中学生の前期期末テスト結果が出揃いました。
これまでのブログでもたびたび申し上げているように,当塾は中高生に対して定期テストを含む各種テストの過去問や予想問題に取り組ませる指導を一切行なっておりません。
出題範囲として提示されたところをきっちりと理解してテストに臨めば過去問や予想問題は不要ですし,そういった “急場凌ぎ” に頼らず得た結果の方が価値があることは言わずもがなです。
今回の期末テストにおいても当塾の中学部集団指導コース在籍生の 5科計の平均は443.2点という結果で,これは彼らが日々の学習と当塾の自習室や質問受付を上手く活用して臨んだ結果です。
以下は,前期期末テストで各学年の塾内トップの生徒の 5科計の得点結果です。
[中1生 (当塾16期生) ]
476点《蘇原中・中1生 (通塾歴 1年11ヶ月) 》 〔内訳:国語 82点,数学 100点,英語 100点,理科 97点,社会 97点〕
[中2生 (当塾15期生) ]
480点《桜丘中・中2生 (通塾歴 1年 6ヶ月) 》 〔内訳:国語 97点,数学 100点,英語 97点,理科 94点,社会 92点〕
[中3生 (当塾14期生) ]
481点《桜丘中・中3生 (通塾歴 2年 7ヶ月) 》 〔内訳:国語 93点,数学 95点,英語 99点,理科 100点,社会 94点〕
以前のブログでも触れたことがありますが,当塾の近隣には「岐阜県 No.1」を謳い,各中学校の定期テストや実力テストで学年 1位が何名も在籍していると豪語する大手塾さんがあります。
過去問や予想問題を駆使した各種テスト対策指導が非常に充実しているそうですし,当塾の塾生諸君よりも高得点を収める生徒さんが何十名,いや,何百名と在籍していらっしゃることでしょう。
純粋にすごいなとは思いますが,当塾は眼前のテストの得点を追わせる塾ではありませんので,視座の違いからも当塾はそういった塾さんの指導のやり方とは一線を画しています。
ただ,各務原市内の中学校は各種テストの校内順位が公表されていないはずなのに,どうやって順位を把握されているか非常に興味があります。
他の塾でも「〇〇中学校で□位!」のような発信をしているところを目にしますが,当塾は狭いコミュニティでの順位に関心がないので塾生が中学校内で何位だろうが気にも留めませんが。
ここからは,中学校 (各務原市内) の前期中間テストの実施時期と難易度に関して私見を綴ります。
まず,夏休みが明けてすぐの実施,中でも 8月末に実施するのは賛成できかねます。
高校のように 9月下旬の実施とまではいかなくても,せめて 9月の中旬の実施でよいのではというのが私の考えです。
写真は中央中の中1生の定期テスト成績帳票で,学年平均に目をやると中間テストに比べて期末テストは50点近く下降しているのがわかります。
これが実施時期によるものなのか,難易度が上がったことによるものなのかは不明ですが,テストに向けて夏休みを頑張ってきた子たちを評価するという意味ではうまくいっているとは言えません。
やはり,中学校の定期テストは普通に学習すれば 5科で300点を取れるような難易度・構成で良いと思いますし,件の中央中のように数学の平均点が44点というのは明らかにやりすぎな気がします。