学習サイクル

 

これは授業後の高2生の教室を撮影したもので,22時40分を少し過ぎた頃の様子です。

 

この時間帯だと既に帰宅している生徒もいましたが,自習に励んだり学生講師に質問したりと頑張っている生徒の姿も見受けられました。

当塾の卒塾生である名大の農学部・名市大の医学部・名大の工学部の学生講師 3名が各科の質問に対応しており,授業が終わった後だというのに活気が感じられました。

 

当塾10期生にあたる今年度の高2生は熱心な生徒が多く,土曜日は昼から夕食持参で自習に来て,夜は授業というサイクルを確立している生徒もいます。

ちょうど10期生は医学部医学科志望も名大志望も多くいることですし,先輩たちに続けるよう今の学習サイクルを大学受験まで維持してほしいと思います。

 

前期中間テスト《中学生》

 

中学部の前期中間テスト結果が出揃いましたので,各学年の塾内 1位の得点結果を紹介します (実施形式の異なる蘇原中を除く)。

 

482点《桜丘中・中1生 (通塾歴 0年 5ヶ月) 》 ※ 数学が100点

487点《稲羽中・中2生 (通塾歴 3年 5ヶ月) 》 ※ 英語・数学・理科が100点

480点《桜丘中・中3生 (通塾歴 2年 3ヶ月) 》 ※ 数学が100点

 

これまでのブログでもたびたびお伝えしているように,当塾は中学生に対して過去問や予想問題を用いた定期テスト対策指導を一切行なっておりません。

当塾の塾生たちは指定されたテスト範囲をきっちりと理解し,学習習慣を確立して真摯に取り組んだ結果として上記の得点を獲得しているのです。

 

定期テスト対策指導に強みがあり,各中学校の学年 1位が集うような塾でしたら,当塾の塾生たちよりも高得点を収める塾生がたくさん在籍していらっしゃることでしょう。

当塾は定期テスト対策指導はもちろん,高校受験対策指導の全般においてそういった塾の足元にも及びませんから,比較したところで結果は見えています。

 

 

今回のブログは,中学生の定期テストに纏わる逸話を 1つ紹介します。

 

当塾から名市大の医学部医学科に現役合格した卒塾生 (岐阜高) は,中1生の頃は定期テストで一度も450点を超えられず,8回目の挑戦となる中2生の学年末テストでようやく450点を超えました。

以前のブログでも紹介したように,彼は高2生の秋から高校卒業まで岐阜高で上位をキープして医学部に現役合格しましたが,中学時代は決して華々しい成績を収めていたわけではなかったのです。

 

つまり,中1生・中2生の頃の定期テスト結果は長い目で見れば “その程度のもの” に過ぎず,その先の成績を担保するものではないということです。

特に,定期テストの高得点が過去問や予想問題を駆使して獲得したものであるならば,実力を伴わない虚像の可能性すらあるということを心に留めておく必要があるのではないでしょうか。

 

この逸話は,目先の結果に左右されることなく,目標と信念を持って愚直に努力できる者が最後に大きな結果を掴む良い例だと考えます。

 

中学部の塾生の頑張り

 

中学生の前期中間テスト結果が順次返却されており,塾生たちから続々と結果報告が寄せられています。

自己ベスト更新や目標点達成など,顕著な結果を残してくれた塾生を各学年より 1名ずつ紹介します。

 

482点《桜丘中・中1生 (通塾歴 0年 5ヶ月) 》〔目標点を32点オーバー!〕

473点《中央中・中2生 (通塾歴 2年 5ヶ月) 》〔前回より27点アップ! (自己ベスト更新)

480点《桜丘中・中3生 (通塾歴 2年 3ヶ月) 》〔前回より 7点アップ! (定期テスト全 9回の平均は479.3点!) 〕

 

中1生の482点は,一昨年前に樹立された定期テスト “デビュー戦レコード” である490点に次ぐ好記録です。

日頃から自習室に足繁く通って熱心に取り組む姿を何度も見てきましたから,今回の彼女の結果は納得できるものですし,今後の成長も非常に楽しみです。

 

これまでのブログでもたびたびお伝えしているように,当塾は定期テストや実力テストに向けて過去問や予想問題を用いた指導を行なっておりません。

そういった安易なものに頼らずとも塾生たちが結果を残していることを嬉しく思いますし,何より得点結果は彼らが確実に成長していることを裏付けるものと言えます。

 

中学生の実力テスト《2023年 5月実施分》

 

これは,桜丘中で本日返却されたばかりの中3生 (当塾12期生) の実力テスト成績帳票です。

 

他の学年でも少しずつ返却が始まっており,結果に満足している塾生,目標まであと一歩だった塾生,今回の結果に危機感を持った塾生とまさに悲喜交々の様相です。

ただ,学年を問わず,今の時期の得点や偏差値は本当にあてにならないですから,結果に一喜一憂せず直しをしっかり取り組み,夏に向けて何をすべきかを考える材料にするべきです。

 

分布から上記の塾生は桜丘中で上位にいるとわかりますが,現状に満足せず秋・冬はもっと得点できる努力をしてほしいですし,同時期の外部模試でも結果を残せるよう頑張ってほしいと思います。

以前のブログでもお伝えしたように,公表すらされていない中学校内の順位を憶測してああだこうだと言うのは時間の無駄です。

 

先輩たちから学ぶ

 

当塾の高校部の塾生たちが机に向かう様子を見ていると,自身のすべきことに熱心に取り組んでいるのはもちろん,姿勢が良く,机上も整頓されていることがわかります。

 

併せて,写真からもわかるように,通路となるところには鞄が見当たりません。

これはトイレ等で離席する他の塾生や質問受付で机間巡視している学生講師が往来しやすいよう配慮した行動です。

 

先日のブログでも申し上げたように,彼らが中学生の頃に内申が良好だった理由は上記したような細かな所作からも納得できるものです。

たまに中学部の塾生が高校部の塾生に交じって自習してもらうことがあるのですが,先輩たちの姿からいろいろと学んでほしいという願いも込めてそのようにしているのです。

 

定期テストに向けて《中学生》

 

本日は『将来設計指導』の時間を用いて,主に中1生を対象として定期テストに向けた心構えを話しました。

 

公立高を受験するにあたって内申確保は避けて通れませんから,中1生には例年,連休明けのこのタイミングで同様の場を設けています。

今回,前期中間テスト前の中2生にも改めて同様の話をさせてもらいましたから,彼らには自己ベストを更新できるよう頑張ってほしいと思います。

 

また,今年度の中1生 (当塾14期生) は頑張り屋さんが多いので,2年前につくられた当塾の定期テストデビュー戦レコードである490点を上回る塾生が出てくることを期待しています。

 

中間テストが近づいてきました

 

長かった連休が終わり,これから中学生・高校生は定期テストの時期を迎えることになります。

 

蘇原中を除く近隣の公立中は概ね 6月の初旬から中旬の実施ですが,高校は滝高が 5月17日(水) から第1回定期テスト,岐阜高と岐阜北高は 6月 1日(木) から前期中間テストが実施されます。

新中1生 (当塾14期生) にとっては今回が初めての定期テストではあるものの,この学年は頑張り屋さんが多く,既に定員に達するなど元気の良い塾生が多いということもあり非常に楽しみです。

 

また,新高1生 (当塾11期生) も高校に入学して今回が初めての定期テストで,中学校の頃とは勝手が違いますから入念に準備に取り組んでほしいと思います。

 

 

これまでのブログでもお伝えしているように,当塾の中学部は定期テスト前に過去問や予想問題に取り組ませることはせず,指定されたテスト範囲を徹底して理解するよう促すにとどめています。

高校部にいたっては授業を止めて質問受付に終始するのみで,こちらで用意したものを演習させたりという指導は一切しません。

 

定期テストで得点することは内申を確保するための手段の 1つではあるものの,日頃の学習習慣を構築するという意味でも熱量は不可欠です。

先日のブログでもお伝えしたように大学の合格さえも通過点に過ぎないわけですから,卒業後に夢へ向かうためにも子どもたちには目標を持って毎日を過ごせるようになってほしいと願います。

 

公立高入試の得点開示《2023年》

 

現在,公立高入試の得点開示期間中であることから,新高1生 (当塾11期生) の諸君から続々と入試結果が寄せられています。

 

先日のブログでもお伝えしたように,今春は当塾から岐阜高に 5名,岐阜北高に 2名,加納高に 1名,岐山高に 1名,長良高に 2名の計11名が合格しました。

今回のブログは,直近 3か年で公立高入試において 5科合計で高得点を獲得した当塾の塾生たち上位10名を紹介します (合計点の降順・聞き取り数は24名分)。

 

[ 1位] 5科計 489点 (国語と数学が100点)《蘇原中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 2位] 5科計 485点 (英語と理科が100点)《中央中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 3位] 5科計 483点 (数学と理科が100点)《蘇原中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 4位] 5科計 473点 (英語と社会が100点)《鵜沼中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 4位] 5科計 473点 (数学が100点)《蘇原中出身》 ※ 岐阜北高に合格

[ 6位] 5科計 472点 (理科が100点)《鵜沼中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 7位] 5科計 470点 (英語が100点)《蘇原中出身》 ※ 岐阜北高に合格

[ 8位] 5科計 469点 (理科が100点)《蘇原中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 9位] 5科計 467点《蘇原中出身》 ※ 岐阜高に合格

[10位] 5科計 465点 (英語が100点)《鵜沼中出身》 ※ 岐阜高に合格

 

上記の得点はいずれも自己採点結果ではなく,高校より開示されたオフィシャルな結果です。

昨年のブログでも申し上げたように,5科合計点が460点を超えてくると何らかの科目で100点がある感じですね。

 

 

当塾は 1学年10名程度の小さな塾ですが,塾生たちが高校合格を小さな通過点と捉えることができているからこそ,上記のような素晴らしい結果を収めてくる塾生が多いのだと思います。

なお,489点を獲得したのは小4生の終わりから当塾で学んでいる新高1生で,今春の岐阜県の公立高入試は例年よりも難しかったようですから非常に素晴らしい結果と言えます。

 

彼は岐高に入学した今も当塾で頑張っており,彼には大きな夢がありますから,その夢の実現に向けて引き続き共に頑張っていこうと思います。

 

海外大へ進学 !(Arkansas State Univ.)

 

彼女は当塾に在籍する高3生 (岐阜北高) で,アメリカ合衆国にあるアーカンソー州立大学への進学が決まりました。

 

高2生の秋までは都内の大学への進学を検討していたものの,その年の冬に彼女から海外大を目指したいという申し出を受け,以降は英語を軸に個別指導へ切り替えて授業を行なってきました。

留学ではなく入学ですから英語は TOEFL のスコアが必要となるわけですが,TOEFL は国内大学の受験英語とは比にならない難易度のため,語彙の指導から見直す必要がありました。

 

私は英語科を指導する立場として自己研鑽の目的で TOEFL iBT を中心にこれまでに何度も受験してきましたから,その経験が彼女の指導に活用できたことは言うまでもありません。

ご存知の方も多いと思いますが,日本では一般的な英検や TOEIC は,こと海外大へ進学となると何の役にも立たないというのが実態です。

 

 

彼女は当塾から海外大へ進学する最初の生徒ということになりましたが,今後もおそらく彼女のように当塾から国内を経ずに直接海外大へというケースが出てくると思います。

当塾はこれからも,塾生諸君が志す多彩な進路をサポートできる塾でありたいと考えています。

 

成長し続ける卒塾生

 

卒業シーズンを迎え,小中学校や高校だけでなく各地の大学でも卒業式が挙行されています。

 

昨年のブログでも紹介したように,毎年この時期には教え子たちから卒業報告のメールをもらうことが多いのですが,本日も当塾 4期生で東大へ進んだ卒塾生からも卒業報告のメールがありました。

私たちが彼女の指導をし始めた頃はまだ小3生で 9歳でしたから,22歳になった今はもう13年以上の月日が流れたことになります。

 

東大へ進学してからは彼女とは年に 1,2回しか顔を合わせませんが,会うたびに成長していることが伝わってきますし,将来の夢に向かって着実に歩みを進めてくれていることが何より嬉しいです。

 

 

彼女からのメールは 4年間の学びの総括に加えて感謝の言葉も多く見られ,また一歩成長したことを感じさせてくれる内容で胸が熱くなりました。

 

また,日本航空宇宙学会学生賞という立派な賞をいただいたと報告がありました。

入学時から熱心に勉学に励んでいることは彼女から聞いていましたし,その頑張りを評価してもらっての受賞ですから彼女にとっても非常に感慨深かったことでしょう。

 

 

以下は彼女からのメールで非常に印象深かった箇所で,そのまま引用する形で紹介させていただきます。

 

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この四年間,自分のやりたかった勉強をとことんやりぬくことができ,とても楽しく充実した時間を過ごすことが出来ました。改めてこの大学に入学することができて良かったと感じています。

東京大学に入学してここまで成長することが出来たのは,伊藤先生をはじめみらいの先生方が,受験勉強のその先にある学びへの興味関心を引き出してくださったからです。

塾で学んだ時間はとても楽しく,その姿勢のままで大学生活を送ることが出来ました。(中略) 4月からはそのまま院に進むので,引き続き楽しむ姿勢を忘れずに研究に励んでいきたいと思います。

 

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私は塾生たちに,学習はそれぞれの夢や希望を具現化するために必要なものであり,学習する際は “楽しむ (愉しむ) 姿勢” でもって臨んでほしいと日頃から話しています。

 

彼女からのメールを読む限り,当時から私が彼女にも話していたことがきちんと伝わっていて,大学生になってもそれを実践してくれているということが本当に嬉しいです。

現在,当塾で学んでいる塾生諸君や大学へ進学した卒塾生諸君も,彼女のように “楽しむ (愉しむ) 姿勢” で学び続け,成長してほしいと心から願っています。