塾長ブログ


進路探究塾 Mirai 塾長のブログです。

Z会アドバンスト模試

 

当塾の中3生が 1月に受験した『Z会アドバンスト模試』の結果を持ってきてくれました。

在籍する滝中で 3科総合 1位。全国偏差値は72.0で,全国20,285名の受験者の中で243位という結果でした。

 

彼女はこれまでも定期テストや実力テストなど数々のテストにおいて,滝中で学年 1位をとってきました。

私たちは彼女の指導を開始して早いもので 6年になりますが,この間,定期テストや実力テスト,各種模試の過去問や予想問題の類には一切取り組ませていなくてもこういった結果を連発。

目の前の各種テストに追われることなく,夢を持って取り組んでいる生徒はやはり違います。

彼女のことは以前のブログでも紹介したことがありますが,私たちは今後も彼女の夢のサポートをしていけるよう取り組む決意です。

 

『Z会アドバンスト模試』の受験者層は全国に散らばる屈指の私立中高一貫校の生徒たちが中心と聞きました。

将来,東京大や京都大,または国公立大学の医学部に進学する生徒たちは,中3生の時点で各科の高校履修内容を突き進み,着実にその完成度を上げていっているのです。

 

公立中を経て公立高または私立高に進学する生徒たちで上記したようなところを目標にする場合,1日も早くその学習に取り組み始めなければならないことは明らかです。

岐阜県に当てはめれば,多くの中3生が受験する『岐阜新聞テスト』で総合 1位や 1桁の順位であっても,上記したようなところの合格を勝ち取れる保証はないというわけです。

 

私が日頃のブログでも申し上げているように,大学受験は高校受験のように甘くはありません。

定期テストや各種模試において過去問や予想問題に取り組んで高得点を取れたと満足しているようでは,大学受験で競い合うことになる全国上位の私立中高一貫生との差は開く一方です。

中学生の間に “お手軽なもの” に頼ることなく偏りのない学習法を身につけ,真の学力を積み上げていくことが中学を卒業してからの 3年後を “違ったもの” にすると私たちは考えます。

 

先日のブログで紹介した,今春に京都大に現役合格を果たした当塾の生徒。

高1生・高2生の間はこれでもかという程に基礎を徹底させ,同時に各科および各分野の『これと決めた 1冊』に取り組ませました。

彼が京都大の現役合格を勝ち取れたのは,目の前の課題,定期テスト,各種模試に振り回され,そして忙殺されることなく実直に取り組んだ結果と言っても過言ではないのです。

 

東京大・京都大・名古屋大の合格者数《2016年速報値・高校別》

2015.05.03_for blog_001

 

国公立大の前期入試が終わり,今春の高校別の東京大・京都大・名古屋大の合格者数がおおよそ判明しております (全合格者数に占める判明率は約90%)。

岐阜県内の高校の東京大・京都大・名古屋大の合格者数,および高校別の合格者数は以下の通りです。

 

東京大 32名 (昨年 16名)

《内訳》岐阜高 21名,多治見北高 4名,鶯谷高 2名,可児高 1名,関高 1名,斐太高 1名,大垣日大高 1名,高山西高 1名

 

京都大 34名 (昨年 43名)

《内訳》岐阜高 19名,大垣北高 7名,多治見北高 3名,斐太高 2名,恵那高 1名,岐阜東高 1名,多治見西高 1名

 

名古屋大 169名 (昨年220名)

《内訳》岐阜高 42名,大垣北高 28名,岐阜北高 22名,多治見北高 21名,加納高 9名,恵那高 9名,美濃加茂高 8名,可児高 6名,関高 6名,鶯谷高 3名,

大垣東高 2名,岐山高 2名,郡上高 2名,中津高 2名,斐太高 2名,各務原西高 1名,加茂高 1名,長良高 1名,岐阜東高 1名,高山西高 1名

 

岐阜県の高校全体の,東京大の合格者数が昨年と比べて倍増しています。

以前のブログをご覧になっていただくとわかりますが,昨年,岐阜県の高校から東京大に合格したのは 16名 ( 4高) という結果でした。

 

 

続いて,東京大・京都大・名古屋大の 3大学の合格者数が合わせて 5名を超えているところを高校別に見てみましょう。

 

《岐阜高》 ※ 3大学合格者合計数は 82名

東京大 21名(昨年 12名,一昨年 17名)

京都大 19名(昨年 15名,一昨年 15名)

名古屋大 42名 (昨年 44名,一昨年 32名)

 

《大垣北高》 ※ 3大学合格者合計数は 35名

東京大 0名 (昨年 1名,一昨年 3名)

京都大 7名 (昨年 8名,一昨年 10名)

名古屋大 28名 (昨年 30名,一昨年 30名)

 

《多治見北高》 ※ 3大学合格者合計数は 28名

東京大 4名 (昨年 0名,一昨年 2名)

京都大 3名 (昨年 4名,一昨年 4名)

名古屋大 21名 (昨年 25名,一昨年 16名)

 

《岐阜北高》 ※ 3大学合格者合計数は 22名

東京大  0名 (昨年 0名,一昨年 0名)

京都大  0名 (昨年 2名,一昨年 5名)

名古屋大 22名 (昨年 19名,一昨年 31名)

 

《恵那高》 ※ 3大学合格者合計数は 10名

東京大  1名 (昨年 0名,一昨年 1名)

京都大 0名 (昨年 0名,一昨年 0名)

名古屋大 9名 (昨年 11名,一昨年 6名)

 

《加納高》 ※ 3大学合格者合計数は 9名

東京大 0名 (昨年 0名,一昨年 0名)

京都大 0名 (昨年 0名,一昨年 1名)

名古屋大 9名 (昨年 9名,一昨年 10名)

 

《私立・美濃加茂高》 ※ 3大学合格者合計数は 8名

東京大 0名 (昨年 0名,一昨年 1名)

京都大 0名 (昨年 1名,一昨年 1名)

名古屋大 8名 (昨年 5名,一昨年 3名)

 

《可児高》 ※ 3大学合格者合計数は 7名

東京大  1名 (昨年 2名,一昨年 2名)

京都大  0名 (昨年 2名,一昨年 2名)

名古屋大 6名 (昨年 18名,一昨年 24名)

 

《関高》 ※ 3大学合格者合計数は 7名

東京大  1名 (昨年 0名,一昨年 1名)

京都大  0名 (昨年 3名,一昨年 3名)

名古屋大 6名 (昨年 19名,一昨年 9名)

 

《私立・鶯谷高》 ※ 3大学合格者合計数は 5名

東京大 2名 (昨年 0名,一昨年 1名)

京都大 0名 (昨年 1名,一昨年 2名)

名古屋大 3名 (昨年  3名,一昨年 4名)

 

公立高が 8校,私立高が 2校という結果です。

公立高は 3年前の定員の増減等の要因で,昨年の合格者数と比較して大きく数を減らしているところも見られます。

 

先述したように,上記はまだ 90% ほどの判明率に過ぎませんから,また 5月くらいに正式な数値が出てから改めてブログに掲載しようと思います。

 

2016年3月14日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : ito

多くの方からのお問い合わせ,ありがとうございます

2016.03.12_001

 

昨日,中日新聞にチラシを折り込みました。

 

チラシをご覧になられ,12日(土) だけで 9件ものお問い合わせや説明会予約を頂戴しました。ありがとうございます。

なお,お問い合わせの中には「岐阜高の結果待ち」という新高1生が 2名いらっしゃいました。

 

当塾は全学年とも 3月29日(火) から新学年の授業がスタートします。

以前のブログでも紹介しましたが,新高1生も高校入学前に英語・数学 I・数学A の指導を開始し,学校内容を先行します。

 

とは言っても,当塾の指導はどの学年も『学校準拠指導』ではありません。

例えば小5生・小6生の算数と学年配当漢字は12月に修了しますし,中3生の英語は10月に修了するカリキュラムです。

 

高校生にいたってはどの科目も学校のペースを完全に無視して突き進み,例えば化学 (理系) は高2生の 3月に修了,日本史は高3生の 7月に修了します。

これは,現役生にとって後手に回りがちな記述系二次対策へ早めに取り掛かるための当塾の指導方針です。

当塾の高校部で学んでいる新高3生は昨年からのスタートで順調にこのカリキュラムを消化しており,来春が今の時点から非常に楽しみです。

 

これまでのブログでもたびたび申し上げているように,当塾は定期テストや各種テストのための指導を行なう塾でもなければ,受験指導だけを行なう塾でもありません。

子どもたちの “みらい” を共に考え,共に創りあげていく指導。

これが進路探究塾 Mirai の実践する指導であり,目先の成績向上を追いかけて各種テストの過去問や予想問題等の演習に明け暮れる指導とは一線を画しています。

 

2016年3月13日 | カテゴリー : お知らせ | 投稿者 : ito

国公立大前期入試結果

2016.01.04_for blog_000

 

本日は国公立大の後期試験。当塾からは 2名の生徒がこれに挑んでいます。

 

国公立大前期入試を受験した生徒 5名は入塾時に掲げていた第一志望を予定通り受験し,2名が合格 (京都大岐阜大),3名が不合格という結果になりました。

センター試験の結果が想定をやや下回っていた生徒もいましたが,二次試験に向けての準備も相当積んでいたことからその生徒は逆転を信じて出願し,前期入試を受験しました。

 

これを可能にしたのは,第一志望の国公立大に次ぐ第二志望・第三志望と位置付けていた私大に,一般入試およびセンター利用入試で合格できる目処が立っていたからです。

読み通り私大は全生徒が合格しましたが,私のこれまでの経験をもとに合格可能性が五分以上と読んでいた生徒が不合格となったケースもあり,改めて国公立大は読めないなと感じました。

 

たらればの話ではあるものの,いわゆる “ランク” を下げて受験していれば国公立大に合格していたかもしれません。

しかし,そうすると第一志望に向けて行なってきたあらゆる準備が無駄になってしまいますし,何より生徒自身が不本意でしょう。

 

国公立大にこだわるあまり,縁もゆかりもない,同時に名前も聞いたこともないような地方の国公立大へ志願変更する生徒は,当塾には誰一人としていませんでした。

センター試験後,高校の担任との懇談でそのように勧められたと生徒から聞き,非常に残念な気持ちになりました。

そこでなければできないことがあるなら話は別ですが,私は「国公立大ならどこでも」といった風潮に疑問を感じずにはいられません。

 

さらに,当然のことですが,当塾は模試やセンター試験の結果から “ランク” を上げるよう勧めることもしませんし,その逆もしません。

直前の11月,あるいはそれ以降のタイミングで各科の配点や二次試験の科目,または出題形式の異なるところの受験を勧める行為は私には到底理解できないことです。

 

これって完全に高校ないし塾や予備校側の都合ですよね。いわゆる合格実績や合格率を誇示するためのもので,生徒の立場に立った提案とは思えませんし,何より生徒が可哀想です。

生徒自身が長い時間をかけ,熟考に熟考を重ねて定めた志望校を曲げさせてまで合格にこだわることが果たして適切な進路指導と呼べるのか。

生徒に特にこだわりがないというのなら問題ありませんが,私は大学入試においてこれは違うと考えています。もちろん,各種結果を受けて本人が変更を強く希望する場合は除きますが。

 

国公立大の前期入試で不合格となった 3名は,結果的に 3倍,4倍という競争倍率に跳ね返され,残念ながら彼らの望む結果にはさせてあげられませんでした。

先に紹介した通りで本日の後期試験には 2名が臨んでおりますが,数学や小論文等の添削指導で最善の準備は積ませてきたとはいえ,今は彼らの健闘を祈ることしかできません。

 

新高3生は15名の生徒が在籍しており,半数以上が旧帝大,あるいはそれに相当するところを受験予定です。

この学年は開塾からの 1年で徹底して基礎に取り組ませてきましたから,過去問や予想問題などなくとも進研模試定期テストにおいてそれなりの結果を出せるようになってきました。

1年後、彼らが現時点で定めている志望校を予定通り受験し,合格を勝ち取らせることができるよう,進路探究塾 Mirai は今後も偏りのない指導を実践します。

 

2015.07.14_for blog_999

 

今回のブログは決して華々しい内容ではなく,どちらかと言うと掲載するのを躊躇う内容です。

先日のブログでも年間の退塾者数を紹介しましたが,こういう込み入った話というのはなかなか表には出てこないものですから,興味を持ってお読みいただいた方もいたかと思います。

しかし,私は今後も『塾長ブログ』において,良い面や華やかな面だけに限らず,込み入った話や光の当たりにくい面もどんどん紹介していこうと考えております。

 

なぜ私がこのように考えるかというと,合格実績に代表される各種実績や各種テストにおける得点結果というのは,光の当たる華々しいものばかりに目が行きがちだからです。

それを逆手に取る形で,多くの塾や予備校が華々しい数字 “だけ” をチラシ上や Web 上で躍らせます。

さも「どんな生徒でも成績を上げてみせる,合格させる」的なことを吹聴しているものも見られ,ここまでいくと「これを飲むだけで 10kg 痩せる!」といった過大広告と何ら変わりないレベルです。

 

先日のブログでもお伝えしましたが,「〇〇大学□□名合格!」といった表記では,その塾や予備校の “成績向上力” はもちろん,“本当の合格力” を推し量ることはできません。

ですから,塾や予備校を選ぶ際は,体験受講等を経て納得したうえで選ぶことが重要です。

数字や実績だけで通う塾や予備校を決めるのは本当に危険ですよ。

なお,合格実績に関しては,合格者数をその塾の合計の校舎数で割ってみると,凸凹はあるでしょうが 1校舎あたりの大凡の合格者数が見えてきたりもします。

 

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写真は本日,中日新聞に折り込んだチラシです。

 

多くの家庭で 4月からの塾選びが佳境に差し掛かっており,今は当塾にも多くの入塾希望の方からのお問い合わせが入っております。

当塾をお選びいただいた方に,5年,10年経過してからも『Mirai に通ってよかった (通わせてよかった)」と思っていただけるような塾にするべく,明日からもまた頑張ります。

 

当塾の塾生募集に関する考え方

 

当塾では説明会や入塾テスト受験時,または体験受講前にお子さまのお名前やご住所,お電話番号などのいわゆる “個人情報” を所定の用紙にご記入いただいております。

 

プライバシーポリシー』にも記載しておりますが,当塾はその用紙の記入から 2週間経った時点でご入塾に至らなかった場合はシュレッダーにて破棄しております。

こういった個人情報を保管しておいて,夏前や冬前,あるいは新年度の開始前,または各種イベントなど,ことあるごとに DM を送る塾なども見られますが,当塾はそういったことはしません。

上記に加え,説明会後や体験受講後にこちらからお電話をかけることも,特段の場合を除いて基本的にしません。

 

結局,無料体験講座や各種イベントというのは,個人情報を得る目的で実施しているものが大半です。「タダより高いものはない」とはうまく言ったものです。

なお,当塾も現在新小5生から新中3生を対象に体験授業を実施しておりますが,当塾は「体験したうえでご検討ください」というスタンスですから後追いの電話は一切かけません

保護者様もお子さまにも,進路探究塾 Mirai のことを本当に気に入ってお越しいただきたいという願いから,私たちは後追いの電話を行なわないことにしているのです。

 

 

先週末までおよそ 2ヶ月にわたって行なってきた体験授業および体験会には総勢33名のお子さまが参加し,うち30名が昨日までにご入塾をお決めになられました。

なお,体験授業および体験会を受けずに入塾をお決めいただいた方もいらっしゃいますが,これは上記の数には含んでおりません。

多くのご家庭において,まず保護者の方が当塾の考え方にご賛同いただき,お子さまが授業を受けてみて楽しい (愉しい),わかりやすい,Mirai で学びたいという流れになっているのです。

開塾からの 1年で本当に多くのお子さまにご入塾いただきましたから,保護者様のご期待にお応えするべく教員一同これからも頑張っていく決意です。

 

なお,新小5生から新中3生は,3月22日(火) から 3月25日(金) の期間で新学年スタートに向けて最終となる体験授業を実施します。

体験授業を受けていただくには,入塾説明会および入塾テスト (基礎内容が正解できれば当塾の定める合格ラインに到達できるよう作問してあります) をお受けいただく必要があります。

すでに新中1生や新中3生などで説明会参加のご予約をいただいておりますので,ご興味のある方はまず当塾へお問い合わせいただければ幸いです。

 

先述したように,当塾における説明会,体験授業および体験会の位置づけはあくまでも “ご検討いただく機会”。

今後も当塾はそこで得た個人情報を使って DM を送ったり,電話勧誘したりということは一切ありませんのでご安心ください。

 

2016年3月11日 | カテゴリー : お知らせ | 投稿者 : ito

2016年度入塾生対象の説明会日程

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先日のブログでもお伝えしましたが,進路探究塾 Mirai は 3月29日(火) より新学年での指導をスタートします。

 

現在,さまざまな学年においてお問い合わせをいただいたり,説明会にご参加いただいた方の入塾のお手続きが毎日続いております。ありがとうございます。

皆様のご期待にお応えするべく,教員一同しっかりと頑張っていく決意です。

 

当塾の新小5生から新高3生を対象とした入塾説明会は一斉の形式ではなくご家庭ごとの実施で,所要時間は約40分間です。

お子さまの入塾テスト (新小5生から新中3生のみ) も同時に実施します。

 

直近の入塾説明会および入塾テストの日程は以下の通りです。

 

・3月12日(土) 17時00分から18時00分《予約済み》

・3月15日(火) 21時00分から22時00分《予約済み》

・3月19日(土) 13時30分から14時30分

・3月19日(土) 17時00分から18時00分

・3月20日(日) 10時30分から11時30分

・3月20日(日) 13時00分から14時00分

・3月20日(日) 17時00分から18時00分

 

お問い合わせや入塾説明会のご予約は,お電話の場合,毎週火曜日から土曜日の13時30分から19時まで承ります (要事前予約)。

インターネットでの受付は24時間対応となりますが,フォームにご入力いただいたお電話番号およびメールアドレスに当塾の担当者から折り返し連絡させていただきますので予めご了承ください。

 

なお,新小5生から新中3生に関しましては 3月22日(火) から 3月25日(金) の日程で体験授業も受け付けております。

この機会に進路探究塾 Mirai の授業をぜひご体験ください。

 

2016年3月10日 | カテゴリー : お知らせ | 投稿者 : ito

京都大学工学部合格

 

岐阜高に通う当塾の高3生が,京都大学の工学部に一般入試 (前期日程) で合格しました。

 

私が彼の指導を本格的に始めたのは,今から 8年前に遡ります。

理系科目の力はさることながら,彼の頑張りを礎として共に創り上げてきた彼の英語力は,私の歴代の教え子の中でも屈指のレベルです。

夏前の時点でセンター英語は 9割獲得に目処がつき,高3生の夏から続けてきた毎週の英文和訳・和文英訳をはじめとする二次系の添削指導を私自身も楽しんでおりました。

 

なお,理系ではありますが,京都大の入試においては二次で課される国語も,当塾の国語科教員の添削指導のもとで彼は毎週頑張っていました。

早い段階で志望校を定め,その準備を着々と進めてきたことが京都大の合格を勝ち取ることにつながったことは言うまでもありません。

 

彼とは 3年前に岐阜高の合格の際にも共に喜びを分かち合いましたが,今回の合格はそれとは比になりません。

岐阜高に進学する生徒全員がこのレベルに到達できるわけではありませんし,やはり高校入試は通過点に過ぎないと改めて感じました。

京都大の入試前に彼のお母様と話をした際にも同様のことを仰っていたことが非常に印象的です。

高校進学後も,目標を定めて高校受験時の頑張り,あるいはそれ以上の頑張りを 3年間継続する必要があるのです。

 

 

先日のブログでも触れましたが,彼は岐阜高に入学して暫くはとても京都大に合格できるレベルではありませんでしたし,模試成績もそれを物語っていました。

とは言っても,やはり模試は模試に過ぎず,その結果に一喜一憂してもなんの得もありませんし,ましてや模試で好成績を収めるために過去問や予想問題をやり込むなど時間の無駄です

 

彼の京都大の現役合格は,そういった “お手軽なもの” に目もくれることなく只管すべきことを熟し,一つひとつの課題をクリアしていった結果と言えます。

そう思うと,中学生の頃の成績や岐阜新聞テストの結果等,もちろん高校の合格というのは決して「明るい 3年後を確約するものではない」ということがよくわかります。

 

8年にわたって彼に英語を指導できたこと,彼の成長に携われたことを嬉しく思います。

本当に合格おめでとう。

 

新高3生の集団指導コース生を 1名に限り募集します

 

高2生の集団指導コースで,1名の欠員が出ております。

 

今回,本気で難関国公立大を目指す,当塾の新高3生たちとともに頑張れる仲間を 1名に限り募集します。

興味のある新高3生およびその保護者様はお気軽にお問い合わせください。

 

《2016年 4月度入塾 進路探究塾 Mirai 新高3生 募集要項》

【募集学年】 新高3生 (文系の場合は地歴選択が日本史で理科選択が化学基礎・生物基礎の生徒,理系の場合は社会選択が地理または日本史の生徒に限る)

【募集人数】 1名 (コース定員16名)

【受講要件】 ① 2016年 1月実施の進研模試 5科総合の全国偏差値が63以上の生徒 (成績帳表の提出が必要です),② 月曜日を除く平日に週 3日以上通える生徒

 

当塾の高校部の指導は,集団指導+個別指導による全科目指導が最大の特徴です。

映像による授業は一切導入せず,対面教育にてセンター試験および難関国公立大の二次試験にまで対応できる教育プログラムを用意しております。

これまでのブログでも指導の様子等を紹介しておりますのでご覧ください。

 

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欠員が出た理由は退塾によるものです。

ペースが早い,授業およびクラス全体のレベルについていくことができないとの申し出でしたが,その真相はわかりません。

彼にはこの先の 1年,目標を持ってきちんと取り組んでくれることを祈るばかりです。

 

進路探究塾 Mirai は開塾から 1年が経ちました。この 1年間に退塾した生徒は全ての学年を合わせて 6名。

止む終えない理由で退塾となったケースも含まれますし,率にすれば 5%以下ですからその数は決して多くはないものの,私はこの数を非常に重く受け止めています。

初めから退塾するつもりで入塾してくる生徒など存在するはずもなく,もっとこうしてやれた,ああすればよかったなどと自責の念にかられます。

通ってくれる生徒たち,そしてその保護者の方々の満足度を高め,高次元のままそれを維持していく。簡単ではありませんが,塾長としての私の職責はまさにこれです。

 

塾生たちが生き生きと愉しみながら日々学べているか,その環境づくりはできているか,成績向上や志望校合格,そして将来の夢へ着実に近づけているか…。

開塾時の想いを決して忘れることなく,これからも塾生一人ひとりと向き合っていく決意です。

 

2016年3月8日 | カテゴリー : お知らせ | 投稿者 : ito

岐阜大学教育学部合格

 

岐阜東高に通う当塾の高3生が,岐阜大学の教育学部に一般入試 (前期日程) で合格しました。

 

学科の定員が 7名に対して志願者数は83名。志願倍率が実に11.9倍という中での入試でした。

岐阜大学における前期日程の志願倍率は全学部を合わせて3.8倍,教育学部に限ると4.1倍。

以前のブログでも紹介したように大学入試では 3倍から 4倍の競争倍率が一般的であり,それが 2倍にも満たない高校入試とは比べものにならないのです。

 

11.9倍という高倍率だったとはいえ,河合塾のセンターリサーチでは志願者の中で 1位という結果でしたから,二次の英語できちんと得点できれば問題ないだろうと考えておりました。

センター後の二次対策指導においても過去問にとらわれない様々な出題形式の演習を熟し,私の解説と添削指導をきっちり復習し,メキメキと力をつけていきました。

 

入塾した当時の全統マーク模試 ( 5月実施分) の 5教科 7科目の全国偏差値は44.8。中でも英語は特に課題があり,得点は49点で全国偏差値が38.2という状況でした。

しかし,持ち前の素直さと根性でコツコツと仕上げていき,11月実施の全統センター試験プレテストにおいて英語は159点,全国偏差値は59.5にまで向上させました。

英語に限らず,生物は全国偏差値を52.5から64.9に向上させるなど,どの科目も順調に頑張ってきた成果を数字に表しました。

 

英語に関してはセンター対策指導・二次対策指導の両方とも私が担当しておりましたが,吸収力が違いました。

「将来,何としても教員になりたい」

この強い気持ちが彼の原動力であったことは間違いありませんし,後押ししたのだろうと思います。9月に実施した将来設計指導の際も,講演後に現役の中学校教諭と話し込んでいました。

 

子どもたちに愛され,必要とされる素敵な教員になってくださいね。

 

高校生の自習室

 

高校生が定期テスト中ということで,高校生用に開放している30席の自習室は連日活況を呈しています。

どの生徒も黙々と自身の課題に取り組み,疑問点はすぐさま教員に質問するなどして有意義に時間を過ごしていることが窺えます。

 

この中には併願先の私大に合格し,国立大の前期入試の結果待ち (後期は受験しない) という高3生や,すでに進学先が確定している高3生の姿も見られます。

彼らは自習室で何をしているかというと,大学進学後を見据えて TOEIC や TOEFL の参考書・問題集に取り組んでいたり,改めて物理の学習に励んだりしています。

私が来るように指示をしたわけではなく,彼らは自主的にこうしているのです。

 

 

入試前はもちろんのこと,定期テストを含めた各種試験前に学生が学習に励むのは当然のことです。

しかし,テストが終わったらとにかく遊ぶ,入試が終わったら手当たり次第にはっちゃける。残念なことに,世間一般にはこんな学生が多いのが現実です。

 

私は節度ある息抜きは否定しませんが,進学先が決まっている高3生であっても,夕方まで遊んだら夜は学習に励む,または読書に勤しむくらいの気概が必要だと考えます。

朝から遊び呆けて夜中はスマホ三昧,翌日は昼まで寝る…。高校を卒業したからといって,大学入学前にこんな過ごし方をしている高3生が大学でまともに学べるとは到底思えません。

大学を “遊び場”,大学生活を社会に出る前の “モラトリアム期間” などといった 感覚で捉えてしまうと,卒業時に手痛いしっぺ返しが待っています。

 

ですから,各種テストや入試等があるから学習に励む,というのではなく,長い目で見て学習に励む,知識・理解を熟成させる。これがあるべき姿と考えます。

私が日頃から塾生たちに語っていること,それは「直近だけを見て行動してはいけない」ということです。

だからこそ,当塾は生徒たちに各種テストの過去問や予想問題といった “安易なもの” を与えませんし,常に目標を持ち,1年,3年,5年,10年先を見て日々を過ごすよう話しています。

進路探究塾 Mirai の 1期生にあたる高3生たちは,私が指示を出さずとも,これを理解したうえで実践してくれているのです。

 

同じ自習室で学習に励んでいる高1生・高2生の諸君が彼らの姿を見て,さらに意識を高めてくれれば私にとってこれほど嬉しいことはありません。

ただ,当塾の高校生は,定期テストに関しては先日のブログでもお伝えしたように,こちらがギャーギャー騒ぐことも不要,さらには “お膳立て” も不要なほど日頃から頑張っていますが。