大学の「入学辞退率」

 

大学の「入学辞退率」という言葉をご存じでしょうか。

読んで字の如く「合格はしたものの入学しない受験生の率」のことですが,この率が高い状態だと学校として “健全” であるとは言えません。

 

私立大は学部ごとに入試を行なっている,または複数の方式で受験を行なっている等,国公立大とは入試の実施方法が根本的に異なるため,どの大学も「入学辞退率」が高い傾向があります。

しかし,国公立大で「入学辞退率」が高い状態というのは問題であり,これが何年も連続してということになれば大問題です。

 

今回のブログでは国公立大の「入学辞退率」に焦点を当てて綴ります。

 

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文部科学省のホームページに2019年度実施分 (現在の大学2年生) の入試状況の概要が掲載されています。

 

この資料に目を通すと,2019年度は一般入試において国立大で7,177名,公立大で7,276名,国公立大合計で14,453名もの入学辞退者が発生していることがわかります。

国公立大の一般入試合格者の「入学辞退率」は 9.9%,つまり国公立大に合格したおよそ10名に 1名は入学を辞退している計算です。

 

2019年度の一般入試実施分に絞って,いくつかの大学の「入学辞退率」をピックアップしてみました。

 

京都大 0.3% (合格者 2,879名,入学辞退者 9名)

東京大 1.5% (合格者 3,159名,入学辞退者 46名)

名古屋大 1.7% (合格者 2,187名,入学辞退者 38名)

岐阜大 6.4% (合格者 1,371名,入学辞退者 88名)

名古屋工業大 6.7% (合格者 1,030名,入学辞退者 69名)

名古屋市立大 11.8% (合格者 995名,入学辞退者 117名)

北見工業大 39.8% (合格者 683名,入学辞退者 272名)

国際教養大 34.8% (合格者 264名,入学辞退者 92名)

 

地元の名大・名工大・岐阜大,そして東大・京大は国公立大の「入学辞退率」平均を下回っており,名市大が平均値付近となっております。

 

注目すべきはここからです。

国立大で最も「入学辞退率」が高いのは北見工業大 (北海道) で,上記の通り2019年度入試においては合格者の 39.8% が入学を辞退しています。

なお,北見工業大の2020年度入試における「入学辞退率」は実に 48.0% に達しており,国立大でありながら合格者のほぼ半数が入学を辞退するという “異常事態” です。

 

また,一時期注目を集めていた公立大の国際教養大 (秋田県) は,2019年度の一般入試における「入学辞退率」は 34.8% と,こちらもおよそ 3名に 1名が入学に至っていません。

 

 

合格者の半数近くが入学を辞退する状況とはどういうことなのでしょうか。

これは「国公立大学至上主義」が関係していると考えられます。

 

よく塾や予備校,私立高の宣伝文句に『国公立大学〇〇名合格!』という表記を見かけますが,詳細は公開していないというケースが多々あります。

当塾の場合,開塾から 5年間の国公立大学の合格者数は30名 (卒塾生59名) で,詳細は以下の通りです。

 

[国立大]

東京大 1名 (理科一類)

京都大 2名 (教育・工)

名古屋大 8名 (文・教育・工)

横浜国立大 1名 (経営)

名古屋工業大 3名 (工)

金沢大 1名 (法)

信州大 1名 (理)

岐阜大 8名 (地域科学・教育・工・応用生物 (獣医)・医 (看護) )

島根大 2名 (生物資源)

 

[公立大]

大阪府立大 1名 (生命環境 (獣医) )

岐阜県立看護大 1名 (看護)

富山県立大 1名 (工)

 

当塾は上記のように詳らかに公開できますが,そうではない状況であれば注意が必要です。

 

例えば,国公立大の総合格者数は大きく表示しているものの,詳細がきちんと書かれていないとか,主要なところのみ掲載して「他多数」といった表現で包み隠しているケース。

何らかの事情で掲載できない “その大学” が生徒が望んで受験したものならまだしも,「国公立大学至上主義」に “利用された” ものであれば悲しいことです。

 

先日のブログでも申し上げましたが,合格実績の根拠が示されていないところも要注意です。

どこまでを合格実績とするかはその塾や予備校の “独自基準” に則っているのが実情で,結局はモラル次第なのです。

 

前期中間テスト《中学生》

 

中学生の前期中間テストの結果が出揃いました。

今回のブログでは,自己ベストを更新した中2生・中3生を 3名ずつと,中1生の得点上位の 3名の結果を紹介したいと思います。

 

[中3生] 当塾生平均 445.9点

470点《鵜沼中 (通塾歴 0年 1ヶ月) 》〔前回より20点アップ! (自己ベスト更新) 〕

412点《中央中 (通塾歴 3年 5ヶ月) 》〔前回より79点アップ! (自己ベスト更新) 〕

404点《中央中 (通塾歴 1年 5ヶ月) 》〔前回より35点アップ! (自己ベスト更新) 〕

 

[中2生] 当塾生平均 428.1点

433点《中央中 (通塾歴 2年 4ヶ月) 》〔前回より50点アップ! (自己ベスト更新)

424点《中央中 (通塾歴 3年 4ヶ月) 》〔前回より51点アップ! (自己ベスト更新) 〕

413点《中央中 (通塾歴 1年 9ヶ月) 》〔前回より102点アップ! (自己ベスト更新) 〕

 

[中1生 (得点上位 3名) ] 当塾生平均 441.8点

480点《蘇原中 (通塾歴 2年 4ヶ月) 》

473点《蘇原中 (通塾歴 0年 5ヶ月) 》

472点《蘇原中 (通塾歴 5年 5ヶ月) 》

 

 

以前のブログでもお伝えしましたが,当塾の生徒たちは時間をかけて “右肩上がり” を実現していきます。

これが当塾の大学合格実績に大きく影響しているといっても過言ではないのです。

 

これまでのブログでもお伝えしているように,当塾では定期テストや実力テストに向け,過去問や予想問題を演習させるといった指導を行なっておりません。

過去問や予想問題に勤しんで得た結果に価値を見出せないというのが私たちの考えで,それらは長い目で見て子どもたちの成長を阻害する可能性があると考えています。

 

決められた範囲をしっかりと熟し,基本に忠実に取り組んでいく。

ごく当たり前のことのように思えますが,“安易なもの” に縋らずとも素晴らしい結果を収めてきた彼らを,私たちは誇りに思います。

 

“なんとなく” の排除

 

当塾は,授業開始 1時間前に大雨警報など各種気象警報が発令されている場合,その日の授業を休講として後日に授業を振り替えます。

 

例えば大雨警報や洪水警報が発令されていても,雨は降っておらず曇っているだけという状況もあります。

以前のブログでも触れたことがありますが,当塾は塾内から確認できる状況だけで休講の判断は致しません。

 

このくらいの風雨なら大丈夫だろう,といった “なんとなく” の感覚ほど恐ろしいものはないのです。

そういった認識の甘さが,各地で起こっている被害を大きなものにしていることは言うに及びません。

 

 

『安心⋅安全のために』のページでもお伝えしているように,当塾は安全確保と安心してご通塾いただける環境づくりにも力を入れております。

 

あらゆることに対して “なんとなく” の感覚を排除し,警報が発令されているときはしっかり遵守して子どもたちや職員の安全を守る。

ごく当たり前のことのように思えますが,残念なことに運営側の都合で強行するケースもあると聞きます。

 

中3生が定員に達しました

 

6月21日(日) をもって中3生の集団指導コースが定員に達し,入塾受付を終了しました。

公立中に通う中3生で入塾をご希望の方は「キャンセル待ち」となりますのでご了承ください。

 

この学年は小学部から継続して当塾で学んでいる生徒が多く,中学部から当塾へ入塾した生徒たちも頑張り屋さんが多いという印象です。

国公立大へ多く合格を勝ち取った 5期生と似た雰囲気で,今から大学受験が楽しみな学年です。

 

2020年6月21日 | カテゴリー : お知らせ | 投稿者 : ito

進研模試 (ベネッセ総合学力テスト)

 

この時期,全国の多くの高校生が進研模試 (ベネッセ総合学力テスト) を受験します。

 

高1生の場合,全国の普通科高に通う高校生を中心におよそ50万人がこれに挑み,学習の進捗状況を確認することになります。

写真は当塾から東京大に進学した卒塾生の成績帳票 (高1生の11月実施分) です。当時から非常に優秀な成績を収めていました。

 

以前のブログでもお伝えしたことがありますが,当塾では模試を “日々の積み重ねの成果を測る場” と位置付けています。

ですから,模試を受験するにあたって過去問や予想問題といった “付け焼刃” の対策をして挑むなど,当塾ではあり得ないことです。

 

場当たり的な “付け焼刃” の対策を経て得た結果に価値はあるでしょうか。

大学受験時の合格力の差になって還ってくることに気づければ,そういった安易なものには手を出さずに済むのですが。

 

 

写真は名古屋大に進学した卒塾生の成績帳票 (高2生の 1月実施分) です。

過去問や予想問題といった小細工がなくともしっかりと結果を残し,志望校合格を勝ち取りました。

 

対面授業を再開します

 

当塾は以下に則り, 6月 2日(火) より対面授業を再開します。

 

[授業を行なうにあたっての当塾の対応]

・教員は出勤前に検温し,出勤時の消毒や勤務中の手洗いを定期的に実施するなど,衛生管理を徹底します

・教員は出勤時からマスクを着用し,授業や質問受付時もマスクを着用して対応します

・教員が発熱や風邪のような症状がある場合は出勤しません

・教室やトイレのドアノブなど,手が頻繁に接触する箇所を定期的にアルコール消毒します

・教室や自習室の窓や扉を定期的に開けて,室内の換気を行ないます

・授業時や自習時に,生徒は隣と十分な間隔を空けて着席させます

 

[受講および通塾にあたっての注意点]

・来塾時から在塾中,および帰宅時まではマスクを着用のこと (ご用意できない場合,当塾の備蓄分をご提供します)

・来塾時は入口設置の消毒を使用してから所定の教室へ向かうこと

・発熱や咳などの風邪のような症状が見られる場合は欠席すること

 

 

併せて,4月 2日(木) より停止していた新入塾生の募集受付を 5月26日(火) より再開します。

詳しくは『夏期 新入塾生募集』のページをご覧ください。

 

新中1生と新中3生は間もなく募集定員に達します。

興味のある方は,お電話またはお問い合わせフォームよりご連絡いただきますよう宜しくお願い申し上げます。

 

2020年5月22日 | カテゴリー : お知らせ | 投稿者 : ito

平日昼間のオンライン自習室

 

平日の昼間の時間帯を活用し,受験学年を中心に “オンライン自習室” を実施しています。

 

彼らが自習している様子をプロジェクターで投影し,私は仕事をしながらその様子を見守っています。

質問も受け付けておりますので,塾へ自習しに来る際と同じような環境を創り出しています。

 

この取り組みは今月末までで,6月からの学校再開に向けて彼らの昼真の時間帯活用の一助になれたのではと考えております。

 

 

また LINE アカウントでもお知らせしますが,当塾は 6月 2日(火) より対面授業を再開します。

 

それに先立ち,中3生は 5月27日(水) と 5月30日(土) の授業,高3生は 5月27日(水) と 5月28日(木) の授業より対面授業に戻します (自習室の利用は不可)。

構築したオンライン環境は今後の第2波に備えて置いておき,また塾内で子どもたちと頑張っていこうと思います。

 

“双方向オンライン授業” 以外にも

 

当塾が全学年に “双方向オンライン授業” を開始して 2週が過ぎました。

 

ここまで大きなトラブルもなく授業を実施できているのは,ご家庭でのオンライン環境の構築および iPad や PC といった端末のご用意など,多岐にわたるサポートのおかげです。

改めまして,厚く御礼申し上げます。

 

 

授業とは別に,当塾では中学生と高校生に対し,Zoom を用いて “オンライン自習室” と “オンライン質問受付” を実施しています。

 

写真は日曜日の昼間に実施した中1生のもので,どの生徒も集中して取り組んでくれていました。

さらに,同時間帯でかなりの数の質問に対応できたので,今後も “オンライン自習室” と “オンライン質問受付” を定期的に実施していきたいと考えています。

 

 

さらに,中学生は Skype を用いて “オンライン懇談” も併せて実施しています。

 

1名あたり10分程度の時間を取って,現在の学習状況の確認や日々の過ごし方などの聞き取りが中心です。

それに対するフィードバックとアドバイスを行ない,種々の改善を図るとともに子どもたちの不安の解消に努めています。

 

 

中学生の自習・質問受付・懇談は 2名の正社員に任せ,高校生は私が仕事をしながら彼らが自習する様子を見守っています。

 

質問がある場合はこちらに呼びかけるよう伝えており,やはり一定数の質問が出ます。

日頃なら塾内でできることを,現在はオンラインでやらざるを得ない状況ではありますが,彼らが頑張ってくれていることが非常に嬉しいです。

 

教え子の成長

 

例年であれば,連休中は帰省してくる大学生や社会人の教え子と食事に行ったり塾生とテニスを楽しんだりしますが,今年はコロナ禍のためそういった楽しみが全くない状況です。

何人かの教え子からも帰省の連絡をもらっていましたが,今年は会わずじまいになりそうです。

 

私は教え子とのやり取りは LINE は使用せず,電話での通話の他は iMessage か MMS (携帯電話のメール) に限定しています。

そもそも教え子と私は友達ではありませんし,プライベートと明確に区別する目的で以前からこのようにしています。

 

多くの教え子が連休前や,就職や卒業といった節目に連絡をくれるのですが,今年最も嬉しかったのが写真のメールで,京都大学の工学部に進んだ教え子からのものです。

知り合った頃,彼はまだ小学校の低学年でしたから,そんな彼がもう大学を卒業する歳になり,大学院に進んで学びを深めると聞いて嬉しく思っています。

 

 

これまでもブログで何度か紹介してきましたが,私との付き合いはもう15年を超えました。

 

彼は非常に律義で,帰省した際にはよく Mirai へ顔を出してくれますし,写真のように後輩たちへアドバイスを行なってくれることもあります。

後輩たちに対する話しぶりや気遣い,そして私と食事へ行った際の近況報告から,彼は多面的に成長していると感じます。

 

先日のブログ『人と人とのつながり』でも述べたように,長きにわたって教え子の成長を目の当たりにできることは非常に幸せなことです。

これからも変わらず彼の成長を見守っていきたいです。

 

2020年5月2日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : ito