりです。

言うまでもないことですが,上記の大学は岐阜高や岐阜北高,加納高でも多くの不合格者がいる大学であり,そういう意味では高校 3年間の頑張りで状況を変えたという見方もできます。

 

彼らは「公立高生に負けたくない」という気概と,「大学受験では結果を残したい」という想いを持って当塾の高校部の授業を受けていましたし,質問受付の時間も積極的に活用していました。

また,部活動はそこそこに平日は夕方から当塾の自習室に来て,当塾の授業のない日曜日も 6時間から 8時間にわたって自習に励むということを彼らは 3年間通してやり切りました。

 

これだけ頑張っての合格であり,彼らの合格はいずれも偶然の産物ではないということを強調します。