当塾の個別指導コース

 

進路探究塾 Mirai は集団指導を基幹指導形態としておりますが,私立中高一貫校に通う生徒を対象とした個別指導専科コースも設置しております。

滝学園などの中高一貫校に在籍している生徒が当コースで学んでおり,早い段階で具体的な志望大学・学部を確定させて意欲的に学んでいる生徒が多いのが特徴です。

 

当塾の個別指導専科コースは 1 : 1 でのプライベートレッスンを基本としております。

在籍中高・学年・受講科目が重複する場合はセミプライベート ( 2 : 1 指導) になることもありますが,異学年や異科目で 2 : 1 指導になるというケースは当塾の個別指導コースではあり得ないことです。

 

開講科目は英語・数学・国語・理科 (物理・化学・生物) ・日本史・小論文で,いずれの科目もセンター試験対策から東京大や京都大の二次試験対策 (各種添削指導) まで対応可能です。

定期テスト対策など,基本的に授業内で学校準拠指導は行ないません。貴重な授業時間を有効に活用するためにも,この部分は自習に来た際などに質問で消化してもらうスタンスをとっております。

私たちの授業は大学入試を見据えたものであり,学校の補完という位置づけではないのです。

 

さらに,プライベートレッスンであることの特性を活かし,生徒の志望校に合わせ,その達成に向けて逆算したカリキュラムおよびスケジュールを組みます。

到達度を実感してもらうために折を見て生徒に過去問を見せ,中学生であっても実際に解いてもらうこともあります (先日も新中3生に東京大の入試問題の一部を解いてもらいました)。

 

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当塾の基幹コースである集団指導コースと,私立中高一貫校の生徒を対象とした個別指導専科コース。

いずれのコースに在籍している生徒も,大学入試に向けた学習に取り組んでいるということが共通項なのです。

 

『大学で何を学ぶのか』

 

文科省が発表した平成26年度の学校基本調査によると,過年度生を含む高等学校卒業者に占める大学進学率 (短大を除く) が51.5%に達し,統計上初めて過半数に達したとのことです。

 

私の頃のそれは約25%でしたから,倍増していることがわかります。

当時はおよそ 4人に 1人だった『大卒』の資格が,これからは 2人に 1人の時代に突入することになります。

 

『大学で何を学ぶのか』

 

何を学びたいのかを明確にすることなく,ただ大学に入学したに過ぎないという学生が数多くいると聞きます。

もちろん,私が大学生だった頃にもそのような学生は一定数存在しました。

しかし,これだけ大学進学率が上がってくると,そのような学生の数は当時とは比較にならないほどに多くなっていると考えられます。

 

一般教養が不足している大学生,入学して専門科目を学んでいくにあたり求められる基礎学力が欠落している大学生。

そのような学生が最高学府である大学で学ぶ資格があるのか,また,そもそも大学に通う必要があるのか甚だ疑問です。

基礎学力と一般教養はもちろんのこと,受験という試練を通じて身につけた論理的思考力と忍耐力が,子どもたちが将来活躍していくうえで不可欠なのです。

 

進路探究塾 Mirai では,子どもたちに『大学で何を学ぶのか』を明確にしたうえで志望校・学部 (・学科) を選定させています。

これは,当塾の将来設計指導取り組みの一環でもあります。

 

私は18年間の塾教員のキャリアにおいても,とにかく拘ってこのことを子どもたちに指導してきました。

「〇〇大学ならどの学部でもよい」というような安易な選定は絶対にいけません。就職の際に躓く典型的なケースと言えるからです。

 

高校入試はもちろん,大学入試さえもゴールではない。

同時に,志望校合格に向けた準備を徹底的に行なって学力・教養を獲得するのはもちろんだが,それは志望校合格だけを目的としたものであってはならない。

これは進路探究塾 Mirai の拘りであり決意でもあり,私が塾教員として貫いてきた信念でもあります。

 

社会人となった私の教え子たちは様々な分野で活躍してくれています。

医師や公立病院の薬剤師,または看護師として医療に携わる者,エンジニアとして企業で研究に携わる者,小学校・中学校・高校の公立学校および大学で教育に携わる者。

上記はほんの一例に過ぎませんが,明確な夢や目標を持ち,その達成に向かって弛まぬ努力を重ねてきたからこその結果だと考えます。

 

彼らが私の元で学んでくれていた頃から随分と時間は経ちましたが,いまだに交流が続いています。

昔話に花が咲くだけでなく,彼らの仕事上の相談に乗ることもあります。

 

なお,彼らとの交流を通じて私が得た情報 (仕事のやりがいやいわゆる現場の声) は生徒たちに還元しています。

これを進路探究塾 Mirai で学んでくれている生徒たちにとっての将来に向けた指針の一つとして心に刻ませ,夢を単なる憧れだけで済ませることのないようにという願いからです。

 

中学生の指導

 

中2生の理科の授業の様子です。皆,非常に集中して受講してくれています。

 

先日ご入塾いただいた保護者の方が,教室の外から授業を見学された時に『どの生徒さんも姿勢が良く,生き生きと授業を受けておられますね』と仰ってくださいました。

これに加え,自習に来ていた他の学年の生徒がご見学の保護者の方に挨拶をしたようで,『非常に感心しました』とお褒めの言葉をいただきました。

 

姿勢・挨拶・言葉遣いに関しては,学業と並んで私が生徒たちに大切にさせていることです。

この 3点はあらゆることの基本ですから,成績さえ良ければよいという考えは私には受け入れがたいものです。

 

今回は当塾の中学生集団指導コースを紹介します。

 

進路探究塾 Mirai の中学生集団指導コースは,週3日で70分ずつの 5科の授業と70分の個別CT を実施します。

どの科目もバランスよく学んでほしいと考えているため,夏と春を除く通常授業期は科目による比重をかけておりません。

 

当塾の指導は学校準拠指導ではありません。どの科目においても学校の進度よりも若干早く進むだけでなく,どの学年も年度末の 1月以降は次学年の予習内容を指導します。

中学生は 2月の前半こそ学年末テストの範囲で授業を実施しますが,1月と 3月は次学年の予習に充てます。

 

定期テストに向けた勉強は,日頃からきちんと取り組んでいれば直前になって焦る必要はないのです。

学校の授業を集中して聴き,ノートを取り,それを時間をかけずにまとめ,ワーク等に取り組む。これを日頃から実践するだけです。

 

もちろん,定期テスト前の 2週間はそれなりの指導・演習は行ないますが,予想問題も用意しませんし,過去問などに集中的に取り組ませることもしません。

当塾には相対的に定期テスト得点が高い生徒が多いのは,コツコツ取り組む習慣がついているからこその結果と考えております。

 

この姿勢は,定期テスト対策のみならず,受験対策などあらゆるところにつながっていきます。

私たちが目指すところは,目先の成績向上や志望校合格ではなく,ここなのです。

 

俯瞰逆算による学習

 

目標を達成するためには,無計画にただ取り組むだけでなく,“俯瞰逆算” で計画的にものごとを進めていく必要があります。

私は自身の経験も交えながら,事あるごとに生徒たち,特に高校生にその重要性を語っています。

 

“俯瞰逆算” による学習法は,入試や定期テストをはじめとする各種試験対策に有効な手段です。

もちろん,入試や定期テストといった単なる通過点のみならず,将来の夢の実現に向けても,そして社会に出てからも有用になる取り組みであることは間違いありません。

 

まず,設定したゴールから遡って,どの参考書・問題集 (精選されたものでなければその効果性は薄れますが) を何周り熟し,それをいつまでに仕上げるかを考えます。

月ごと,週ごと,日ごとの具体的なタスク配分を行ない,スケジュールを作成していきます。

 

スケジュール作成においては,自身のペースに合わないものや限界を超えるような無理な設定はすべきではありません。

自身にとっての適切な睡眠時間を確保することは大切ですし,まことしやかに語られる朝型学習法導入の是非は慎重に検討する必要があると私は考えます。

私の場合,朝はギリギリまで寝ていたいというタイプでしたから,朝型の学習法は全く合いませんでした。

各方面で『受験生は朝型にすべき』という文言を見かけますが,人によって合う合わないがありますので,無理をして取り入れてリズムを崩すと却ってマイナスになります。

 

スケジューリングのみならず,理解を確実に積み上げていくためには,自身が消化しきれる量を把握しておくことも非常に重要です。

さらには,突発的な事態を想定してゆとりを持ったものにしておかなければそれは行き詰まってしまいます。

 

私の場合,1か月・3か月・6か月・1年単位で修正をかけながら自身の受験対策を進めておりました。

毎週の日曜日の夜に翌週のスケジューリングを確定し,月末の日曜日には翌月のものを大雑把に作成する。

このサイクルを崩さずに各科の学習を進めたことが学力向上につながったのだと考えております。

生徒たちからも学習法に関して各種相談を受けますが,私はその生徒に合うであろう学習法をそれぞれの性格をもとに慎重に検討した上でアドバイスしております。

 

さらに,“自身が消化しきれる量” は,高校生で言うならば,中学生の頃に本質を追及するべく思考を巡らせる訓練をし,それに多くの時間を費やしてきた生徒でなければおそらく把握できません。

中学生の頃に,定期テスト予想問題などの与えられたものだけを熟す安易な学習を繰り返してきた生徒には相当きついでしょうし,高校生になって伸び悩むケースはこういった生徒に多いのです。

 

安易な近道を模索することなく,決まったものをきっちりと計画的に熟していく。これは将来,子どもたちが社会に出た際に必要となるスキルです。

どんな職種に就いても,計画的に仕事を進めていくためにスケジューリングは欠かせません。

 

さらには,職種によっては仕事を進めていく上で安易に答えの出せない課題に直面することがあります。その時,学生時代にどれだけ思考を巡らせる訓練を積んできたかが問われることになります。

与えられることに慣れ切ってしまっていると,おそらくその答えは自力で見つけ出すことができないでしょう。

 

何もかも便利な世の中になっている今だからこそ,私たちは子どもたちにあえて遠回りをさせます。

これも進路探究塾 Mirai のこだわりなのです。

 

開塾から 1ヶ月 ~ 改めて当塾の指導の方向性をご紹介致します ~

 

早いもので開塾から 1ヶ月が経過しました。

 

この間,多くの方にご入塾をいただきました。本当にありがとうございます。

保護者様のご期待にしっかりとお応えできるよう教員一同しっかりとお子さま方と向き合ってまいりますので,今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

 

進路探究塾 Mirai は “集団指導 + 個別指導” で,小学生の学習習慣・読書習慣の確立や,中学生の定期テスト対策や成績向上,そして高校の合格を実現する。

ここまでなら普通の塾と変わりませんが,私たちは上記とともに大学入試を見越したカリキュラムで小1生から高3生まで指導を行なう進学塾であるということが異なる点です。

 

各学年とも定員を定めた “少人数定員制” を敷いていることも特徴です。

これにより英語の授業は,塾長である私が当塾の英語科指導のスタートとなる小5生から大学受験の高3生までを一貫して担当・指導できるのです。

 

進路探究塾 Mirai では学年によって,またはクラスによって授業担当者が異なるということはありません。専門性の高い教科担当が,全学年とも一貫して指導できる体制を整えています。

例えば中学生を担当する教員は,岐阜高などの上位高への合格実績が豊富で,かつ名古屋大などの旧帝大レベル受験生の指導実績・合格実績のある教員です。

高校受験にしか対応できない,小中学生しか担当できないという教員は 1名もおりません。

 

つまり,私たちの指導は,中学生においては定期テストで良い点を取れればよい,高校に合格できればよいというようなものではありません。

あくまでも大学受験や子どもたちの将来を見越したものであるということです。

当塾には定期テストで480点や490点を取ってくる中学生も在籍しておりますが,彼らは決められたテスト範囲をしっかりと学習して定期テストに臨んでいるに過ぎません。

過去問題や予想問題の類には熱心には取り組んでおりませんし,私たちはそういったものを子どもたちに取り組ませるつもりもありません。

 

子どもたち自身が長期的な目標を持ち,その達成のために今は何をどのように取り組むべきかを共に考える。これが私たちの指導なのです。

 

Mirai で身につけさせたい 9つの力

 

進路探究塾 Mirai では,生徒たちに次の 9つの力を身につけさせる指導を行ないます。

 

・情熱〔自分のビジョンやミッションを持つ〕

・胆力〔何事にも動じない気力〕

 

・基礎学力〔高い教科知識の習得〕

・教養〔文学,哲学,歴史,芸術等の広範囲の知識〕

・英語力〔英語をツールとして使いこなす〕

 

・課題発見力〔日本と世界の課題を見つける〕

・創造力 (想像力)〔高い視野から見て考える習慣〕

・コミュニケーション力〔他者と議論しながらより良い方向へと導く〕

・実行力〔すぐに行動し経験から学べる〕

 

成績向上や志望校合格といった “目先の目標” だけをクリアすることを繰り返していても,子どもたちは成長しません。

それらはすべて “将来への糧” でなければならないのです。

 

公益社団法人が『いつ進路や就職先の志望を考え始めたか』と2014年卒の大学生に問うた調査があります。

①『どんな業種で働きたいか』 1. 大学入学前 13.9% 2. 入学後から大学3年生の 5月まで 12.9% 3. 大学3年生 6月から大学4年生 68.0% 4. 考えたことなし 5.2%

②『どんな職種で働きたいか』 1. 大学入学前 8.9% 2. 入学後から大学3年生の 5月まで 11.8% 3. 大学3年生 6月から大学4年生 74.5% 4. 考えたことなし 4.8%

 

進学校と言われる高校に進学しても大学受験で思うような成果が残せない高校生,難関と言われる大学に進学しても就職で失敗する大学生。

こういうケースが後を絶たないのは,つまるところ受験が最終目標になってしまっている現状があるからではないでしょうか。

 

進路探究塾 Mirai は “集団指導+個別指導” に加えて “将来設計指導” を行なうことにより,学ぶことの楽しさと意義を理解しつつ明確な目標を持って毎日を過ごせる子どもたちを育成します。

 

高校生の単語テスト

 

進路探究塾 Mirai の高校生集団指導コースでは,高1生の 4月から高2生の12月までの期間で毎週単語テストを行なっております。

 

題材として用いているのは Z会出版の『速読英単語 入門編』と『速読英単語 必修編』です。

この 2冊を約20か月かけてセンター試験に必要な約4,000語から4,500語レベルを網羅させ,単語テスト終了から 1年後に控えたセンター試験に挑んでもらうという算段です。

 

この単語テストは『速読英単語 入門編』と『速読英単語 必修編』をもとに私が作成したオリジナル版です。

作成にあたっては,過去25年間に亘るセンター試験の本試験および追試験や主要大学の入試問題を分析しました。

生徒たちが今後英文を読んだり書いたりする上で重要な語彙やイディオム,さらに英文法・語法問題として重要性が高いものを精選してあります。

よって,一口に単語テストと言っても,10個から20個の単語を日本語訳にそってただ書き出すだけという形式ではなく,英文の穴埋めからイディオムの出題も用意しています。

 

私がセンター試験の 1年前の時点で終了するカリキュラムを立てしている理由は,テスト終了後に 2周目,3周目と生徒が繰り返し落とし込んでいく作業が不可欠だからです。

根気のいる作業ではありますが,語彙力は一朝一夕には身につきません。

とにかく繰り返し書く,電子辞書を用いてその単語の発音を聞いたり例文を確認する,(できれば) 声に出す。英単語を暗記する際,私は生徒たちにこの 3点を徹底させています。

 

繰り返し書いたり声に出したりすることで意識の底に落とし込む手法は,幼い子どもが母国語を習得し,新しい単語を獲得していくプロセスと酷似しています。

日常的に英語を用いる環境にいないからこそ,自発的にそういう環境にすることが大切なのです。

語彙力なくして読解力もなければ表現力もありません。当然ながら,リスニング力もつくはずもありません。

これまでの私の教え子で結果を残してきた生徒たちは,この部分を大切にしてきた生徒たちであると言っても過言ではないのです。

 

英語の学習のみならず,他教科も周到な準備を進めていかなければならない。もちろん,高校から課される課題や予習もしなければならない,部活もある。

どの科目もバランスよく,かつ,いかに計画的に熟すか。それが受験生には求められています。

ただし,効率性は常に追求しなければならないものの,安易に近道を探す,求めることはしてはいけないと生徒たちに話しています。

 

受験生だった頃,私は『速読英単語 必修編』と『速読英単語 上級編』を選び,使い込むことで大学入試に必要な語彙力と読解力・表現力を身につけました。

私は理系学部の出身でありますが,大学入試だけにとどまらず,進学後に論文を英語で読んだり書いたりする機会も思った以上にありました。

さらに,半ば趣味として受験していた TOEIC や TOEFL の際にも大学受験時に身につけた素地が大いに役立ちました。

 

大学へ進学した私の教え子たちも,口を揃えて「単語を頑張ってよかった」と話してくれます。

彼らの進路は本当に様々 (なぜか理系が多い) ではありますが,決まったことをコツコツ取り組むという姿勢はあらゆることにつながっているのです。

 

低学年指導コース “ Mirai ジュニア”

 

進路探究塾 Mirai は小1生から高3生までの指導を行なう進学塾です。

今回は小1生から小3生までの低学年指導コースに関して紹介致します。

 

小1生から小3生は “Mirai ジュニア” という名称でコースを開講しており,『読書を通じて国語の力を身につける』ことに主眼を置いた指導を展開しております。

開講科目は算数と国語ですが,今回は国語の紹介に絞って紹介させていただきます。

 

“Mirai ジュニア” では,年間を通じて名作と呼ばれる文学作品を複数冊読み込みます。

 

背景を思い浮かべ心情を読み取る『想像力』

自分の意見を自分の言葉で伝える『伝達力』

正しい漢字・言葉の意味を理解する『言語力』

自分の考えや意見を文章にまとめ上げる『文章力』

 

これら 4つの力をバランスよく育む指導が “Mirai ジュニア” の国語科指導です。当塾独自のプリントを用いての指導に加え,音読の時間も設けております。

 

『想像力』・『伝達力』・『言語力』・『文章力』を鍛えることにより,いわゆる国語力の育成だけにとどまらず,算数の文章題を解答する力や将来の作文力など他の教科にも波及してきます。

単に問題演習を繰り返すだけでは本当の力は身につきません。国語は特にこれが顕著かと考えます。