先輩たちから学ぶ

 

当塾の高校部の塾生たちが机に向かう様子を見ていると,自身のすべきことに熱心に取り組んでいるのはもちろん,姿勢が良く,机上も整頓されていることがわかります。

 

併せて,写真からもわかるように,通路となるところには鞄が見当たりません。

これはトイレ等で離席する他の塾生や質問受付で机間巡視しているアルバイト講師が往来しやすいよう配慮した行動です。

 

先日のブログでも申し上げたように,彼らが中学生の頃に内申が良好だった理由は上記したような細かな所作からも納得できるものです。

たまに中学部の塾生が高校部の塾生に交じって自習してもらうことがあるのですが,先輩たちの姿からいろいろと学んでほしいという願いも込めてそのようにしているのです。

 

定期テストに向けて《中学生》

 

本日は『将来設計指導』の時間を用いて,主に中1生を対象として定期テストに向けた心構えを話しました。

 

公立高を受験するにあたって内申確保は避けて通れませんから,中1生には例年,連休明けのこのタイミングで同様の場を設けています。

今回,前期中間テスト前の中2生にも改めて同様の話をさせてもらいましたから,彼らには自己ベストを更新できるよう頑張ってほしいと思います。

 

また,今年度の中1生 (当塾14期生) は頑張り屋さんが多いので,2年前につくられた当塾の定期テストデビュー戦レコードである490点を上回る塾生が出てくることを期待しています。

 

中間テストが近づいてきました

 

長かった連休が終わり,これから中学生・高校生は定期テストの時期を迎えることになります。

 

蘇原中を除く近隣の公立中は概ね 6月の初旬から中旬の実施ですが,高校は滝高が 5月17日(水) から第1回定期テスト,岐阜高と岐阜北高は 6月 1日(木) から前期中間テストが実施されます。

新中1生 (当塾14期生) にとっては今回が初めての定期テストではあるものの,この学年は頑張り屋さんが多く,既に定員に達するなど元気の良い塾生が多いということもあり非常に楽しみです。

 

また,新高1生 (当塾11期生) も高校に入学して今回が初めての定期テストで,中学校の頃とは勝手が違いますから入念に準備に取り組んでほしいと思います。

 

 

これまでのブログでもお伝えしているように,当塾の中学部は定期テスト前に過去問や予想問題に取り組ませることはせず,指定されたテスト範囲を徹底して理解するよう促すにとどめています。

高校部にいたっては授業を止めて質問受付に終始するのみで,こちらで用意したものを演習させたりという指導は一切しません。

 

定期テストで得点することは内申を確保するための手段の 1つではあるものの,日頃の学習習慣を構築するという意味でも熱量は不可欠です。

先日のブログでもお伝えしたように大学の合格さえも通過点に過ぎないわけですから,卒業後に夢へ向かうためにも子どもたちには目標を持って毎日を過ごせるようになってほしいと願います。

 

公立高入試の得点開示《2023年》

 

現在,公立高入試の得点開示期間中であることから,新高1生 (当塾11期生) の諸君から続々と入試結果が寄せられています。

 

先日のブログでもお伝えしたように,今春は当塾から岐阜高に 5名,岐阜北高に 2名,加納高に 1名,岐山高に 1名,長良高に 2名の計11名が合格しました。

今回のブログは,直近 3か年で公立高入試において 5科合計で高得点を獲得した当塾の塾生たち上位10名を紹介します (合計点の降順・聞き取り数は24名分)。

 

[ 1位] 5科計 489点 (国語と数学が100点)《蘇原中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 2位] 5科計 485点 (英語と理科が100点)《中央中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 3位] 5科計 483点 (数学と理科が100点)《蘇原中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 4位] 5科計 473点 (英語と社会が100点)《鵜沼中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 4位] 5科計 473点 (数学が100点)《蘇原中出身》 ※ 岐阜北高に合格

[ 6位] 5科計 472点 (理科が100点)《鵜沼中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 7位] 5科計 470点 (英語が100点)《蘇原中出身》 ※ 岐阜北高に合格

[ 8位] 5科計 469点 (理科が100点)《蘇原中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 9位] 5科計 467点《蘇原中出身》 ※ 岐阜高に合格

[10位] 5科計 465点 (英語が100点)《鵜沼中出身》 ※ 岐阜高に合格

 

上記の得点はいずれも自己採点結果ではなく,高校より開示されたオフィシャルな結果です。

昨年のブログでも申し上げたように,5科合計点が460点を超えてくると何らかの科目で100点がある感じですね。

 

 

当塾は 1学年10名程度の小さな塾ですが,塾生たちが高校合格を小さな通過点と捉えることができているからこそ,上記のような素晴らしい結果を収めてくる塾生が多いのだと思います。

なお,489点を獲得したのは小4生の終わりから当塾で学んでいる新高1生で,今春の岐阜県の公立高入試は例年よりも難しかったようですから非常に素晴らしい結果と言えます。

 

彼は岐高に入学した今も当塾で頑張っており,彼には大きな夢がありますから,その夢の実現に向けて引き続き共に頑張っていこうと思います。

 

海外大へ進学 !(Arkansas State Univ.)

 

彼女は当塾に在籍する高3生 (岐阜北高) で,アメリカ合衆国にあるアーカンソー州立大学への進学が決まりました。

 

高2生の秋までは都内の大学への進学を検討していたものの,その年の冬に彼女から海外大を目指したいという申し出を受け,以降は英語を軸に個別指導へ切り替えて授業を行なってきました。

留学ではなく進学ですから英語は TOEFL のスコアが必要となるわけですが,TOEFL は国内大学の受験英語とは比にならない難易度のため,語彙の指導から見直す必要がありました。

 

私は英語科を指導する立場として自己研鑽の目的で TOEFL iBT を中心にこれまでに何度も受験してきましたから,その経験が彼女の指導に活用できたことは言うまでもありません。

ご存知の方も多いと思いますが,日本では一般的な英検や TOEIC は,こと海外大へ進学となると何の役にも立たないというのが実態です。

 

 

彼女は当塾から海外大へ進学する最初の生徒ということになりましたが,今後もおそらく彼女のように当塾から国内を経ずに直接海外大へというケースが出てくると思います。

当塾はこれからも,塾生諸君が志す多彩な進路をサポートできる塾でありたいと考えています。

 

成長し続ける卒塾生

 

卒業シーズンを迎え,小中学校や高校だけでなく各地の大学でも卒業式が挙行されています。

 

昨年のブログでも紹介したように,毎年この時期には教え子たちから卒業報告のメールをもらうことが多いのですが,本日も当塾 4期生で東大へ進んだ卒塾生からも卒業報告のメールがありました。

私たちが彼女の指導をし始めた頃はまだ小3生で 9歳でしたから,22歳になった今はもう13年以上の月日が流れたことになります。

 

東大へ進学してからは彼女とは年に 1,2回しか顔を合わせませんが,会うたびに成長していることが伝わってきますし,将来の夢に向かって着実に歩みを進めてくれていることが何より嬉しいです。

 

 

彼女からのメールは 4年間の学びの総括に加えて感謝の言葉も多く見られ,また一歩成長したことを感じさせてくれる内容で胸が熱くなりました。

 

また,日本航空宇宙学会学生賞という立派な賞をいただいたと報告がありました。

入学時から熱心に勉学に励んでいることは彼女から聞いていましたし,その頑張りを評価してもらっての受賞ですから彼女にとっても非常に感慨深かったことでしょう。

 

 

以下は彼女からのメールで非常に印象深かった箇所で,そのまま引用する形で紹介させていただきます。

 

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この四年間,自分のやりたかった勉強をとことんやりぬくことができ,とても楽しく充実した時間を過ごすことが出来ました。改めてこの大学に入学することができて良かったと感じています。

東京大学に入学してここまで成長することが出来たのは,伊藤先生をはじめみらいの先生方が,受験勉強のその先にある学びへの興味関心を引き出してくださったからです。

塾で学んだ時間はとても楽しく,その姿勢のままで大学生活を送ることが出来ました。(中略) 4月からはそのまま院に進むので,引き続き楽しむ姿勢を忘れずに研究に励んでいきたいと思います。

 

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私は塾生たちに,学習はそれぞれの夢や希望を具現化するために必要なものであり,学習する際は “楽しむ (愉しむ) 姿勢” でもって臨んでほしいと日頃から話しています。

 

彼女からのメールを読む限り,当時から私が彼女にも話していたことがきちんと伝わっていて,大学生になってもそれを実践してくれているということが本当に嬉しいです。

現在,当塾で学んでいる塾生諸君や大学へ進学した卒塾生諸君も,彼女のように “楽しむ (愉しむ) 姿勢” で学び続け,成長してほしいと心から願っています。

 

大学の合格も通過点

 

受験に挑む中高生や大学生にとって,どこに合格できたかは入学前や入学して間もない頃は重要な事柄でしょう。

 

『開塾にあたり』でも触れているように,私が最も重要視しているのは卒業後にどうなったかですから,子どもたちには大学の合格をゴールと捉えさせないように日頃から注意を払っています。

高校の合格が小さな通過点に過ぎないことは繰り返し述べてきましたが,入学した先で頑張るという観点からすれば,大学の合格も高校の合格とさほど位置づけは変わらないと私は考えています。

 

そういう経緯もあって,当塾は “ただ合格すればよい” という考えに対し,過去のブログにおいてもたびたび疑問を呈してきました。

本人の強い意志で選んだ道であれば何ら問題ありませんが,それが本人の意思を超えた “周囲” によって促されたものである場合,問題は非常に深刻ではないかと思うのです。

 

高1生 (当塾10期生) も頑張っています!

 

先日,高1生 (当塾10期生) の諸君が挑んだ英検の結果が返却され,二次試験 (面接) へ進んだ塾生は全員合格となりました。

 

昨年10月実施分の結果と合わせると,これで10期生の半数以上が英検 2級に合格したことになります。

なお,10期生は難関大を志望している塾生が非常に多いことからも,彼らには高2生の 1年間で準1級に挑んでもらおうと考えています。

 

 

以前のブログでもお伝えしたように,当塾は英検を急いで取らせることはせず,中3生で 3級と準2級,高1生で 2級,高2生で準1級を “目指すべきペース” として伝えています。

 

各級に該当する英語力が担保されていることを証明する意味でも,一次試験の得点率は 3級までは 9割以上,2級と準2級は 8割以上で合格することが望ましいでしょう。

そのため,基本的に各級で問われる文法事項の指導を修了してから英検に臨んでもらうスタンスを取っており,語彙に関しても毎週の単語テストとプラス課題で塾生たちに準備してもらっています。

 

将来を見据え,“焦らずじっくりと” が当塾の基本姿勢です。

 

学年末テスト《中学生》

 

当塾に在籍する中2生 (当塾12期生) の 2名が,学年末テストで素晴らしい結果を残してくれたのでブログにて紹介します。

 

473点《桜丘中・中2生 (通塾歴 1年11ヶ月) 》〔中1生前期中間から中2生学年末までの 8回の定期テストの平均は479.3点!〕

453点《中央中・中2生 (通塾歴 1年 5ヶ月) 》〔後期中間テストより31点アップ! (自己ベスト更新)

 

5科の合計が473点の塾生は安定感が素晴らしいのですが,今回は解答欄のミス等もあったとのことで480点を切る結果に終わってしまったことを悔やんでいました。

次回 (中3生の前期中間テスト) こそは,この塾生が 1年前に獲得した自己ベストである491点を超えてほしいと思っています。

 

もう 1名は,入塾時は 5科で320点 (中1生の前期期末) だった合計点が入塾後は388点,402点,422点と段階的に向上させ,今回はついに目標としてきた450点を超えて 5科で453点を取りました。

過去問や予想問題に縋らなくとも,学習習慣を確立すれば結果は自ずとついてくると証明してくれたことを嬉しく思うと同時に,ふと名大に現役合格した 5期生のことを思い出しました。

 

週 3日の授業に加え,週 2日の自習で積み上げた “確たる学力” は,やはり力強いなあと改めて思いました。

 

 

中学生が通う普通の塾であれは,定期テスト前は過去問や予想問題でひたすら対策し,お子さま方が高得点を取れるサポートをすることが一般的だと思います。

しかし,これまでのブログでもたびたびお伝えしている通り,当塾はそういった指導は行なわず,指定されたテスト範囲を徹底して理解するのを促すにとどめています。

 

中学部でそのように指導してきた塾生たちが高校へ進学し,大学受験で次々と大きな成果を上げてくるのを見ると,“与え続ける” ことが必ずしも成功につながるわけではないことが明白です。

 

公立高入試まであと10日

 

先日,岐阜県の公立高を受験する中3生 (当塾11期生) 13名に2022年度の入試問題を取り組んでもらったところ,彼らの平均点は442.2点となりました。

 

岐阜県の公立高入試の問題は非常に易しく,記述量が少ないことも相まって得点差がつきにくい構成のため,ミスなく熟して高得点を取り切れるかが重要になってきます。

11期生の受験先は岐阜高から長良高までと幅広いものの,彼らの得点力からすれば,例年と同様に在籍の半数以上が岐阜高と岐阜北高に落ち着くことでしょう。

 

 

当然ですが,上記した平均点は生徒たちの自己採点によるものではなく,各科とも中3生の授業担当者が添削して算出した得点です。

 

当塾の中学部の担当教員は高校部の授業も担当しており,日頃から旧帝大医学部医学科に進む塾生の添削も行なっていますから,中学生であっても特に英語と数学は厳しめに採点しています。

そういうこともあって,高校入試後に塾生たちから寄せられる開示得点結果は私たちの想定よりも高めに出てくるのが通例です。

 

当塾は高校受験対策指導をメインに行なう塾ではありませんから,この高校なら現場で何点取ればよいというような大手塾がお持ちであろう細かいデータは持っていません。

しかし,塾生たちの多くが例年とも岐阜高や岐阜北高にきちんと合格してくるのを見ると,当塾で頑張ってきた成果が現場でもきっちり出せているのだろうなあと思います。