付け焼刃ではない,真の実力育成

 

先日,『塾生たちの頑張り』のページにて,今年になってから入塾した中3生の成績向上に関して紹介致しました。

 

今回のブログは,入塾から 1年あまりを経て大きく成績を向上させた生徒を紹介します。

なお,彼は以前のブログでも紹介したことがあり,2015年 7月の入塾から 1年で定期テスト 5科得点を 3倍に引き上げる (136点 → 408点) など大きく成績向上を果たしています。

 

5月は 5科で268点に過ぎなかった実力テストの得点が,8月には375点,11月には416点に達しました。

英語は45点,81点,90点と推移し,数学は68点,86点,100点と推移するなど,目を見張るレベルで成績を向上させました。

彼はこちらが提示してきた課題をきっちりと熟し続けてきましたし,質問も頻繁にしてくれます。長期間にわたる積み重ねがこの成果を生んだと言えます。

 

彼の成績向上の推移や,先日紹介した生徒たちの成績向上の推移を見て,改めて成績向上は時間がかかるものだと思いました。

過去問や予想問題に勤しむなどして,短期間で育成した付け焼刃の得点力では,その先,つまり高校進学後に大きな大きな “負の遺産” を残すことになってしまいます。

 

公立高受験まで間もなく100日を切る現状において,当塾の塾生に限らず,全国に散らばる公立中の中3生は誰もが志望校合格に向けて日々努力していることでしょう。

しかし,高校受験合格および高校進学が,大学受験や就職など “次の進路” へ向けた第一歩に過ぎないのであれば,中3生にとっての今の努力は次を見据えたものでなければなりません。

進路探究塾 Mirai は高校受験を直前に控えた中3生に対しても,常に彼らに “次” を意識してもらえる指導を展開しています。

 

高校受験を乗り越えることだけを目的とした “付け焼き刃” の指導に,果たして意味があるのか。

これは,私が以前から警鐘を鳴らしてきた事柄です。

 

愉しむ姿勢

 

本日で大学入試センター試験まで「あと103日」。

木曜日にはこれが「あと100日」となり,本格的な追い込みの時期に差し掛かります。

 

夢を持ち,その夢を実現させる第一歩としての大学入試。

大学入試は人生の大一番と言っても過言ではありません。

 

時間は刻一刻と過ぎていきます。

与えられた時間は一律ではあるものの,それをどう使い,何に振り分けるかは受験生本人に委ねられています。

来春に受験を控えた高3生や浪人生だけでなく,その翌春,翌々春に受験を控えた高2生と高1生にとっても,そして私たち教員もこのことを肝に銘じておかなければなりません。

 

 

夢の実現に向けて,愉しみながら日々の学習に励むことができる学生は本当に幸せだと思います。

授業中,質問受付時,あるいは自習の際にそういった表情を垣間見たとき,教員としてのやりがいを感じます。

 

昨日,それを実感する場面がありました。私は高1生 2名に英語の個別指導,隣では高2生 1名に化学の個別指導を行なっていた時のことです。

化学の授業を受けていた女子生徒の表情が素晴らしく,授業後に訊くと「最近,化学が楽しいんです ! 」と声を弾ませながら話してくれました。

 

子どもたちが学習を愉しむ姿勢を育み,学習を愉しめる環境を整える。

難しいテーマではありますが,私たちが子どもたちにとってその一助となれますよう,これからも努力していきたいと感じました。

 

10月の英検

 

以前のブログで,当塾の電子辞書に対する考え方を書きました。

あれから 1年半近くが過ぎ,生徒の電子辞書使用の位置づけを変更した点がありますのでご報告させていただきます。

 

 

現在,当塾では中3生にも電子辞書の使用を認めております。

というのは,先日のブログでもお伝えしたように,彼らは中学履修単元を修了していることもあって,英語の辞書は中学生向けのものではなく『Genius』(大修館書店) の活用を推奨しています。

2枚の写真はいずれも中3生のもので,電子辞書を使用する姿が徐々に様になってきています。

 

電子辞書がいわゆる “完全収録” ではなかった頃,私は高校生に対しても電子辞書の使用を認めておりませんでした。

以前,電子辞書に関するブログを書いた際,現在は社会人 (28歳) になっている教え子から「今は生徒に電子辞書の使用を認めているのですね (ずるい ! ) 」とチクリと言われてしまいました。

まさに,「技術の進歩は止まるところを知らない」という言葉がぴたりと当てはまります。

 

 

中学生向けの英和辞書は,扱われている語彙数に関しては問題ないものの,他動詞と自動詞の明確に区別がなされていないなど語法の説明が弱いばかりか,例文の掲載数も多くありません。

『Genius』のペーパーバック版を購入してもらうことも検討しましたが,いずれ高校入学時には電子辞書を購入するのだから,タイミングが少し早まったに過ぎないという考えに基づいたものです。

 

電子辞書を利用させることは,重たい辞書を持ち歩かせる必要がなくなるということに加え,時間効率策の一環でもあります。

いわゆる単語の第一義のみを調べるのであれば紙の辞書で十分ですから,学習姿勢の身についていない中学生が電子辞書を使用するのは,悪く言えば「猫に小判」でしょう。

中学履修内容の修了までは紙の辞書,以降は電子辞書という流れが最適というのが私の考えです。

 

 

来月,当塾の中3生の15名が英検 3級を受検します。

 

英検に関し,当塾では各級で求められる文法事項をきちんと指導し終えてから受検させるというスタンスを取っております。

合格が目標ではなく,全単元をきちんと理解したうえで,高得点で合格を勝ち取らせるというのが当塾の考え方です。

 

ですから,未履修の単元がある状態で,問題に慣れさせて合格を目指すというような “綱渡り” の指導を当塾は行ないません。

英検準2級程度であれば,過去問や予想問題などを用いて大量の演習を繰り返せば,語彙や文法事項の理解が不足していても合格できてしまう事実があります。

“付け焼刃” の対策を重ねてまぐれの合格を続けたところで,英検 2級以上の合格を目指すとなると行き詰まってしまうことは目に見えていますからね。

 

現在の中3生は高1生の10月に英検準2級,高2生の10月に英検 2級に合格させる算段で指導を進めており,語彙や文法の指導もこれを見据えたペースとしております。

なお,現在の中2生以下の学年は上記よりも速いペースで指導を進めます。

 

 

本日,中3生に一斉で過去問を解いてもらい,生徒間で相互採点してもらった後に解説講義を行ないました。

 

65点満点のところ,1位が65点 (得点率100%),2位が64点 (得点率98.5%),3位が63点 (得点率96.9%) と続き,平均点は53.9点 (得点率82.9%) という結果でした。

当然ながら,全員が合格最低点をクリア (合格最低点は40点 (得点率61.5%)) しておりますが,得点率で平均 9割超の達成を目指してあと 2週間頑張らせようと思います。

 

9割超を目指すとなると中学校の教科書レベルを超える知識,例えば関係代名詞の whose などの知識が要求されますが,これも当塾では 7月の時点で修了しておりますから問題ありません。

英検 3級の受検に向けた学習は語彙力を上げる良い機会にもなると思いますし,しっかりと取り組ませることが基礎力の醸成にもつながり,何より高校進学後に役立ちます。

これも,当塾の考える “付け焼刃” にならない指導の一端なのです。

 

当塾の指導《小論文》

 

間もなくセンター試験まであと100日,併せて国公立大の二次試験まであと150日というところに差し迫り,大学入試に挑む全国の受験生が日々頑張っていることでしょう。

 

当塾の高3生たちも,現在は定期テスト期間中ではあるものの,それと並行して入試に向けた取り組みを進めております。

来るべきその日に向け,当塾の生徒たちも含めた全国の受験生の諸君には悔いの残らないよう頑張ってほしいと願うばかりです。

 

 

先日のブログでも紹介しましたが,当塾では定期テスト期間中や直前期であっても,高校生は通常通りの授業を行なうことがあります。

当塾は,出題範囲の狭い定期テストや課題テストにおいては過去問をベースとした指導を行なわないことはこれまでも紹介した通りですが,入試に関しては過去問に取り組ませております。

これは出題傾向や時間配分を掴むという目的に加え,それまでに長い時間をかけて築き上げてきた学習の進捗状況を確認するという目的があります。

 

ですから,当塾における入試の過去問は,直前期ではなく 3ヶ月前や半年前といった時点で取り組ませるものと位置づけております。

これは大学入試に挑む高校生だけでなく,高校入試に挑む中学生に対しても同様です。

こういうことからも,当塾は中学生・高校生とも科目を問わず早い段階で履修内容を修了するカリキュラム立てとしているのです。

(当塾のカリキュラムに関しては,中学生は『中3生 英語科全単元修了』,高校生は『また一つ』にて簡単に紹介しておりますのでご確認ください)

 

 

写真は,高3生が添削を完了した小論文のフィードバックを受けている場面です。

 

試験時間は120分という長丁場ですが,定期テスト直前期であっても週に 1本は小論文を書いて添削を受けるペースを崩さずに取り組んでいます。

こういう姿勢が非常に重要であると私たちは考えており,高1生・高2生も含め,定期テストだけで精一杯という状態であってはならないのです。

なお,この生徒は国語の成績も安定してきており,先日の全統マーク模試の国語は在籍する高校で 1位,全国でも上位でしたから,まだ慣れない小論文も頑張ってくれるものと確信しています。

 

当塾は今春も一般入試において小論文を課す慶應義塾大の合格者が出ておりますが,主要科目と並んで小論文の指導にも力を入れたことが功を奏したと見ております。

一般的な作文と異なり,小論文は問われていることに対して書き手が考えを主張し,その考えに至った理由および根拠を論じることによって,読み手に認めてもらうことを目的とした文章です。

入試で評価される小論文を書き上げるには,繰り返し練習を重ねることと,それの添削指導を受けることが非常に重要ですから,当塾の対面指導が活きる場面と言えます。

 

小論文を書く力は一朝一夕につくものではなく,長い時間をかけて熟成するものです。

これは付け焼刃の対策が役に立たないという点においても当塾の考える方向性と合致するものですから,今後も主要科目と並んで小論文の指導を大切にしていきたいと思います。

 

中学生の頑張り《前期期末テスト》

 

中学生の前期期末テスト結果が出揃いました。

 

これまでのブログでも,何度も紹介したことのある当塾の中3生。

入塾前は数学が 8点,英語が18点など 5科合計点で136点と不振だった定期テストの得点は,成長を続けて今回は数学が95点,英語が81点など 5合計点で408点となりました。

ついに400点の大台に乗せ,もちろん合計点においては自己ベストを更新。入塾以来,得点力向上は止まるところを知りません。

 

入塾前と比較して定期テストの 5科合計点はちょうど 3倍。これは,私のこれまでのキャリアにおいても最高の伸び率です。

達成には 1年を要しましたが,途中で投げ出すことなく根気よく頑張った証と言えます。

日々の授業・指導に加え,学習の取り組み方の指導と集中できる環境を提供すれば,頑張ろうという意欲を持っていさえすれば結果は出せるということを証明してくれました。

 

上記の生徒の他にも,中3生のこのタイミングで自己ベストを更新した生徒が 3名おります。

その中に,他塾から移ってきてちょうど 1年が経過し,微増を繰り返しながら前進し続けて,今回の前期中間テストで目標としてきた得点を突破した生徒がおります。

さらに,彼女の素晴らしいところは,今回の結果に満足することなくすぐさま次を見据えた行動が取れているところです。11月の後期中間テストでは,より得点を向上させることと確信しています。

 

やはり,成績向上は時間がかかるものだと改めて感じました。

上記で紹介した生徒たちが残した結果は,過去問や予想問題といった “お手軽なもの” に頼ることなく達成した得点ですから,そういったものを駆使して出した結果とは価値が全く違います。

 

 

ただ,夏の頑張りを遺憾なく発揮できて結果を残せた生徒もいれば,残念ながら発揮できず結果を残せなかった生徒がいるのも事実としてあります。

当塾では各種テストの結果を提出時には一人ひとりにフィードバックを行なっているのですが,決意を新たに次へ向かう姿勢ができている生徒もいれば、悔しくて泣き出してしまう生徒もいます。

 

一人ひとりの生徒としっかりと向き合い,それぞれが目標へ向かうことができるようサポートしていくことが私たちの責務であると改めて感じました。

とは言っても,これさえやっておけば的な “お手軽なもの” 与えるなどして楽をさせるのではなく,コツコツと “真の学力” を積み上げるサポートに徹する。

開塾以来,変わることのない当塾の決意です。

 

新しい取り組み

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本日で近隣の公立中の前期期末テストが終了しました。

 

中央中や稲羽中,桜丘中は一昨日に前期期末テストが終了しており,5科の結果が出揃った生徒もおります。

中3生は英語で100点を取ってきた生徒 (中央中) がおり,平均点は60点に満たないとのことでしたからよく頑張ったと言えます。

ただ,5科の合計点は468点に止まってしまいましたから,改めて一つひとつの完成度を高めることと,ミスなく解き切ることの重要性を伝えました。

 

この生徒は疑問に感じたことは納得するまでとにかく質問してくれますし,最近は英語の辞書を中学生用のものではなく『Genius』(大修館書店) を使っている姿を見かけます。

こういう姿勢になれば,過去問や予想問題といった “お手軽なもの” は不要というわけです。

 

これまでのブログでもたびたび申し上げているように,当塾では定期テスト前に過去問や予想問題の類は一切取り組ませません。

その場凌ぎの “付け焼刃” 学習を繰り返したところで,真の意味での学力向上は望めませんからね。運よく得点できたとしても,それは虚像である可能性が高いのです。

『当たるも八卦,当たらぬも八卦』と言わんばかりの予想問題をばら撒く行為は,もはや教育と呼べる代物ではないと私は考えます。

 

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現在,次年度より開講する “全く新しい” 英語コースの準備が佳境を迎えております。

これには今年の初めから着手しており,懇意にさせていただいている教育関連の方々ならびに専門家の方からのアドバイスをいただきながら,稼働に向けてコースの設計を進めてきました。

 

当塾の現在の英語科指導を紹介した際にも触れましたが,当塾の新しい英語コースでは高校在学中に CEFR の B2 へ到達させることを目標としています。

とは言っても英検に代表される各種検定の合格や,TOEFL 等で一定の得点帯に到達することを目標とした安易な “対策” 指導ではありません。

従来の Reading と Writing 偏重の英語教育とは異なる,Listening と Speaking も含めた 4技能をバランス良く育成して “使える英語” の獲得を目指す画期的な教育プログラムです。

 

Reading と Writing は基本的に海外の教材を活用しながら私が指導し,Listening と Speaking はネイティブの力も借りて指導を行ないます。

更なる詳細に関しては年末にリリースを予定しておりますが,会員生の保護者の方々には10月に実施予定の保護者会で先行して詳細をお伝えする予定です。

 

先述した内容との重複になりますが,付け焼刃の各種試験対策が長い目で見れば全く役に立たないものであるということは繰り返し申し上げた通りです。

英検を CEFR の B2 に当てはめると準1級となりますが,これの合格を本気で目指すのであれば,それ以前の各級をギリギリで通過しても行き詰まることは目に見えています。

準2級や 2級程度であれば,過去問やこれさえ押さえておけば的なもので乗り越えられるでしょうが,準1級あるいはそれ以上となるとそうはいきません。

 

思うこと

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7月はサマーターム (夏期講習会) の準備や,学年を問わず多くの新入塾生を迎えたことによって非常に慌ただしく過ごしておりました。

落ち着いて作成ができなかったこともあり,ブログの更新もわずか 3回に終わりました。

 

サマータームに入り,昼から夕方にかけて多くの小学生の出入りがあります。

『あすなろ学習会』を含む小学生の授業を昼の時間帯に組んでいるからというのもありますが,授業のない日に自習に来る小学生もおりますから,いい意味でとても賑やかです。

写真は小1生の授業の様子で,いつも楽しそうに学んでいる姿が非常に印象的です。

 

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サマーターム期間中,当塾の中3生の平日の授業は16時30分から22時に実施しています。

これは,東海大会 (ソフトテニス) や全国大会 (ホッケー) に出場するためにまだ部活動を引退していない生徒がいること,吹奏楽部など引退時期が秋口となる生徒がいることへの対応です。

さらには,夏休みの序盤は高校見学会が午前から昼にかけて実施されるところが多いことへの対応でもあります。

 

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上記のような制約がなく,特に予定がないという中3生は昼過ぎから続々と自習にやって来ます。

授業のある日は授業前と授業後の 4時間,授業のない日は 9時間以上ひたすら自習に取り組んでおり,夏休みに入ってから空いている日は毎日来ているという生徒もおります。

送迎などの事情で来れない生徒もおりますから自習時間数を競わせるようなことは行なっておりませんが,多い生徒だと自習だけでこの夏は既に50時間を超えています ( 8月 4日 (木) 現在)。

 

ただ,彼らは頑張っているとは思いますが,この時期は全国のどの中3生も頑張っているはずです。

頑張っているのは自分だけではないということと,ご家庭のサポートのおかげで伸び伸びと学べる環境に置いてもらっていることへの感謝も忘れてはならないと,彼らによく話しています。

 

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当塾は中3生に対し,8月15日(月) までの『 1ヶ月宿題』として写真のテキスト (左) を 2周するよう指示しており,これに取り組んでいる生徒を多く目にします。

各科とも学校で習っていない単元が多く含まれておりますが,先日のブログでも紹介したように当塾は学校準拠指導ではありませんから,生徒たちは問題なく取り組むことができます。

 

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質問は随時受け付ける形をとっておりますが,これに加えて週に 1回 (70分),質問および記述部分の添削を集中的に行なう時間枠を確保しております。

いくら数を熟しても,定着もそこそこの “やりっ放し” の状態では効果性が薄れてしまいます。

重要なのは数を熟すことではなく理解を積み重ねることですから,この時間枠もうまく使いつつ生徒たちは計画的にこのテキストを進めているようです。

 

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高校合格だけを目標とするのであれば,こういった問題集を深くやりこまなくとも (とりあえず熟すだけで) 成績向上を果たせてしまう可能性があります。

中学内容は本当に平易ですから,問題を数多く熟すことが成績向上に直結してしまうのです。

 

しかし,高校ではそうはいきません。理解の積み重ねが物を言いますし,まさに “量より質” が問われます。

当然のことながら,一定またはそれ以上の “量” を確保しつつの “質” の追求が非常に重要であり,“量” だけである程度の結果を残せる中学内容とは比にならないということです。

私たちは高校受験合格を目標に置く一般的な塾とは異なり,大学受験まで集団指導による対面教育を行なう塾ですから,中学時点からそういった指導をしておく必要があると考えております。

 

上記とは別の,授業ごとに課す宿題もあり,あとは少なからず学校から課されている宿題もある中,計画的にかつ質を追求しながら演習を進めて理解を深める作業は本当に根気が必要です。

当塾の生徒たちが現在培っているものは,高校受験に向けて役立つと言うより,高校進学後に発揮されるものなのです。

 

二次対策

 

高3生はセンター試験に向けた学習が一段落したので,各科とも着々と二次対策を開始しています。

 

例えば英語科の二次対策は毎週土曜日に実施しており,ここでは主に私が作成したテキストにて英文和訳と和文英訳の演習と講義,そして答案を回収しての添削指導を行なっております。

これが落ち着いたら長文読解や総合問題演習に入ります。

長文読解や総合問題に関しても私が作成したテキストを使用しますが,これらは大仰なものでもなければ予想問題の類でもない,あくまで基礎を徹底することに終始した内容のものです。

 

 

二次でリスニングが課される大学を受験する生徒もおりますから,上記とは別の時間を確保してその指導も行なっております。

本日は,去る 5月27日のオバマ大統領の広島でのスピーチの聞き取りと,東京大学の過去問題を用いての演習,あとは時間が余ったため慶應義塾大学の長文問題に取り組んでもらいました。

 

東京大学の入試問題は「思ったよりも易しかった」と話していた彼女ら。

実際,東京大学はオーソドックスな出題が多いですから実際その通りですが,それはこれまでに培ってきた日々の積み重ねが効いているのだと思います。

 

彼女らは中学生のころから私が指導してきた生徒たちですが,日頃からコツコツと取り組み,語彙に関しても『速読英単語 上級編』まで仕上げた頑張りが今の学力を形成しているのです。

学力および成績向上のための秘策とでも言うような  “特別な何か” に取り組んだ,または取り組ませたわけではなく,地道な努力の積み上げの結果なのです。

 

以前のブログでも触れたことがありますが,地道な努力を怠って過ごしてきた高3生に「夏からが勝負 ! 」などと謳う無責任な指導は私にはできません。

 

中3生 英語科全単元修了

 

中3生の英語科は,当初の予定通り今週で中学履修内容を修了しました。

 

来週から開始する夏期講習会 (サマーターム) で改めて全単元の復習を行ない,9月からは高校履修内容の講義,そして英文レベルを徐々に上げつつの多読および英作文演習に入ります。

上記に加えて 9月10日(土) からは週あたり50分,授業時間を追加してリスニングの指導も実施します。

これにより,高校受験はもちろんのこと,高校進学後および大学受験,さらには TOEFL や英検といった各種検定にいたるまで幅広い対応力をつけることが可能です。

 

一般的な塾がほぼ学校の進度に準拠して指導しているのは定期テストと高校受験を意識しているから,または受講生間の学力差が激しいからというのが理由に挙げられます。

あまりにペースが速いと途中から入塾してくる生徒がついていけない,または学校準拠でなければ選んでもらえないかもしれないという “商業ベース” の考えもあるでしょう。

残念なことに一般的な塾においては現実はこういったことが横行しており,高校受験の合格をゴールとしている塾であったり,高校合格実績を前面に押し出している塾はほぼこんな感じです。

 

 

以前のブログでも触れたように,当塾の中学部の指導は高校合格だけを見据えた薄っぺらいものではありません。

もちろん,定期テストで高得点を取ることに特化した指導も行ないません。それがいかに “急場凌ぎ” に過ぎないかがわかっているからです。

 

誤解のないように申し上げますが,私は中学校の定期テストや高校受験を軽視しているのではありません。

岐阜高をはじめとする上位高に進学しても伸び悩む生徒が続発する背景には,高校受験合格をゴールとするかのような意識が蔓延してしまっている現状があると私は警鐘を鳴らしているのです。

 

高校合格はあくまで通過点。

大学入試改革が行なわれる現在の中2生からは,それがより顕著なものとなります。

 

新聞チラシを折り込みます

 

明日,およそ 4ヶ月ぶりに新聞チラシを折り込みます。

 

この間,当塾は新聞チラシや戸別ポスティングを一切行っておりませんでしたが,多くの方から入塾のお問合わせをいただき,意欲の高い新たな仲間たちを迎えることができました。

特に 6月に入ってからはそれが顕著で,昨年の同時期と比較して在塾生の数はおよそ 2倍となり,塾内は日々活気に満ち溢れております。

 

受講開始にあたっては,保護者様に受講説明会をお受けいただいております。

当塾の受講説明会は一斉ではなくご家庭ごとの個別実施としており,現在は平日や土曜日の私の空き時間に受講説明会を行なっています。

対象は小5生から高2生で,小5生から中3生は入塾テストも同時実施しております (高校生は当塾の定める高校・コースに在籍している場合のみ受け入れております)。

なお,高3生は先日のブログでもお伝えしたように今期の募集を終了,年長から小4生は『あすなろ学習会』として上記とは異なる形で募集を行なっています。

 

 

説明会の際によく尋ねられるのが,当塾の宿題に関してです。

 

当塾は宿題が多いかと言われれば,量的にはそれほど多くありませんが,質的には多いと言えます。

各科とも以下の 3点をベースとしております。

 

・板書ノートの書き写し (当塾では『レビュー』と呼んでいます)

・配布しているテキストの数ページまたは数問 (英語を例にとると,各文の和訳も同時実施することや穴埋め問題であっても全文を記載するなど細かな指示あり)

・次回授業で実施する確認テストに向けた学習 (英語を例にとると,授業で提示した例文の練習と暗記)

 

上記を丁寧に熟すと,相当な時間がかかります。

問題を多く熟して得点力が得られるのは中学生までに過ぎません。高校進学後に “おかしな習慣” を残さないためにも,当塾では宿題の量ではなく質を追求しているのです。

 

なお,当塾は基本的に,どの科目もテキストの解答冊子を配布しております。

それは,○つけや実施後の振り返りを含めた一連の流れが宿題であると考えており,各生徒が後日に復習で取り組む際に必要だからという考えに基づいたものです。

ですから,闇雲に大量のページ数を課したりということはしません。問題演習が単なる “作業” になってしまっては意味がありませんからね。

 

私たちは中学生以上に対して,宿題をやってこないことを咎めることはしませんし,授業中にチェックをしたりということもしません。

宿題はやってきて当然ですし,当塾の入室テストをクリアできる生徒であれば,解答を丸写ししてくることがいかに馬鹿げた行為であるかの判断ができます。

ですから,彼らには「丸写ししてくるくらいなら宿題をやらなくてもいいよ」と話しています。

当塾の基本的なスタンスとして宿題は質問を受け付けるにとどめており,どの生徒も分け隔てなく質問をきちんと受け付けるための “少人数定員制” でもあるということです。

 

それと,テキストは手元にあるけど解答冊子は回収するという塾が多いですよね。いろいろな考え方があるとは思いますが,それは単に生徒を信頼していないだけだと私は考えます。

宿題の解説で貴重な講義の時間を割くのは勿体ないです (もちろん,必要に応じて解説すべきところは解説しています)。

教室ぎゅうぎゅうに生徒を詰め込み,宿題の解説と定期テストや模試,または入試の予想問題と称して突飛な問題演習に終始するものを,私たちは授業と捉えることができません。